双子座といえば、冬の空に浮かぶ仲良く並んだ二つの星、カストルとポルックスが目印の、名前通り双子の姿を象った星座です。
冬の風物詩、双子座流星群でも有名ですね。
実は、この二つの星は、双子と言いつつ、微妙に明るさが違うのをご存知でしょうか?
カストルのほうが少し暗く、星の明るさの分類では2等星。対して、弟のポルックスは1等星なのです。
双子なのになぜ?
と思いますが、これは彼らの生い立ちの物語に理由があります。
そんな仲のよい兄弟を表した双子座は、二元性を象徴し、コミュニケーション、知識や理想を表すと言われています。
そんな双子座の気になる性格、恋愛、行動パターンについてお伝えいたします。
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双子座の物語
白鳥に化けた想いを遂げたゼウス
ある日、オリュンポス山からゼウスが下界を眺めていると、泉のほとりで遊ぶ1人の美女が目に留まりました。
この女性の名前はレダ、武勇の誉れ高いスパルタ王テュンダレオスの王妃でした。
ゼウスは、さっそくこのレダに近付くために1羽の優美な白鳥に姿を変えました。
レダが泉のほとりで遊んでいると、素晴らしく美しい白鳥が舞い降りてきます。
レダが見とれていると、白鳥は親しげにレダに擦り寄ってきました。すっかり魅せられたレダが白鳥を抱き寄せると、白鳥はゼウスに変身し、見事想いを遂げたのです。
卵から生まれた双子
ゼウスの子供を身篭ったレダは二つの卵を生みました。
そしてその卵からは、それぞれ男の子二人と女の子二人の元気な子どもが生まれました。
男の子の名前はカストル(Castor)とポルックス(Pollux)。
しかし双子として生まれたこの二人には、大きな違いがありました。
兄カストルは、レダの夫テュンダレオスの血をひき人間の子どもでしたが、弟ポルックスだけが、ゼウスの血をひく不死身の体を持っていたのです。
航海の神になった兄弟
成長したカストルは、拳闘の名手。ポルックスは、馬術の達人になり、英雄と称えられるようになりました。
彼らは大変に仲がよく、いつでも一緒でお互いに助け合い、数々の冒険で大活躍しました。
あるとき海上で大嵐に遭遇した時、竪琴の名手オルフェウスが、琴を奏で神に祈ると、カストルとポルックス2人の頭上に星が現れ、途端にそれまでの暴風雨がぴたりとやみました。海の神であるポセイドンが、双子の強い友情に感動し嵐を収めたてくれたのです。
それから彼らは、航海の守り神とされ、ますます崇められるようになりました。
永遠に一緒に
ある時、喧嘩の仲裁に入った兄のカストルが矢を受けて死んでしまいます。
最愛の兄を失い、一人残されたポルックスは、嘆き哀しみ、ゼウスに自分の不死身を解き、兄カストルと共に死ねるように懇願しました。
ゼウスは深い兄弟愛に打たれ、二人を共に天に上げ、星座にしたのです。
双子座の性格と行動パターン
好奇心旺盛な社交家
仲のよい兄弟を象徴する双子座は、コミュニケーション能力に優れた性格です。
弁が立ち、話をうまく盛り上げ作り上げながら、いつも周りの人を楽しませ、上手に会話をリードします。
このため、仕事やプライベートに関わらず、周囲の人に好かれ、常に多くの友人知人に囲まれています。
また、さまざまな冒険で活躍したカストルとポルックスのように、好奇心が旺盛で、頭の回転がよく、人生のあらゆることを常に知ろう、理解しようとします。
常に世の中にアンテナを立て、多くの情報を得る努力をいといません。
駆け引き好きな戦略家
反面、かなりの気分屋です。常に多くの情報に触れているので、集中力に欠けます。
また、人生において何かに深く身を投じることは好まないため、表面的な付き合いや、場合によっては、口のうまさを利用して話を作ったり、言葉で攻撃しながら自分の理想の形に向けて周囲をコントロールしたりします。
知識が判断軸の多くを占めるため、他人に自分の理想を押し付ける理想主義者になりやすく、すぐに幻滅したり関係を切ろうとしたりします。
明るくさわやかな仮面の下には、ずるくて二面性のある理想主義者・・・それが双子座です。
双子座が幸せな人生を送るためには、愛情豊かだったカストルとポルックスにならい、長期的な視点で安定して周囲と調和していくことが重要と言えるでしょう。
双子座の恋愛
退屈さとは無縁
好奇心旺盛で知的、センスもよい双子座は男女問わずモテます。
自由を好み、束縛することも、されることも好きではないので、さわやかで心地いい関係を築くことができる星座です。
話題も豊富で流行のスポットや店などにも詳しく、いつも好奇心旺盛で退屈さとは無縁。
いつも一緒だったカストルとポルックスのように、一緒に様々な体験をしていくことで、パートナーも成長できるお付き合いができるでしょう。
移り気な理想主義者
反面、新鮮さを好み、移り気なため、すぐに興味の対象を変えてしまいます。
理想主義なので、実際のパートナーに幻滅しがちで、新しいものを求めて他の花の蜜を集めに行くことも多くあります。それが高じてくると、付き合いもセックスも遊びとしてしか求めなくなる場合も。
また、他人には完璧さを求めがちなので、心を移さないまでも付き合ううちに双子座の理想とのギャップに疲れてしまった、ということにもなりかねません。そうなっても重く不快なものからは逃げようとするため、結果的に泥沼な関係になってしまう場合も。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
双子座が、幸せな人生を歩むためには、周囲に対して理想主義をやめ現実を見ること、そして、自分の飽きっぽさを自覚して長期的な視点を持つことでしょう。
また双子座の彼/彼女、友人に対しては、マンネリ感を嫌い、新しいものに価値を持つ彼/彼女を理解して、新鮮さを失わないような存在であることが重要です。理想主義者である彼らの理想像がどんなものなのか、きちんと理解することもポイントかもしれません。
双子座やその周りの人たちが、幸運な人生を過ごすために、ぜひこれらの事を意識してみてはいかがでしょうか?
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