乙女座の性格を知ろう★気になる性格、恋愛、行動パターン

春から初夏にかけて南の空で輝く星座、乙女座。

実りと大地の女神デメテルの姿を表しており、彼女が手に持った麦の穂のところに光る1等星がスピカです。

この乙女座には、地上に四つの季節ができるきっかけとなったデメテルの愛情と悲しみの物語が伝えられています。

そんな乙女座の気になる性格、恋愛、行動パターンについてお伝えいたします。

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乙女座の物語
乙女座の性格と行動パターン
1. 勤勉で信頼できる性格
2. 潔癖症で口うるさい批評家
乙女座の恋愛
1. 冷静に相手を判断する
2. 完璧主義で人嫌いにも
まとめ

乙女座の物語

さらわれた美少女

実りと大地の女神デメテルとゼウスの間に生まれた一人娘ペルセフォネーは、白い肌に薔薇色の頬をしたたいそう愛らしく美しい少女でした。

ある日、ベルセフォネーが仲良しの少女達と野原で花を摘んでいると、ひときわ美しく大きな花を見つけました。そっとその花に近づいてみると、とても良い香りがします。周りの少女に見せようと呼んでみても、どうしたわけか誰も花を摘むのに夢中でベルセフォネーに気がつきません。

仕方なく、ベルセフォネーがその花を一人でつもうと手を伸ばした瞬間、その花の下の大地が裂け、中から陰気な顔をした男が乗った戦車が飛び出してきました。男はベルセフォネーを抱えると、彼女が叫ぶ間もなく再び大地の中に姿を消してしまったのです。

デメテルの嘆き

愛する娘が突然行方不明になってしまったことを知ってデメテルは嘆き哀しみました。草花や道端の小石にまで娘の居場所を尋ねまわり、伝達の神ヘルメスからやっとのことで冥界の王ハデスが自分の妻にするためペルセフォネーをさらって行ったことを教えられました。

そう、あの戦車に乗った陰気な男は冥界の王ハデスだったのです。

デメテルの怒りは並大抵ではありませんでした。彼女は怒りと絶望のあまり神殿の奥深くに姿を隠してしまいます。

実りと大地の女神が姿を隠してしまったのですから、地上は大変なことになりました。草花は一斉にしぼみ、作物は次々と枯れ、木々も実をつけなくなってしまいました。

冬の始まり

ゼウスはあわててハデスの元へ行き、ハデスにペルセフォネーをデメテルに返すように説得しました。

さすがに冥界の王もしぶしぶペルセフォネーを地上に戻すことに同意します。

けれども諦めきれないハデスは一計を案じました。別れの日、ハデスはペルセフォネーに冥界の思い出だといってザクロを４粒食べさせます。４粒くらいならとそのザクロを口にしたペルセフォネーは、迎えに来たヘルメスと共に地上に戻り、デメテルに再会しました。喜ぶ二人の周りから世界中の植物が一斉に息を吹き返し、豊かな大地へと戻ったと言われています。

しかし、やがてデメテルはペルセフォネーが冥界の食べ物であるザクロをを食べたことに気づきます。

実は冥界の食べ物を口にしてしまった者は、冥界で暮らさなければならないという神々の掟があったのです。

ザクロを４粒食べたペルセフォネーは一年のうち四ヶ月を冥界で過ごさなければならなくなりました。その期間はデメテルは悲しみのあまり神殿にこもってしまうので、野山も枯れ、地上に冬が訪れるようになったのです。