足を止め、振り返る年となる！ 2017年 五黄土星の運勢

2017年の五黄土星（ごおうどせい）の運勢は、離宮の位置に着座しました。

いったい、どんな運勢が待ち構えているのでしょうか？

総合運/全体運

【足を止め、振り返る年・離宮】

去年までの賑やかしい運気の後、2017年の五黄土星はストンッと別の段階に移行する運勢になります。

運気が少しずつ勢いを弱める中、いよいよいったん気の流れを止め、そこだけ時間が止まったように動かなくなります。

『写真』のような時期です。

写真は、ある時、ある時間の被写体が永遠に一枚の写真の中に閉じ込められます。

そこにあるすべてが動きを止めた瞬間、周囲は一斉にその止められた時間に注目し、さまざまな評価を下し、そうなった原因を考えます。

あなた自身も足を止め、今の自分がなぜこうなったかを考えたり、現実を受け止める努力が必要になってきます。

周囲も、写真のように止まっているあなたに注目してくるでしょう。

人は、今動いているものよりも、すでに動きを止めているものを見るほうが得意です。

止まっているものなら、じっくりと目を据えて、いろんな角度から研究できるし、評価も下しやすいからです。

動いている未来は見えなくても、過ぎ去った過去が良く見えるのは、過去は時間の壁に閉じ込められて、永遠に姿を変えず、そこに封じ込められているからです。

2017年の五黄土星は、現在と未来と過去の境目に挟まった状態で、周囲の注目を浴びやすく、他のどの年よりもあなた自身が分析され、中身を吟味される年になるでしょう。

ここ数年努力してきた方は、自身を持って前を向いて、スポットライトを浴びてください。

努力をしていない人は、それなりの評価を受け止めてください。

2017年は、『わたしは評価なんてされなくてもいい！ 』と思っていても、自然と人に見られてしまうので、少し覚悟が必要です。

恋愛運/結婚運

【縁を切り離すのに最適な時期】

2017年は、いよいよ縁の選別に入る年です。

過去の恋愛関係や未練などを断ち切ったり、本当に生涯を共に過ごせるかどうか、を判断して進むのには良い運勢です。

2017年の五黄土星は、冷静な目と分析力を備えているので、まず見間違えることはありません。

恋愛というのは勢いで進みますし、勢いがないと恋愛はなかなかできるものではありません。

その点で、2017年は運気の勢いが弱いため、恋愛のチャンスは少ないでしょう。

ただし、『この人は結婚相手としてふさわしいかどうか』を見るには、2017年ほど適した年はありません。

勢いが必要な恋愛とは違って、結婚生活とはお互いの素の部分を見つめ続け、許し合う過程の連続です。

結婚には、外見だとか趣味が合うとか、一緒にいて楽しいという表面的な部分以上に、内部の、たとえば、『この人が年老いた後、下のお世話ができるかどうか』を考える様な、現実と向き合わなければならないのです。

冷静な判断は、冷静な時期にしかできないため、今年の五黄土星は、『結婚相手はどんなひとが良いか』を考えたり、『この人とほんとに一生を共にできるのか』を判断したりする時期です。

不倫や三角関係、腐れ縁、長すぎた春、切ろうとしても切れなかった縁をスパッと断ち切りやすいのも2017年です。

仕事運/勉強運

【理想より現実を見る年】

2017年、五黄土星は運気の流れが止まって逆方向に流れ出そうとしている運勢の年です。

逆に流れる気運を人力で止めることは不可能ですので、冷静に事態を眺めてください。

この年の五黄土星の方なら、それができます。

高すぎる理想も、到達不可能な目標も、短期的には少し脇に置いて、今の自分の足元を見てください。

今あなたが立っている場所は、あなたにとってふさわしい場所なのです。

もし不満があるとしたら、その不満は周囲にではなく、あなた自身が努力を怠ったことに向けてください。

大学や進路を選ぶのも、就職先を選ぶのも、仕事内容もすべて、今は足元を見つめて受け止め、なるべく長期的な目で眺めてください。

仕事内容に不満があるから転職したい、今の成績は不満だから浪人したい、そういう短期的な視点ではなく、『この仕事をあと数年続けたらどうなるのか』、『浪人して仮に志望校に受かったとして、その先何を勉強してどんな仕事に就くのか』などを、じっくり考え直してみてください。

2017年の冷静な判断が、こののち何年もあなた自身の支えになることでしょう。

人は動き回っているときには冷静な判断はできないものです。

写真のように足を止め、周囲の評価を受け止めるとき、自分にもスポットライトを当てて、等身大の自分を捉えなおす作業を心がけてください。

財運/金運

【エネルギーとしてのお金が貯まりやすい年】

全体的に運気が下降している中、比較的良いのがこの『財運・金運』の運勢です。

運気とお金の流れは連動していて、運気が好調で上向きなときはお金も活発に出入りし、入っては出て、入っては出て、一つ所に留まりません。

2017年は、運気が停滞する一方で、貯蓄には向いています。

人付き合いでお金をたくさん使うこともなければ、何かに投資するような出来事もありません。

わずかでも貯蓄に回すことで、そのお金が重りになって他のお金を吸着することになります。

もし何かにお金を使うことがあるとすれば、読書をしたり、知識を増やしたり、そんな方向に使うことをおすすめします。

例外があるとすれば、不動産に投資することです。

不動産は底値の物件を見つけやすく、のちの値上がりも期待できるでしょう。あるいは、貴金属などにしておくのも吉です。

知識を蓄える、貴金属や不動産など財産が『そこに長くとどまる』という意味で、そういう方面に投資するのは2017年の賢いお金の使い方になります。

健康運

【重力の重さを感じるとき】

2017年の五黄土星は、何かと体が重く感じる運勢になりそうです。

新陳代謝も落ち、血のめぐりが悪くなり始め、低血圧、偏頭痛、食欲不振など、『元気のない』状態になるかもしれません。

こんなとき、過去数年のように夜更かししたり、若さを頼みに徹夜をしたりすると、あとで大変なことになります。

幸いなのは、お仕事や人間関係で、それほど忙しくならないことです。

今年は充電期間、として、自分の体力を見極め、労ることを心がけましょう。

小さい運動を日々の日課にしたり、意識的に体を温める、ヨガをするなどの工夫も良いでしょう。

ただし、ダイエットは効果が出ません。

血のめぐりが悪くなって余計太ってしまいます。

体の部位で気を付けるのは、貧血、低血圧、呼吸器、婦人科系、腎臓、男性の勃起不全などです。

赤ちゃんを望まれている女性は、ともかく体を温めるようにしましょう。

冷たい飲み物を避けたり、足を冷やさない、お風呂にしっかり浸かる、など、些細なことでも構いませんので、停滞しがちな血流を取り戻すことを心がけてください。

吉方位/凶方位

2017年、五黄土星の吉方位は、東南です。凶方位は、北東です。

2017年は、ともかく日に当たることです。日当たりの悪い、じめじめしたところは、ただでさえ滞留しがちな血液や運気をさらに停滞させてしまいます。

占い豆知識⑤ お守りやお札

お守りやお札を行く先々で買い求めたりする方を見かけます。

占いに興味がある方は、目に見えない何かの存在を感じていらっしゃる方なので、お守りを持ちたい人が確率的に多いです。

ただ、お守りやお札は、その神社の気を持ち帰るのには良いのですが、あとの保管が難しいです。

神棚があり、いつも神棚をきれいにしている家ならば、お守りをお供えすれば問題なのですが、鞄にぶら下げて汚れたり、粗末に扱われたりすると、もう神社の気は跡形もなく消え失せてしまいます。

神社の気を持って帰ろうとするよりも、その場で深く深呼吸し、その場で神様に祈りを捧げ、すがすがしい気持ちになって帰るほうが良いです。

基本的に、神社などの『気』はその場所にしかないものであり、持ち帰りは難しいと考えてください。

お守りなどを買い求めるのは、『浄財』すなわち、お金と一緒に悪い気を神様に預けて浄化してもらう感覚で行うようにしましょう。

お守りは持ち歩くよりも、神棚や家で一番きれいな場所に置いておく方が、神社の気が比較的長く保てます。

かといって、半年もしたらもう神社の気は消え失せていますから、早めにお焚きあげしてもらってください。

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まとめ

運気が停滞してしまう『離宮』では、人にも注目されやすくなります。

今まで努力していた方は、思わぬ評価をいただいくこともあるでしょう。

反対に努力を怠ったり、何かやましい面がある方は、暴かれる可能性があります。

良い意味でも悪い意味でも注目を浴びやすい2017年、あなた自身も自分に正直で素直な目を向けて、地に足を着け、これから数年の目標をじっくり考えてみてください。

浮かれているときにはできないことがたくさんあります。

こんな時の判断は、現実的かつ理性的で、間違いが少ないのです。

人は浮かれてばかりでは生きるのは難しく、冷静に客観的に事態を見つめる目を養うことも必要です。

2017年はその冷静な目を養う絶好の機会です。