2017年の七赤金星(しちせききんせい)の運勢は、坤宮の位置に着座しました。
いったい、どんな運勢が待ち構えているのでしょうか?
総合運/全体運
【春はもう間近・坤宮】
2017年の七赤金星は、凍り付いていた運気がようやく動き出すのが見えてくる運勢です。
今までのサイクルとは逆向きに、運気が外へ外へ広がっていく年なのです。
季節で言えば、二月半ばから三月の初冬。まだ寒さは厳しいものの、昼間の時間が長くなったことが感じられ、日中の日差しに、ふと春がもうすぐそこまできていることが感じられる年です。
この『坤宮』を、去年七赤金星が着座していた『暗殺剣』の年と同じく、絶不調の年と解釈される方もいらっしゃいますが、あえて、この年を『いよいよ好調期の始まり』と位置付けたいです。
かといって、まだ本調子とは程遠い時期です。
冬眠していた生き物が少しずつ土の中で動き始める感じです。
まだ寒いから眠っていたいにもかかわらず、眠りから覚めてしまって再び寝るわけにはいかない、でも体が動かなくて、イライラして、もどかしい、と思う方もいるでしょう。
でも、そんなイライラも2017年まで。
来年からは、信じられないくらい気持ちもさっぱりとして、体も自由に動くようになるでしょう。
目が覚めて活動を始めたくても、まだ思うように動けない時は、やはりリハビリが必要です。
体も動かないのにいきなり全力疾走しても、怪我の元になってしまいますよね?
2017年には、数年後の絶好調期に備えて、長期計画を立て、数年後に幸運がつかめるように準備するのに最適の年です。
今まで氷の中に閉じこもっていたけれど、ようやく氷が解け、未来に向けて動き出すことができる、そんな解放感を十分に味わって、この年を楽しんでくださいね。
恋愛運/結婚運
【縁の種を蒔いて緩む年】
2017年の七赤金星は、縁の種を蒔くためにともかく体を動かす運勢になりそうです。
この年に恋愛相手を見つける、とか、結婚するんだ、と意気込むよりも、広く浅く、人との縁をゆるく結んでおく感じです。
ここ数年のように、自分の内部にこもって自分を磨くだけでは物足りなくなりますし、周囲からも少しずつお誘いがくる年になるでしょう。
この年には、意中の人を一人に決めるよりも、異性といたら楽しい、異性ともっと触れ合いたい、という素直な気持ちを表に出して、少しガードを緩めてみてください。
運勢的にも雪解けの年ですので、カチコチになっていた気持ちも緩み、柔らかさが増して、異性もあなたに近づきやすくなります。
これまでの人生で、異性とあまりお付き合いがなかったり、お付き合いがあっても結婚に至らなかった人には、ひとつの特徴があります。
それは、もっとも身近な異性である両親や、異性の兄弟姉妹との関係を軽視して、気遣いを忘れている人々である場合が多いのです。
恋愛運、結婚運を上げるのに最も有効で、最も大事なことは、身近な異性である家族に思いやりの気持ちを持ったり、連絡を取ったりしてあげることです。
それだけで、恋愛運がグーンとアップします。
特に、この『坤宮』では、母親というキーワードがクローズアップされる年でもあります。
家族の異性を顧みない人と『マザコン』は、実は同じ人種です。
母親のことを一人の人間として見ることができない、自分を世話してくれるのが当たり前の『母親』としてしか見られない人なのです。
2017年は、特に身近な異性を一人の人間として尊重し、恋愛運、結婚運の基礎固めをしてください。
そうすることによって、数年続く好調期に、理想の縁にめぐりあえるでしょう。
仕事運/勉強運
【長期計画を立てるのに最適】
去年までは、ひたすら自分の内側に気持ちを向けて、精進を重ねる時期が続きました。
仕事が順調にいかず、転職や独立を考えたり、何もかも投げ出したい、と思うときもあったかもしれません。
逆にそういうときこそ、周りの評価を気にせず何かに打ち込めるものです。
2017年の七赤金星は、まだ外部から評価を得られる運勢ではありません。
ただし、長期計画で、三年から四年後をめどに何かを成し遂げようとする場合は、最高の星回りになります。
この年に高校に進学して大学受験に備えたり、あるいは三年後の独立を目標に仕事を覚えたり、そういう準備期間を設けるのに良い年です。
来年になると、自分の内部に知識や経験を蓄積するよりも、外部に求められることをして忙しくなってしまいます。
今年はまだ、外部の人々はあなたの内側にある輝きを見つけられずにいます。
あなたはひたすら、内部に輝きを秘めながら自分だけのために頑張って良いのです。
運気が上向くのと同時に、周囲から注目されたり、要求されたり、何かと集中できない状況にもなってきます。
一方、2017年は運気は好調とは言えない分、これからの自分のために時間を捧げ、自分に投資することが許される年です。
そういう意味では、とても贅沢な年になります。
周囲に振り回されて忙しくなったら、この年に何かに打ち込んだこと、打ち込む時間と環境があったことを思い出して、あのころは良かったなあ、と思うことでしょう。
時間を無駄にしないよう、しっかり励んでください。
財運/金運
【自分に投資することが許される年】
基本的に、運気が強く勢いがあるときは、お金の出入りが激しく、出て行くお金も多くなります。
2017年の七赤金星は、運気の波がようやく動き始めたときです。
運気の流れも、お金の流れも、ようやく風に乗り始めたばかりですので、お金はどっしりと腰を落ち着けて、出て行くことも入ることも少ないでしょう。
数年後には、お金は羽が生えたように飛び立っていくし、またどこかから流れ込んできます。
そうなる前の静かな時間が、この2017年です。
この年は、自分のためにお金を投資して良い、貴重な運勢の年になります。
今までやってみたかったことで、お金のことを思って諦めていたことがあったら、ぜひ投資してみてください。
資格を取るためにスクールに通ったり、短期留学をしたりするのも、おすすめです。
あるいは、勇気のいることですが、贅沢な旅を経験したり、リスクの高くない定額積み立ての投資を始めるのも良いでしょう。
貯蓄運はどちらかというと、去年までのほうが良かったので、今年からは『上手に賢く、自分のためにお金を使う』ことを考えてみてください。
これから数年は、お金を貯めようとしてもなかなか貯められない星回りになるので、自分なりの『お金の使い方』をマスターしておいたら後々に役立ちます。
お金は天下の回りモノです。
賢く使ってこそ、お金も喜んで、またあなたの元に戻ってきてくれるのですから。
健康運
【血のめぐりが回復する年】
去年までとは違い、少しずつ体温が上がるような昂揚感を感じる運勢になります。
去年は低血圧、血管のつまり、うつ病などの陰にこもる病気に注意すべき星回りでしたが、2017年からは、陰の気が少し中和され、過ごしやすくなります。
朝起きるのが辛かった人も、貧血気味の人も、今年は体が動きやすいでしょう。
去年まではそんなに不調を感じていなかった人も、今年、体が動くようになってようやく、『低血圧はつらいな、太陽の光を浴びないとだめだな』と、改めて健康の大切さを噛み締めるようになるでしょう。
人は、自分が不調の時、あまり自覚しないものです。
不調期間を過ぎてしばらくしてから、ようやく、『あのときは本当にだるかったんだな、体に気をつけて二度とあんなふうにならないようにしよう』と自覚できるのです。
2017年は、去年までの不調を振り返り、体を大事にする、不調にならないように予防する、などの気づきが得られるでしょう。
『朝のうちに太陽の光をたくさん浴びる』ことで、目覚め始めた体がさらになめらかに動くようになりますので、ぜひ試してみてください。
吉方位/凶方位
2017年、七赤金星の吉方位は、西北です。凶方位は、東南です。
真昼間から午後にかけての時間帯は、この年の七赤金星の人にはまだ刺激が強すぎます。
日が西に傾いて以降に、ゆっくりと大事なことを決めるようにしましょう。
占い豆知識⑦ 音による厄払い
九星気学に興味を持つ人は、方角の大切さや、気の巡り、運気の巡りに敏感な方ですよね?
風水や、厄年、厄落としなども気にされることが多いと思います。
旅行先や職場で、どことなく気持ちが悪い、と感じたら、そこには陰の気がこもっているかもしれません。
そこで手軽にできるのが、『音』を使った厄払いです。
陰の気がこもっていると、そこに悪いエネルギーが蓄積しがちになりますので、そこで、パンパンっと柏手を打つだけで、陰の気が分散されます。
鈴の音のような余韻が響く音も厄払いになります。
神社にいって柏手を打ったり、お寺さんが鐘を撞いたりするのは、『音』による邪気を払う効果を、日本人は昔から知っていたからです。
普段からきれいな音が鳴る鈴を持ち歩いたり、柏手を打ったりするだけで、澱んだ空気が動き、そこにあるかもしれない邪気が分散されます。
気軽に厄払いができますので、試してみてください。
他の豆知識にも興味がある方は、こちらもどうぞ。
占い豆知識① 凶方位を避ける方法 ~方違え~
占い豆知識② 現代版『佑気取り』
占い豆知識③ 方角と風水
占い豆知識④ 線香とろうそく
占い豆知識⑤ お守りやお札
占い豆知識⑥ 厄落とし
占い豆知識⑦ 音による厄払い
占い豆知識⑧ 厄には大きい小さいはない
占い豆知識⑨ 塩は最強の浄化アイテム
まとめ
暗闇の中を抜けてきた2017年の七赤金星は、この年でようやく、東の空が少し明るくなったのを感じることができ、ほっと一息つけます。
不調の真っただ中にいるときは気づかなかった、さまざまな悩みから少し解放されます。
2017年は、ちょっとしたリハビリ期間と考えてください。
寝たきりだった人は、リハビリをしないと歩けるようにはならないですよね?
2017年は、まだ思うようにはなりませんが、少しずつ、調子が出て来たことが実感できますし、体の内側から意欲が涌いてくるのも感じられるでしょう。
意欲が涌いてきたからといって、リハビリなしに動き回るのは危険です。
やがて来る『好調期』のために、ともかく準備を怠らないことで、運気の波に上手に乗ることができます。
人生は、波乗りみたいなものかもしれません。
波が静かなときは座って本を読み、波が高くなれば帆を張って進めばいいのです。
運気を味方につけて生きれば、がむしゃらに船をこぐよりずっと効率的に、遠くまで船を進めることができます。
七赤金星の性格の特徴や恋愛傾向を知りたい方は、こちらが参考になります。 >> 自信家で欲張り!? 七赤金星の性格の特徴と恋愛傾向6つ
2018年の七赤金星の運勢は、こちら >> 上昇気流に乗り始めた! 2018年 七赤金星の運勢