最近なんだかつまらない。
心の中が意味もなくもやもやしてすっきりしない。
このような悩みをもっていらっしゃる方におすすめしたいのが、滝行です。
滝行と聞くと、なんだかとっつきにくそうなイメージがあるとおもいますが、決してそうではありません。
日帰りプランや、宿坊に泊まっておいしい精進料理をいただくプランなど、女性向けのプランが増えています。
いま滝行におおく通われているのは、30代~40代の独身女性です。ともだち同士で行く方もいれば、1人で行く方も多いです。
なにはともあれ、滝行とはどのようなものなのか、どんな効果や注意点があるのか、詳しくお伝えしていきます。
滝行の効果
滝は、ご存知のとおり、大自然が作り出したものです。
あの有名なナイアガラの滝やイグアスの滝など、滝は見るだけで人々を圧倒させる力をもっています。
滝を使わせていただくとき、普段いかに自分がいろんなものに守られているかを肌で感じることができるでしょう。
(念のためですが、ナイアガラの滝ややイグアスの滝では、けっして滝行をしてはいけません。滝には鑑賞する滝というものがあるのです。あとに述べますが、滝行に適した滝がちゃんとありますので、それを参考におこなってくださいね)
ふだん何気なく生活しているとまったく気がつかないことなのですが、私たちはつねに文明の利器に守られて生きています。
衣服で身体は守られ、エアコンで寒さ暑さを調整でき、家で雨風をしのぐことができます。
レトルト食品や加工食品ほか、たべものが満ち溢れ、飢えることもありません。
電子レンジを使えば、簡単に食べものに熱を加えられます。
しかし、大自然の中に入るだけで、これまでの生活とはまったく違った感覚を見つけることができるでしょう。
科学的にみても、滝行が脳内でドーパミンを出すことが証明されています。
その結果、『インスピレーションが得られる』、『気分が爽快になる』など、精神的な変化がおこります.
また、滝に打たれて1分ほどで、脳内にセロトニン物質が出るといわれています。
このセロトニンは、脳内の深層意識を活性化させるとともに、脳内のホルモンバランスを整え、爽快な精神状態にさせてくれる物質として知られています。
滝行の注意点
一般に広く知られるようになった滝行ですが、あらかじめ知っておかないと命にかかわる危険にみまわれてしまう可能性があります。
日本の名瀑(めいばく)100選といわれるほど、日本には美しい滝がたくさんあります。
しかし、どの滝でも打たれていいというわけではありません。
かならず管理された滝でおこなってください。
お寺や神社で滝行をやっていますので、そこで申し込んで参加してください。
そして、初めて滝行をおこなうときは、冬ではなく夏にしてください。
気力がなくても体力があるときに参加してください。(気力は滝行が補ってくれます。)
準備するものは、滝を管理しているお寺や神社によってさまざまですので、そちらのHPを確認するか、問い合わせをしてみてください。
白装束を着て、マントラを唱えながら滝に打たれるのですが、ほとんどの場合、白装束は貸していただけますし、マントラも丁寧に教えていただけます。
いちど滝に打たれると、くせになってリピーターになる方も多いです。
お寺や神社が管理していても、その宗教に入っていなくてはいけないということもありません。安心して滝に打たれてみてください。
首都圏で滝行をやっているところを記しておきますので参考にしてください。
足柄修験の会(神奈川)
まとめ
とっつきにくい滝行ですが、いかがでしたでしょうか?
何はともあれ、まずは、あなた自身が、滝行の奥深さを体験・体感してみるしかないでしょう。
滝行に足を踏み入れるまでの重さは、きっと滝がすべて流してくれます。
こころの重さも、これまでつまらないとおもっていた日常も、まるでちがう世界にみえることでしょう。
あなたが心のどこかで、滝行をやってみたいと本当に思ったとき、きっと滝のほうがあなたを呼んでくれることでしょう。