生霊とは、飛ばした本人が亡くなっても、そのまま憑き続ける、という恐ろしいものです。
生霊は、その人の『念』の塊であり『魂のかけら』でもあるので、本人の肉体が生きていようが、力尽きようが、関係なく独立して憑いています。
もちろん、飛ばした本人は気づいていません。
飛ばされた本人も、気づくことは少ないでしょう。
身体的な不調なのか、霊的な不調なのか、分かりづらいのが、生霊の霊障(れいしょう)なのです。
生霊が憑いているかどうかの判別方法をひとつお伝えしますね。
それは、好きでもないのに、ずっと頭から離れない人がいるかどうか?
もしいたならば、それは、その人から生霊をもらっているのかもしれません。
生霊をもらうと、四六時中、その人のことばかり気になってしまうのです。
これからお話する、生霊を追い祓う対策は、相手からもらう生霊に対してだけでなく、自分から生霊を飛ばさない対策についても、お伝えしていきます。
生霊は汚い部屋がお好き!? お掃除で退ける
生霊と掃除?? とお思いになる方もいらっしゃるでしょう。
でもこれが、すごく関係するんです!
生霊は、あなたの足を引っ張りたいがために憑いています。
部屋が汚い、ということは、友達を家に呼んだりできませんよね?
女性なら、なおさら、人の家ばかりに行く、という行為は嫌われてしまいます。
この『お掃除がイヤイヤ病』の罠にはまってはいけません。
生霊は、あなたを孤立させたいのです。
それに、ホコリは悪霊のベッドとなります。
死霊でも生霊でも、ホコリは大好きなので、ささっと掃除してしまいましょう。
お墓参りで、ご先祖強化! 礼に始まり礼に終わる『心構え』
一般的に、お墓参りと言うと、お彼岸やお盆に行くことが多いと思います。
でも、ここでちょっと考えてみてください。
もしあなたに
『いつもありがとう。このお花どうぞ。お饅頭も食べてね。』
と、尽くしてくれる人がいたらどう思いますか?
自分も、この人の役に立ちたい、困ったときは力になりたい、と思うのではないでしょうか?
これは、ご先祖様も同じなのです。
魂になると、お線香の煙を食べると言います。
お線香をあげたり、故人の好物をまつったり、お墓をきれいにすると、ご先祖様も『この子のために頑張らなきゃ! 』とお思いになるのではないでしょうか?
お墓参りは、ご先祖様への礼儀ですが、その礼儀すらできていないようでは、見捨てられはしませんが、やはり、いざという時に、差は出てくるでしょう。
粗塩対策は効かない!? 退治方法の違い
『魔除けには塩』は、常識中の常識!
玄関先や、トイレやお風呂などの水場にも、よく置かれていますね。
しかし実は、粗塩は、生霊にはあまり効果を発揮しない、と言われています。
説はいろいろとありますが、生きている人間は、塩分をミネラルとして必要とし吸収するため、生霊には効きにくいのではないか、という説が有力です。
では、何が良いのか…? というと、代わりに、ホワイトセージを焚いてみてください。
ホワイトセージは、ネイティブアメリカンのあいだで、儀式や魔除けとして、はるか昔から使われているもの。
受け皿に貝を使用し、水晶のさざれを少々入れ、いぶすときに鳥の羽を使用することで、『水・地・火・風』の四精霊のお力を借りることが出来ます。
パワーストーンのお店に販売していますし、安価で手に入ります。
内観で、波長をアップ! 相手と波長の差をつけよう
『他人は自分の鏡』と言います。
生霊を飛ばす人は、人のせいにするのが大好き。
厳しいことを言うようですが、そもそも、生霊をもらうこと自体、あなたの魂は、その程度のレベルだということを自覚してください。
生霊を飛ばした人と同じなのです。
しかしこれは、あなたのこれからを左右する、大切な学びでもあります。
生霊の怖いところは、あなたの考えをも乗っ取ってしまうこと。
急に、考え方が意地悪になったり、他人を貶めようと考えたり、自分らしくない行動をとったりするならば、まず憑かれていることを疑ってください。
誰の生霊なのかを、知る必要はありません。
もし知ってしまえば、それは呪い返しになってしまうからです。
生霊を飛ばした本人は、絶対にあなたの行動を見ています。
なので、『意地悪したい』と思ったときには、内観をし、自分と向き合い、何が原因でこの人に意地悪をしたいのか? を分析しましょう。
必ず、自分の反省点が見つかるはずです。
生霊に左右されないように、自分と向き合って内観することで、波長を上げるのです!
愛で返そう! 生霊を笑顔で送り出せ
生霊は、波長を上げようとするあなたを、全力で阻止しようとするでしょう。
あなたがキラキラと輝くのが羨ましくて、生霊を飛ばしてきたのですから、足を引っ張りたくて仕方がないのです。
生霊が憑くと、ぼーっとしてしまい、体がだるくなってしまいます。疲れているということは、憑かれているということ。寝ても回復しません。
しかし、負けてはいけないのです。
先程、自分と向き合う対策を、お伝えしました。
憑かれていても、人には笑顔を向けるあなたのもとに、生霊がいられるはずがないのです。
自分との差を見せつけられ、すごすごと離れていくでしょう。
ここで、生霊を飛ばしてきた相手が分かったとしても、責めてはいけません。
この学ぶチャンスがあったからこそ、あなたも得られたものがあるのですから。
そして、妬まれるくらい、あなたは魅力的だということです。
それを発見させてくれたのですから、感謝してもいいくらいですよね?
妬みに振り回されない! 持っていないものを数え始めたら…
波長を上げるということは、相手と差をつけるということ。
あなたを妬んで、生霊を飛ばしてきた人と、同じ感情に振り回されてはいけません。
生霊が憑くと『あれも欲しい、これも欲しい』と、欲望ばかりが渦巻いて、持っている人を妬みます。
そして、持っていない自分を嫌います。
これでは、生霊の思うままに、操られてしまいます。
生霊は、あなたの足を引っ張って、同じ奈落に引きずり込もうとしているのですから、思い通りになるなんて、面白くない!
そんなときは『いいところ探し』をしてみてください。
もしかしたら、最初は生霊のせいで、うまくいかないかもしれません。
しかし、ひとつでも、自分や友達や家族のいいところを見つけたら、すごく心が満たされるはずです。
生霊は、満たされることがないがために、憑いているのですから『ない物を数えても自分は満たされない』ということを自分に落とし込みましょう。
寝る前に、今日のヨゴレを一斉浄化! クリーニングの極意
寝る前に、今日一日を振り返ってみてください。
嫌だったこと、恥ずかしかったこと、自分の嫌なところ、人の嫌なところ。
楽しかったこと、良い行いができたこと、嬉しかったこと、美味しかったこと、無事に過ごせたこと、感謝出来たこと。
いろいろ思いだせると思います。
浄化のコツは、悪いことより、良いことをひとつでもいいので多く発見すること。
そして、目をつむって、自分が金色の光に包まれるイメージをします。
『浄化』という言葉で、水の流れを想像する方は、きらめく滝のイメージもいいでしょう。
ついでと言っては何ですが、嫌がらせをする人・嫌いな人も、同じようなイメージで包んであげてください。
今まで書いてきたことを実践できると思ったあなたは、生霊を飛ばしてくる相手にも、愛を分け与えることができるはずです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
生霊は大変怖いものですが、愛があれば、生霊なんて簡単に退治できることが、おわかりいただけたかと思います。
そして、愛に溢れたあなたが、生霊を飛ばすなんてこともないでしょう。
生霊は自分の魂のかけら。
人は、欠けたものをを探しに生まれてきているのですから、それ以上欠けちゃうと、なんだか損をしている感じがしませんか?
しっかりと自分を見つめ、内観をし、与えられた愛を数えていきましょう。