ついつい夜ふかし、朝はなかなか目が覚めなくて、日中もダラダラなんてことありませんか?
こんなことを積み重ねていると、自律神経が乱れがちになり、心や身体の不調につながっていきます。
その影響で、お肌は当然ですが、脳や血管までも老けさせてしまうのです。
ほんの少し生活リズムを改善するだけで、心や身体を健全な状態をたもつことができます。
今は大丈夫でも、生活のリズムの乱れは、数年後に心や身体にあらわれます。
5年後、10年後の自分のために、今から生活リズムの改善を始めましょう!
生活リズムとは?
人間の体内時計は、25時間サイクルで動いているということを聞いたことはありますか?
1日24時間なのに? と思いますよね。
実は、太陽の光を浴びることで、私たちの体内時計は、毎日リセットされて、24時間サイクルで動くことができています。
ですから、たとえば、12日間全く太陽の光を浴びずに生活すると、体内時計が12時間ズレることになりますので、昼夜が完全に逆転することになります。
太陽の光を浴びることは、地球のサイクル24時間にあわせて生きていくために、すごく重要ですね。
ちなみに、この24時間周期のリズムは、『サーカディアンリズム』と呼ばれています。
起きる時間で生活リズムを改善する
眠る時間よりも、起きる時間が大切です。
なぜかというと、眠るときには、メラトニンというホルモンが必要だから。
このメラトニンは、太陽の光に反応します。
そして、太陽の光が目に入ってから、約15時間後に分泌されます。
つまり、わかりやすくいうと、起きる時間が、眠る時間をきめるのです。
ですから、同じ時間に起きることが、生活リズム改善の第一歩となるのです。
食事で生活リズムを改善する
朝食を摂る。
なによりも、朝食が、食事のなかでもっとも大切です。
朝食では、糖質、タンパク質、脂質を摂ると、代謝がよくなるので、太りにくくなります。
そして、午前中の身体に栄養をしっかりと届けてくれるので、体温を適度に上昇させ、ガンの予防にもなります。
朝食で、心と身体を目覚めさせ、あなた自身のエンジンをONにしましょう。
また。朝食を摂る時間も大切です。
生活リズム改善のためには、なるべく同じ時間に朝食を摂りましょう。
活動で生活リズムを改善する
あなた自身のエンジンがONになったら、活動開始です。
日中は、背筋をのばし、活動しましょう。
活動するのは、身体だけでなく、脳も大事です。
身体も脳も両方、同じくらい動かすことが必要となります。
脳を多くつかったあとは、帰りにちょっと寄り道しながら身体をうごかしましょう。
身体を多くつかった日は、本を読んだり、簡単な計算をするだけでもOKです。
好きな雑貨や洋服などを見るだけでも、有酸素運動になります。
電車に貼ってある広告を読むだけでも、脳の運動になります。
生活リズム改善のために、あなたに合う、活動方法をさがしてみましょう。
休憩で生活リズムを改善する
午後、15~30分くらいの休憩をとるのも、生活リズムには必要です。
15分くらいのウトウト睡眠も効果的です。
コツは、休みすぎないこと。
ベッドなどで横になってしまうと、休憩をとったあとに、活動しにくくなります。
活動しにくくなると、せっかくの休憩が生活リズムをみだしてしまうこともあります。
少し疲れがとれる程度に、休憩をとりましょう。
この休憩をうまくとりいれると、夕方からの身体がかわってきます。
生活リズム改善には、上手に休養をとることも必要なのです。
自分にご褒美で生活リズムを改善する
休憩時間や、仕事の終わったときに、自分にご褒美をあげましょう。
大好きなスイーツを食べるのも良いですし、好きな音楽を聞く、好きな場所に立ち寄るなども良いです。
生活リズム改善には、ストレスを発散することも大切なポイントとなります。
一日の中で、自分がホッとできる時間をつくりましょう。
あなたがホッとできる時間が、生活リズムをさらに良質なものにしてくれます。
入浴タイムでリセットして生活リズムを改善する
生活リズム改善には、入浴タイムも重要な役割をはたしています。
入浴は、身体をきれいにするという意味だけでなく、その日、受けた気の流れをリセットする意味もあります。
そして、お湯につかることで、体に適度な水圧がかかり、リンパや血液のながれをよくし、体内の老廃物もながしてくれます。
さらに、ぬるめのお湯につかることで、副交感神経が優位となり、リラックスをうながします。
ぬるめのお湯に、ゆったり15分くらいつかり、心と体をリセットしながら癒しましょう。
寝る前の習慣で生活リズムを改善する
睡眠の質を良くすることも、生活リズム改善に大きく影響します。
睡眠は、眠っている時間よりも、眠りの深さがもっとも重要です。
そのためには、眠りにつきやすい状態をつくるのが、ポイントです。
眠りやすい状態を作るには、眠る前の習慣を改善すると良いです。
眠る30分前から同じ行動を毎日、くりかえすのです。
そうすることで、脳が記憶し、眠りにつきやすくしてくれます。
おすすめの習慣は、
- 2~3ページくらいの読書
- 緩やかな音楽や音を聞く
- 軽いストレッチ
- ボディクリームなどでのボディケア
- アロマの香りを嗅ぐ
などです。
また、寝つきがわるいときには、香りの良いクリームやオイルで、足のケアをすると良く眠れます。
照明も、眠る30分前から、少し落とすと、より眠りにつきやすくなります。
蛍光灯やLEDの強い光、さらに、スマホなどは、メラトニンを抑制してしまうので、さけましょう。
ぐっすりと深い睡眠をとることで、眠っているあいだに、心と身体を修復してくれます。
深い眠りは、次の日の行動やすっきりした目覚めをみちびきます。
毎日の睡眠の質が、生活リズムを円滑にしていきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
生活リズムを改善するだけで、5年後、10年後のあなたの状態がかわってきます。
心や身体は、生活リズムでつくられるのです。
生活リズムを整えるだけで、健康な心と身体だけでなく、自然と痩せやすい体にもなってきます。
あなたは、どんなふうに年を重ねていきたいですか?
最近、『健康寿命』という言葉をよく聞きます。
どうせ長生きするなら、健康で長生きしたいですよね?
あの世に逝く直前まで、健康な心と身体をキープしましょう。