今年もこの季節がやってきた・・・
冬は本当に苦手!!寒いとすぐに手足がひえちゃう。
そんなふうに毎年、冬がくるたびに悩んでいませんか?
色々試してみたけれど、冷えが一向によくならないと悩んでいるなら、その原因は、あなたの普段の食べ物、飲み物にあるかもしれません。
あなたは、冷え性を改善する食べ物、飲み物、栄養素を知っていますか?
もし、冷え性を改善するには、ただ温かいものを食べればいいと思っているようなら、これからもずっと冷えとはサヨナラできないでしょう。
冷えに負けない体づくりは、毎日の食生活の中身がすごく重要です。
冷えを改善する食べ物、飲み物についてわかりやすくまとめましたので、活用してみてください。
冷え性を改善するために必要な6つの栄養素
毎日食べる物を栄養素で考えたことはありますか?
おそらく、ほとんどの人が意識せずに食べているはずです。
しかし、冷え性を改善したいのであれば、最低限知っておくべく栄養素が存在します。
それが、次の6つです。
この6つの栄養書は、冷え性を改善するために必要な栄養素になります。
1.タンパク質
私たちの体は、タンパク質でできています。
体の機能を正常に保ち、円滑に動かすためには、このタンパク質が欠かせません。
さらにタンパク質は、自らの体を自らで守る「恒常性」を正常に保つための自律神経を働かせるためにも必要です。
タンパク質をしっかりと摂り、筋肉の熱代謝が円滑に行えるようになれば、体が温まりやすい状態となります。
タンパク質が多く含まれる食品は、肉、魚、卵、大豆製品、乳製品です。
2.ビタミンB1、B2
水溶性ビタミンのB1とB2は、「三大熱量素」と呼ばれる、私たちのエネルギーを生み出す、糖質、タンパク質、脂質をエネルギーに変換する時に必要とされます。
ビタミンB1が多く含まれる食品は、豚肉、レバー、豆類、たらこ、ブロッコリーなどです。
ビタミンB2が多く含まれる食品は、レバー、うなぎ、魚卵、納豆などです。
3.パントテン酸(ビタミン5)
パントテン酸(ビタミン5)は、ホルモンや免疫抗体を作る時に使われるビタミンです。
自律神経を正常に整えたり、ストレスがかかった時にストレスを和らげるホルモンをつくるのにも欠かせない栄養素です。
パントテン酸が多く含まれる食品は、レバー、卵、天日干しの干し椎茸、納豆、肉、魚などです。
4.ビタミンC
ビタミンCは、ストレスをうけた時にストレスを和らげるホルモンをつくるのを促します。
また、ビタミンCには自律神経を円滑に動かす役割もあります。
貧血の改善にも役立ち、鉄分と一緒にビタミンCを摂ると、鉄の吸収がよくなるといった効果もあります。
ビタミンCを多く含む食品は、ポンカン、赤や黄色のピーマン、ケール、ブロッコリーなどです。
5.ビタミンE
若返りや抗酸化で有名なビタミンEは、血液の流れをよくしたり、血液をサラサラに導きます。
血液循環がスムーズになると。体の末端まで血液が十分にいきわたることになるので、冷えが改善されるのです。
ビタミンEが多く含まれる食品は、ナッツ類、魚卵、うなぎ、カボチャなどです。
6.鉄分
貧血傾向だと、血液中のヘモグロビンが不足します。そうなると、全身に酸素がいきわたらない状態となり、細胞は必要な栄養が得られません。
それが体の症状としては「冷え」としてあらわれます。
これを改善するためには、鉄分を体に補給して血液中の酸素が十分になるようにしてあてる必要があります。
鉄分を多く含む食品は、レバー、赤身の肉、牡蠣、卵、海苔、大豆製品です。
冷え性改善には、これら6つの栄養素が欠かせません。
お買い物のときに、栄養素を意識することができれば、冷え性の改善はもちろん、普段の食生活を見直す、よいきっかけにもなるでしょう。
冷え性を改善する食品、食材
食品や食材には、体を温める食べ物と体を冷やしてしまう食べ物があります。
冷え性を改善するために、体を温める食品や食材を選んで食べるようにしましょう。
冷え性を改善する食品、食材
体を温める食品、食材の特徴は、次の4つです。
- 冬が旬のもの
- 寒い地域が原産のもの
- 暖色のもの
- 水分が少ないもの
この4つに当てはまる具体的な食品、食材は下記になります。
- 人参
- レンコン
- かぼちゃ
- かぶ
- ニラ
- 玉ねぎ
- 牛肉
- レバー
- 鶏肉
- ラム肉
- マグロ
- 鮭
- サバ
- 牡蠣
- 生姜
- にんにく
- 唐辛子
- 黒砂糖
- 塩
- 味噌
- 醤油
体を冷やしてしまう食品、食材
体を冷やしてしまう食品、食材の特徴は、次の3つです。
- 夏が旬のもの
- .温かい地域が原産のもの
- 水分が多く含まれているもの
この3つに当てはまる具体的な食品、食材は下記になります。
- キャベツ
- レタス
- きゅうり
- ナス
- トマト
- セロリ
- 大根
- もやし
- 豚肉
- あさり
- しじみ
- はも
- 白砂糖
- マヨネーズ
- お酢
- 化学調味料
最近は一年中、夏が旬の食材がスーパーで販売されているため、意識しないで買ってしまうと、ついつい体を冷やしてしまいます。
食材を選ぶときには、
- 色が暖色系か
- 冬が旬のものか
この2点だけでもチェックするようにしてください。
そうするだけで、体を温める食材を上手に選ぶことができます。
食材選びは、冷え性を改善するために、とても大切なキーポイントですよ。
冷え性を改善するくだもの
くだものにも、冷え性を改善するくだものと体を冷やしてしまうくだものがあります。
冷え性改善のためにメイン料理の食品や食材に気をつける人は多いですが、くだものを見落としている人が案外多いです。
くだものも食材、食品と同じで、寒い地域が原産のものは冷え性を改善し、温かい地域が原産のものは体を冷やしてしまうことを知っておきましょう。
冷え性を改善するくだもの
冷え性を改善するくだものの代表的なものは、下記になります。
- オレンジ
- みかん(食べすぎると冷える)
- リンゴ
- あんず
- イチジク
- プルーン
- ブドウ
- サクランボ
- 桃
体を冷やしてしまうくだもの
体を冷やしてしまうくだものの代表的なものは、下記になります。
- スイカ
- バナナ
- パイナップル
- マンゴー
- キウイ
- メロン
- 梨
- グレープフルーツ
上記を参考にして、デザートとして食べるくだものでも、しっかりと冷え性対策をしてください。
ちなみに、みかんは白いスジの部分は体を温めてくれます。冷え性の改善を意識する場合は、白いスジも食べるといいでしょう。
ただ、食べすぎは厳禁です。食べすぎてしまうと、体の水分が多くなり、体を冷やしてしまうことになります。
冷え性を改善する飲み物
冷え性を改善するには、普段飲むものも意識して変えていく必要があります。
冷え性を改善する飲み物、体を冷やしてしまう飲み物のなかには、意外と知らないものもあるので、要チェックです。
冷え性を改善する飲み物
冷え性を改善する飲み物の代表的なものは、下記になります。
- 白湯
- ほうじ茶
- ココア
- 紅茶
- くず湯
- 生姜湯
- 豆茶
- 日本酒
- 味噌汁
砂糖を入れる場合は、白砂糖ではなく黒砂糖を入れると冷え性改善に役立ちます。
いくら体を温める飲み物であっても、冷えた状態で飲むのはオススメできません。必ず、60℃くらいに温めてから飲むのが、冷え性改善のポイントです。
さらに、飲みすぎないのも大きなポイントになります。
いくら冷え性の改善につながるからといっても、飲みすぎてしまっては体内に余分な水分が多くなってしまい、逆効果。体を冷やしてしまうことになるので、注意しましょう。
体を冷やしてしまう飲み物
体を冷やしてしまう飲み物の代表的なものは、下記になります。
- コーヒー
- 緑茶
- スムージー
- 牛乳
- 豆乳
- 清涼飲料
- ビール
- 焼酎
これらの飲み物は、温めて飲んでも体を冷やしてしまいます。
また、砂糖を使う場合に「白砂糖(上白糖、グラニュー糖、三温糖など)」を使ってしまうと、さらに体を冷やしてしまうことになりますので、「色のついた砂糖(きび糖、てん菜糖、黒砂糖)」を意識して使うようにしてください。
スムージーは、栄養的には体にいいものですが、体を冷やしてしまいます。できれば、冬は冷え性を改善する食材や食品を使った温かいスープに切り替えることをオススメします。
冷え性を改善する生活習慣
冷え性を改善するためには、食材や食品、飲み物を選びも大切ですが、あなたの普段の生活も大きく影響を与えてきます。
冷え性を改善するためには、
- 睡眠を十分とる
- 適度な運動習慣を作る
- 首、手首、足首を温める服装
- シャワーだけでなく、入浴する習慣をつける
- ストレス解消を心がける
これらの生活習慣を見直してみましょう。
体を温める食事をしているのに冷え性が改善しない場合は、生活習慣が原因の場合が多いのです。
あなたは、どうですか?
もしかしたら・・・と思うものがあったら、改善してみてはいかがでしょうか?
まとめ
冷え性を改善する食べ物や飲み物、栄養素をまとめてみましたが、いかがでしたか?
冷え性を改善することで、あなたの体は円滑に動き、毎日を健康に過ごすことができます。冷え性が改善すると、体だけでなく心までも軽くなりますよ。
あなたの体は、あなたが選んだ食べ物、飲み物でできているということを忘れずに、冷え性を改善する生活習慣を実践してみてくださいね。
気がついたら、冷え性がなおっているかもしれませんよ。