人生の転機、それはおよそ全ての人に一度は訪れる、人生を左右するターニングポイント。
ある人は、高揚感を覚え、またある人は、尻込みし憂鬱になってしまう。
しかし、この人生の転機という瞬間は、良くも悪くも新たな人間として再スタートさせてくれる希少な瞬間でもあります。こんな風に生きたかった、こんな性格であればもっと上手く行ったろうに、後で悔やんでもその瞬間は戻ってきません。
なにより、人生の転機に出会える瞬間、人生を変えるチャンスというものは、そう多くは訪れません。
人生の岐路に立った時、あなたにとって最善の選択肢を『 間違わず 』に選び、行動に移せるように、注意点をまとめてみました。
何が起きるのかきちんと把握する
人生に大きな分かれ道が現れたり、その道が急激に形を変えたりした時、多くの人は盲目になりがちです。
それはつまり、事態の大きさに心と体がついていかないため、闇雲になってしまうということです。
一度落ち着いて、まずは頭の中で自分に何が起ころうとしているのか順を追って辿ってみましょう。
選択した内容を実行した後の未来の自分はどんな気持ちでいるだろうか、その時に自分はどんな人間であるべきなのか考えましょう。
そこに自分という人間の理想像を重ね、できるだけ具体的に自分がどんな言葉を話すのかまで全てです。
リセットするか現状維持か
自身の生活がガラリと変わる時、あなたがあなた自身にとるアプローチは二つです。
まずは、自分がどちらにあてはまるか考えてみましょう。
1.今の自分をそのまま新たな環境に適合させていく
2.今の自分を変えて新たな環境にチャレンジしていく
今の自身の性格や生活に満足している。できる限りそのままの生活を変化の後にも保ちたいという人が一つ目に当てはまります。
今の自分を変えたい、もっと違った人格を持って新しい環境でも今よりもっと凄い人間になりたいのだ。そんなあなたは二つ目です。
これら二つの人がとるべき行動は全く違ってきます。
妥協点と譲れないものを見つける
一つ目の変わらないことを優先したい方は、自分を守ってあげる準備が必要です。
全てを今のままに保つことは不可能です。
どれだけの変化が自分には許せるのか、そして、どうしても守らねばならないものを見つけましょう。
つまり、どこまで割り切れて、なには譲れないのかをはっきりさせるのです。
例えば、自分の労働環境は変わっても、家族には今まで通りの生活をさせてあげたいとかそういうことです。
これがはっきりしていれば、好きな自分を大切にしながら、新たな環境を受け入れていけるでしょう。
なりたい自分は何かを考える
二つ目の今の自分を変えたい方に必要なことは、自分の理想を明確にイメージすることです。
変わりたい、やさしくなりたい、痩せたい、ただ願望があるだけでは自分を変えることは難しいでしょう。
実生活のこんなところを変える、毎日これだけはする、人と話すときはこんな言葉を使う、そんな具体的な目標です。
人は、ゴールのない道を走り続けることはできません。どんな場合にも大きなことを成し遂げる人には、いつも厳格なゴールがあります。
どの人もそのゴールまでの距離がわかり、自分が進んでいると分かれば、険しい道のりも進んでいくことができるのです。
今の自分が本当にすべきこと、そして、その行為のゴールはどこにあるのか、明確にしておきましょう。
自分に優しく
自分に大きな変化が訪れる時、一番気をつけなければならないことは、無理をしすぎないことです。
例えば、あなたが自分を変えようと過度に明るく振舞ってみせたり、とても厳しい目標を設けてしまったりしていては長続きしませんし、第一健康に良くないです。
自分を新しい環境に適応させながら、少しずつ自分を見つめ直して、一つ一つの行動を意識することで自身を変えていきましょう。
自分を変えるということは、大変な作業です。
あなたは、今まで生きてきたすべての時間を使って、今のあなたという人間を作り上げてきました。ですから、ほんの数日の努力で変えることは厳しいでしょう。
なんどもいうように、じっくりです。少しずつ、少しずつ、考え方から、普段の癖から。自分を見つめ直しながら取り組みましょう。
頑張りすぎず、手は抜かない。じっくり取り組むことが成功の秘訣です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
『変わる』ということは、多くの人に望まれながらも、なかなか達成されない願望の一つです。
お伝えしたように、ポイントは『 深く考えること 』です。
自分に何が起きるのか、自分が何を望んでいるか、一番大切なものは何か、人生の岐路に立っているなら、決断を下してしまう前に考えましょう。また、そうでない方も、これを機会に自分という人間を考えてみましょう。
無理せず、変化を楽しみながら、新しい生活、自分を発見してください。
この記事が、皆さんがかねてから望んだ、憧れの自分に出会うきっかけになれば幸いです。