生きているならば、充実した人生を送りたいものですよね。年齢の若い青春時代が過ぎても、いつだって人生を楽しむことは出来ます。
元気に充実した毎日を過ごすためには、心と体、両方の健康が大切です。心が元気でも、体が健康でなければやりたいことに挑戦することが出来ません。
逆に、体が元気でも、心が元気でなければ、やる気もわかず、毎日が暗くなり、どんよりとしてしまいます。
元気に暮らすために健康に気を付けている方は多いでしょう。
ウォーキングやエクササイズで体力を付けたり、栄養バランスに気を配った食事をしたり、十分な睡眠時間を確保して、体の健康を維持することを日常的に行っていらっしゃる方は多いです。それに、体の健康を保つためにどうしたらいいかと考えた時も、すぐに方法を思い付くことが出来るでしょう。
しかし、心の健康はどうでしょうか。
人はドーパミンによってやる気がわいたり、いい気分になったりします。このドーパミンは、行動によって分泌させることも出来ますが、食事によって分泌を助けることも出来ます。そのため、食事によって心の健康を守ることも出来ると言えます。
そこで、今回はドーパミンを出す食べ物をご紹介します。
大豆食品は脳の健康に効果的!
ドーパミン分泌を助ける食品の代表的なものは、大豆です。大豆にはレシチンやチロシンといった栄養素が多く含まれています。大豆に多く含まれているチロシンは、ドーパミンの分泌を高める作用がある栄養素です。ですから、ドーパミンの分泌を高めたい時には大豆がおすすめです。
しかし、炒り大豆を数多く食べるのは難しいことです。でも、心配は必要ありません。大豆だけでなく、大豆の煮物や豆腐、納豆、きな粉など大豆を使用した食品にもレシチンは含まれています。
大豆だけを食べるのは大変かもしれませんが、例えば朝食をスープから豆腐の味噌汁に変え、おかずとして納豆を添えるだけでも心の健康に効果的な食事にすることが出来ます。
さっぱり和食は心の健康にもいい!鶏肉・魚介類
スタミナをつけるために、お肉をがっつりと食べる方も多いでしょう。確かにお肉も健康を保つためには適度に食べた方がいいものです。しかし、ドーパミンの分泌を促したいのであれば、ただお肉を食べても効果がありません。
ドーパミンの分泌を促すには、鶏肉が効果的です。鶏肉は脂も少ないので、ダイエット中の女性にもオススメです。また、魚介類もドーパミンの分泌を促すために効果的な食べ物です。
和食は健康にいいと世界的にも注目されています。こってりとした洋食も美味しいですが、鶏肉や魚介類をメインとした和食を選ぶように心掛ければ、外食する場合でもドーパミンを分泌させるための食事をすることが出来ます。
成長期を過ぎても乳製品は大切!
乳製品と聞くと、皆さんはどのようなことを思い浮かべられるでしょうか。牛乳やチーズなどの乳製品にはカルシウムが多く含まれているので、成長期に積極的に摂取した方がいいものだと感じている方もいらっしゃるでしょう。
成長期に大切なカルシウムを多く含んでいる乳製品には、ドーパミンの分泌を促すチロシンが多く含まれています。ですから、成長期を過ぎた大人も心の活力を手に入れるためには積極的に乳製品を摂取するべきなのです。
ただ、牛乳には独特の臭みがあったり、人によっては牛乳を飲むとお腹が緩くなったりするので、牛乳を飲むのが苦手という方もいらっしゃるでしょう。そんな方は、朝食にヨーグルトを添えたり、ココアを温めた牛乳で溶いて飲むようにすれば、乳製品を簡単に摂ることが出来ます。
苦手と言わないで! レバーはドーパミンの分泌を助ける
気の合う仲間とわいわいと話しながらお酒を飲めば、楽しい気分になれます。また、仕事を終えた自分を労うように、静かに好きなお酒を楽しむことでリフレッシュも出来ます。しかし、飲み過ぎれば体調を崩す原因となる場合もあります。このように、お酒にはプラスの面とマイナスの面があります。
少量の飲酒はドーパミンの分泌にも繋がるので、ドーパミンを出すためには飲酒は悪いものだと言いきることは出来ません。お酒を飲む時には、おつまみを口にすることも多いでしょう。ドーパミンの分泌を増やしたいのであれば、おつまみにはレバーや鶏肉を使ったものがオススメです。
例えば、ワインならばレバーパテ、ビールならば焼き鳥と一緒に楽しむことでドーパミンの分泌を促せます。ただし、飲酒はドーパミンの分泌を助けるものだとは言っても、度が過ぎれば健康を損なう原因になりますから、いずれにしてもお酒を飲む際には飲み過ぎに注意しながら楽しんだ方がいいでしょう。