あなたは自分のことが好きですか?
自分のことを好きだと言うと、自信過剰ではないかと思われるので、謙遜することが美徳だと私たちは教えられてきました。別に人に言う必要はありませんが、自分で自分を愛することは、とても大切なことです。
自分を愛せない人は、他人を愛せませんし、誰かから愛してもらうこともできないでしょう。愛を知らない人は、本当の幸せを手に入れることはできません。
では、自分を愛するためには、どうしたら良いのでしょうか?
まずは自分を知ることから始めてみましょう。
自分の欠点を書き出す
人には誰にでも欠点があります。欠点が一つもない人などいません。
自分を愛するためには、まず自分の欠点と向き合う必要があります。自分の嫌いな部分や欠点と思えることを紙に書き出してみましょう。
頭で考えているだけでは、答えは見つかりません。紙に書き出してみることで、頭の整理ができるのです。
さらに、今まで気づかなかった新たな発見をすることもあるかもしれません。
欠点の理由を考える
自分を愛するために欠点を書きだしたら、次は、その理由を考えてみましょう。
なぜその部分が欠点だと思うのか、なぜ自分のその部分が嫌いなのかを考えます。
この作業は、自分の一番見たくない部分を見ることになります。
自分の醜い思いや冷酷な考え、また自分の能力の低さを全てさらけ出しましょう。
大丈夫です、自分しか見ていないのですから。とことん自分の欠点を追求してみてください。
改善策を考える
自分を愛するために欠点を書きだし、欠点の理由を考えてみて、今どんな気持ちですか?
あなたは、自分をどんな人間だと思いますか?
友達になりたいと思いますか?
今は欠点しか考えていないので、最低な人間に思えるかもしれませんが、それで良いのです。
あなたを嫌いな人の気持ちを理解することができたということです。それがわかればもう、怖いものはありません。
あとは、欠点の改善策を考えるだけです。
どの欠点を直せば人に好かれるか、友達になりたいと思えるかを考えましょう。
人にこびる必要はありませんが、自分を愛するためには、人間関係を円滑にする必要があります。なぜなら、友人のいない人生は味気なく、幸せとは言い難いからです。
常に寄り沿うことはなくても、何かあった時に力を貸したり、借りたりすることができる存在がいることは、とても幸運で心強いことです。
長所となる欠点もある
中には、長所となりうる欠点もあります。
欠点を全て改善する必要はなく、自分が「こんな人嫌い」と思うようなところだけ直せば良いのです。そうでないと、自分の行動に矛盾が生じてきます。考えと行動が伴わないと、何をどうしたいのかわからなくなり、混乱してしまいます。
混乱した状態では、自分を愛することはできません。
自分の軸をしっかりと持って、ブレない生き方をしていれば、だんだん自分のことが好きになり、自分を愛することができるようになることでしょう。
他人の批判を受け止める
他人は、無責任に色々なことを言うものです。その批判や意見に振り回されていたら、自分を愛することなどできません。
とはいえ、他人の批判は耳が痛くて、あまり聞きたくないものですが、意外と客観的に自分を見つめるためには役立ちます。
人は誰でも、人に好かれたいと願うものですので、どんな風に見られているのかを知ることも、時には大切なのです。それによって改善することもできますし、現実から目をそむけずに向き合うことができます。誤った批判をしてくる場合には、一旦受け止めた上で、聞き流すようにしましょう。
全てを受け入れる必要はありません。大切なのは、自分で正当に判断する力です。
自分を労わる
自分を愛する方法で、一番わかりやすいのは、自分を労わることです。
日頃から頑張っている自分をねぎらうのです。自分をおもてなしするつもりで、大切に扱いましょう。自分の心や体を大切にできない人は、自分を愛する資格がありません。
どんなにつらいことがあっても、自分が自分を労わってあげれば、ある程度は癒すことができるのです。自分の一番つらい部分も理解していますし、本当は、何がいけないのかもわかっているはずです。
自信を持つ
自分を愛するためには、自分に自信を持つことです。自分で自分を信じてあげなくては、あまりにも可哀そうです。
自分の頑張りを一番知っているのは自分ですし、自分の気持ちを理解できるのも自分自身なのです。
自分を愛するためには、自分を深く知って、欠点も含めて自分を認めることなのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
自分を愛することができたら、醸し出すオーラが幸せに満ちたものになります。
そこまで行けば、もうすでに本当の幸せを手に入れているはずです。
自分を愛することで、他人を愛することができるようになり、周りの人を幸せにしていきます。周りが幸せに満ちあふれていれば、あなたも幸せに違いありません。