『あの人は、私のことをどう思っているのだろう』
『あの人は、私のことを嫌っているのではないか』
そんな風に他人の目が気になるあまり、伸び伸びと行動ができていないと感じていませんか?
他人の評価に振り回されて、落ち込んだり、大喜びをしたりするのは、他人中心に生きているということです。あなたの人生は、あなたが舵を取るのです。
しかし、そうとわかっていても、どうしても他人の目が気になってうまく行動ができないあなた。
これからお伝えする7つの処方箋で、自分の人生を取り戻してください。
自分にフォーカスする
他人の目が気になるということは、自分ではなく、他人にフォーカスしています。
常に他人からの評価が気になり、他人からの賛同を得られれば安心するという、あなたの意識に問題があります。
これは、自分に自信がない人の特徴です。
自信がないから、他人からの評価が気になるのです。
他人から認められなければ、自分の存在価値がないとさえ感じている人もいるかもしれません。
しかし自分の行動に意義を持っている人は、他人の目など気になりません。
気にしないのではなく、最初から気にならないのです。
集団の中で生きていく以上、協調性は大切ですが、自分の行動に責任を持ち、自分自身で評価できるようになりましょう。
批判はプレゼント
とは言え、他人の目が気にならない人でも、他人から批判されれば、少なからず気になるものです。
しかし大人になると、欠点を指摘してくれる人はいなくなります。
そのため、自分の欠点に気づかずに生きていくことになるのです。これは、想像以上に恐ろしいことです。
他人からの批判を受けたら、ありがたいプレゼントだと思って受け取りましょう。
批判するくらい、他人であるあなたにフォーカスしてくれているということです。
自分を客観的に見つめるためにも、他人の目はありがたい存在なのです。
批判が生きがい
あなたを批判する人の中には、他人を批判すること自体に、生きがいを感じている人がいます。
そういう人は、自分のプライベートが充実していない場合もありますし、わかり合える存在がいないのかもしれません。とても可哀そうな人ですが、あなたよりもその人の方が、むしろ他人の目が気になる人なのです。
他人の悪口しか話題がなく、他人の悪口を言うことでしか、人とのつながりを持てない人です。そんな人の言うことは、気にするだけ無駄です。関わると、あなたまで皮肉な人間に成り下がってしまいます。
言霊は、その人の人格を創り上げてしまうほど、大きな力を持っているのだと心にとめておきましょう。
嫉妬と羨望
あなたは、他人の目が気になるという悩みを抱えていますが、他人を批判するような人は、あなたを羨ましいと嫉妬している可能性もあります。
出る杭は打たれるということわざもあるように、目立つ人や仕事で成功した人は、批判を受けやすいという特徴があります。昔から、可愛い子ほどいじめられたのではないでしょうか。男性にモテる女性は、妬まれますよね。
そう考えると、少し気が楽になりませんか?
正当な批判は、素直に受け入れるべきですが、嫉妬や羨望から来る不毛な批判は、無視するのが一番です。
主導権はあなたの手に
そもそもこれは、あなたの人生です。
他人のアドバイスは参考にするべきですが、必要以上に他人の目を気にすることはありません。
しかもその理由が嫉妬であれば、すでに主導権はあなたの手にあるも同然です。
他人の目が気になるようなあなたは、きっと真面目な人なのでしょう。もう少し、肩の力を抜いてみてはいかがでしょうか。
恋人でも友達でも家族でも、心から気を許せる人をせめて一人は作りましょう。
親友と呼べる人がいるのは、幸運なことです。
付き合っていくうちに、自然と親友になっている場合もありますが、お互いが同じ気持ちでないと成立しません。待っていても、向うからやって来るものではありませんので、自分から働きかけましょう。
勝ち負け論は無意味
他人を批判したがる人は、たいてい勝ち負け論で判断していることが多いです。
しかし、他人の目が気になるあなたも、実は勝ち負け論で判断しているのです。
なぜなら、他人よりも評価されたい、批判されたくないと思っているのは、他人に負けたくない、勝ちたいと思っているのと同じだからです。
現代のような競争社会では、勝ち上がることに意味があるように思えますが、それは、正当に戦っている人の場合です。人を蹴落としたり、人を陥れるような場合には、勝ち負け論は無意味です。
情けは人にためならずということわざのように、自分の行いは、良いことであれ、悪いことであれ、巡り巡って自分に返ってくるものです。
一時的に勝つことは、無意味です。
気になっても良い
他人の目を気にする必要はないと伝えてきましたが、全く気にしないのも、それはそれで問題です。
気にするべき時もあります。
身だしなみを整えたり、忠告を受け入れたりすることは必要です。
気にしないように努めても、どうしても気になるのなら、気になっても良いのではないでしょうか。
自分がいるべき場所にいるのなら、自分のできる限りの力を出し切るだけです。
まとめ
いかがでしたか?
他人の評価というのは、一つの判断基準ではありますが、それが全てではありません。
どの意見を尊重すべきなのかを、自分の目で判断する必要があります。
他人の意見に振り回されるのではなく、自分が主導権を握りましょう。
一番大切なのは、しっかりと自分の目で見極めることです。