一生をこのままで終えたくない、成功したい、と思いながら毎日が過ぎていませんか?
人生で結果を出すということはあなたにとってどういうことですか?
人生で結果を出している人の多くは、どんな人なのでしょうか?
成功者といえば、ひと昔前は強烈な個性の独裁者のような人が多かったのですが、最近では、たくさんの人の支持を受けるような、人から好かれ、支えられているといった人柄のよい人が多くおられます。
成功の影には、自分の実力や努力も必要ですが、プラスアルファとして、人に支えてもらえる力が必要となります。インターネットや情報の進んだ今、口コミの力は顕著な例です。
良くも悪くも評判や評価を一瞬で全世界に広められます。人を活かすも潰すもたくさんの人の力は有効です。
人と人は支えあって生きているのです。ですから、人から慕われる人というのは、ほとんどが良い結果を出しています。人を蔑んだり、人との関わりが煩わしかったりと、それが難しい方には、真の成功は得がたいとも言えます。
人生の終わりを考えてみてください。孤独死を選ぶのか、たくさんの人に感謝され囲まれ息を引き取るのか。その選択をするのは自分自身です。あの世に物やお金、物質は持ってはいけません。
しかし、心や思いは、イヤでもついてきます。逆に、自分の執着や未練が強ければ、怨念としてこの世に浮遊し、心が彷徨い続けることになります。それは全て自分の選択です。
死後の詳しい話は、またほかの機会に触れたいと思います。ここではドラマティックな人生で結果を出すために、正しい心の使い方を順を追ってお伝えしたいと思います。
自分を知る
こうなりたい、ああなりたいというイメージ、願望はたくさんあると思います。
『カエルの子はカエル』『トンビがタカを産む』といったことわざがありますがこれに縛られず、でも現実も見ながら冷静に自分を知りましょう。
叶わない夢はありません。ピンチをチャンスに、欠点を長所にするということは可能です。突拍子もない非現実的な夢はかなわないかもしれないけど、近づくことはできるのです。
願えば叶うということは真実です。しかし、自分を冷静に見て現実を知らないことにはスタートラインには立てません。
スタートする前に、今の状況を知る、現実を見るという作業が必要です。自分の『置かれた立場』『置かれた状況』『置かれた環境』に目を向け客観的に見て自覚していきましょう。
心を抑圧しないこと
自分に正直でしょうか? 自分の心を歪めてはいないでしょうか? イヤなこと、不安、恐れ、嬉しい、悲しいなど、良き心と悪しき心、感情を味わい切ることです。
切り替えが早い人というのは心を正しく使っていない人の方が多いです。自分にウソをついているのです。クヨクヨするというのも味わいきっていない、中途半端に心を味わうので感情が長引いているのです。自分を騙しごまかしています。
心を抑圧した人は、自分の本当の意図した場所とはどんどん違う方向に向かいます。今の気持ちを受け入れて味わうことで、冷静に次の判断が正しい方向に向けられます。
心にしこりも残りません。後ろめたい気持ちは一切ありません。後ろめたい気持ちを持っているままだと、ウソを重ね自分をどんどん偽り、悪い方向へと導いていきます。
いつも心がクリアになっていれば冷静になんでも正しく判断、対処できうまくいきます。誰にでもある生まれ持って備わった第六感も磨かれていくことでしょう。
ビジョンを明確にもつ
目標がなければ、原動力にはならないものです。
一ヶ月後にはどうなっていたいか、一年後にはどうでしょう。3年後、5年後には、そしてどんな人生にしたいのか。できる方は人生の終日をどう迎えたいかまでを考えましょう。
終わりのない死のこない人生はありません。今、自我に負けてだらだらと毎日を送っていても時は着実に死に向かっています。
夢を持ちそれに向かって一分一を生きることで後悔のない人生を送ることができるのです。そのためには頭の中で漠然と置いておくのではなく実際に字や絵でビジョンを紙の上に書き出したり、宝地図を作ったりすることは有効です。
そして、達成したら達成感を形にしましょう。なんでも良い思い出としてポートフォリオにします。落ち込んだり行き詰まった時にそれを見ることで、勇気が持て再スタートがきれます。
先延ばしにしない
何かと理由をつけて面倒なことは先延ばしにしてしまう。そんな人は結果も遅く、最悪良い結果は出ません。
チャンスはそのときどきに掴むもの。大げさに思われるでしょうが一秒でも遅れると掴めないこともあります。
逆に、遅れた行動からのタイムラグで事故に遭遇することもあります。チャンスを逃し、あせって判断を誤り事故を呼ぶこともあります。
余裕をもって事を修めるには、すぐに行動をおこすことです。
直感を大切にする
じゃんけんをする時の心理です。
『次はチョキかな! 』と瞬間に思い浮かぶとします。しかし、顕在意識が『いやー、さっき相手はパーを出した。続けてパーをだすわけないだろう』と直感で出そうと思ったチョキをやめ、ほかの手を出し負けてしまう。
そんな勘や直感は、自分をスピリットが良い方向に導いてくれるものです。心が正しい方向に向かっているときには、この直感は大いなる味方に指針になります。
急に思い立ってお出かけしたら、偶然にもずっと会いたい人に会えたということがあります。これは、会いたいという気持ちと思い立った行動=直感が重なった偶然ではなく必然です。
小さい子供は直感が鋭く、くじ引きで大当たりを出したり予想を当てたりということがあります。無欲な上、五感がまだ育っている環境で形成される自我で汚れていないからです。ですから、本来持っている直感を磨くためには、自我をなくしていき心身のストレスを減らすことが大事です。
肉体をクリアにするためには、タバコやお酒などはおすすめできません。また、波動の悪い澱んだ場所に慣れてしまうと五感は鈍ります。
体のためには空気の入れ替をし、不純物の少ない飲食を心がけ入浴で体を正常に保つことが有効です。心のためには、いつも穏やかで平和な心でいることです。
100%肯定的になること
『どうせ、できない』とか『そんなこと言ったって』など、まず否定や言い訳ばかりではないでしょうか?
そんな方は実際になにも手に入れられません。できる、やれる、手に入るに焦点を合わせていくと自然に全て引き寄せられうまくいきます。
肯定的なのにどうして? という方は思いグセ、魔が差すという言葉がありますが、ほんの数パーセントの無意識レベル、潜在意識下での心が動き、スイッチが入りマイナスの方に引き合ってしまい失敗します。
直感のような心の動きです。心をマイナスの声がかすめたら、キャッチしましょう。自分にはこんなネガティブな声があるんだ=これは私の本当の姿なのだ→だからポジティブにならねば!と自覚し、変える努力をすることです。
自覚し続けることによってそのマイナスはだんだん小さくなっていきプラスの心が大きくなってきます。この些細でもちょっとしたマイナスの声がある限り完全にうまくいくことは難しいです。
それは、要因はいろいろありますが、本来うまくいくはずの自分の人生を100%手に入れたいと心から願っていないからなのです。すべて、周りのせいではありません。自分のせいなのです。
妨げる外部の要因というのは、微塵でもマイナスの心があればそれが外部のマイナスに引き合って自分を攻撃させ成功の邪魔をします。これは非常に高度な心理になります。
たとえば、共依存の関係が良い例です。依存されたい、依存したい人は表面では嫌だと言いながら潜在意識では都合よく引き合って絡まっています。一緒に堕ちていきます。
うまくいきそうになったところで幸せを壊す。事故をおこす。それも心に潜むマイナスから起こすことが多いのです。だから、最初の項目でお伝えした自分の心を抑圧しない、冷静に見るという作業は必要です。
誤りはすぐに正す
人から間違いを指摘されたり、自分で『もしかして自分は違っているのではないだろうか? 』と思いながら省みず放置しておく事はないでしょうか?
そのままにすると一生欠点は直りません。言われたり気づくという事は、教えてもらってありがたいと捉えられる心になることです。普通は誰も、言ってはくれません。言われたことに腹を立てたり、言い返すことはマイナスだと思いましょう。
どうしても自分が正しいという場合は、相手に良く思ってもらっていないんだなと解釈しましょう。別に、合わせたり機嫌をとる必要はないです。
しかし、好感を持たれていないという事はマイナス要素です。敵は作らないことが結果を出す道です。できることはできる、できないことはできないと正直に言うことは大事です。
逆にできるふりをして、期待させるとお互い苦しくなります。無理していれば歪みが生じていきます。雪だるま式に歪は膨れ上がり修復不能になることもあります。
結果を出すには、すぐに修正しまた軌道に乗ることが大切です。
言霊を大事にする
悪い言葉を口に出すと、本当にその通りになります。逆に言ったことに責任を持てない人は嘘つき、いい加減だというレッテルを貼られます。
いずれにしても、言った事には責任を持ち、できない事は言わない。そして、『○○したい』『○○かも』では自分の言ったことに責任を持たないという深層心理が働きます。
達成することへの責任を取らない、別にやらなくてもいいという逃げ道を作ることになります。どうしても成功させたい場合は『○○になる』『○○する』と断言することで目標が強く本物になります。
放った言霊が心からの100%であれば、そのターゲットに向かってすべてのエネルギーが動き出し望む結果を出す方向へと進み始めます。
実践は怠らない
先延ばしにしないということも実践ですが、正しい言動を行うのも実践です。
正しい実践をすることは、強い意思が必要です。しかし、『あー、また失敗してしまった。』とならないようにする為の簡単な心の使い方があります。
まずは、失敗したらその状況をよく覚えておきましょう。失敗した時に、一人でクヨクヨし悲観的に自分を責めたり、人のせいにと責任転嫁するようで喉元すぎれば暑さ忘れるという言葉のとおり、すぐ失敗したことを忘れまた繰り返します。まずは失敗して悔しい、悲しいという気持ちを味わいきります。
それによって、心には失敗のシュチエーションが深く刻まれます。心の傷はいっとき。そして、次はどうしたら失敗しないかをとことん考えます。
次に同じ状況に陥りそうになったら、ひと呼吸おきましょう。そうすれば、前の失敗を思い出し正しい判断に委ねることができ、同じ過ちは繰り返さないものです。
まとめ
いかがでしたか?
人生で結果を出す人の多くは、素直で正直です。自分に嘘をついていない人は、自信にあふれ後悔は一切ないものです。つねに我が身を振り返って改善をするから、さらに前進できるのです。どんなときもポジティブです。
困ったときにはなにが必要でしょうか? 物でしょうか? お金でしょうか? よい人間関係でしょうか? 美味しいものを食べることでしょうか?
物があふれていても幸せとは言えません。お金で健康や人の心や本当の愛は買えません。お金や物を得ることはいっときの満足にしかならず、いつかは消えてしまうものです。人は一人では生きられません。人は心で支えあって生きるものです。
大事なのは人と人との正しい関わりです。誠実な人の周りには誠実な人が集まります。応援があります。人生の成功者は自分ひとりだけの力ではなれません。どんなに物質的に成功しても、嫌われたり恨まれる人、それは一時の栄華で終わります。人の心に残りません。真の成功者とはいえません。
神仏を否定する方もいますが、見えない大いなる力というのは実在します。都合よく自分の我欲を助けてくれるということはありません。
しかし、正しく頑張る人には偶然ではなく奇跡を起こして応援してくれます。見えない天の力は人をもって人を助けます。
マザーテレサが起こしたドラマティックな展開はよい例でした。正しい心の行動を起こしていけば、どんどん目の前が開けてチャンスが訪れ奇跡が起こりました。こんなふうに『あの人のためならひと肌脱ごう』と思われるような人になることが人生で良い結果を出す鍵なのです。