仕事が忙しい、受験勉強しているからなどの理由で、睡眠を取っても疲労感が抜けない、いつもよりだるさが強いと感じる人は、脳が疲労しているせいなのかもしれません。
これまでは、あまり脳疲労まで意識されることはありませんでしたが、パソコンや携帯、スマートフォンなどの普及によって、知らず知らずの中に、情報が過多に陥り、目を酷使し、脳疲労も蓄積されたままになっているようです。
脳は、人間が生きていく上でのすべての指令を出している部分ですので、適度に脳の疲労を回復させてあげる必要があります。オーバーヒートしないように、脳疲労を回復させる方法をご紹介しますので、皆さんも試してみてはいかがでしょうか。
脳が疲れる原因とは何か?
現代人を取り巻く環境は、パソコンやスマートフォンなどによって、毎日多くの情報を得ています。深夜であっても面白いテレビが多く、ゲームに夢中になったりして、夜更かしする人も多いことと思います。
つまり、これまでの環境とは違い、情報量が多くなり、その情報量を処理する能力がついていってない状況です。その結果、情報過多による強いストレス状態に多くの人が陥ってしまっているのです。
また、睡眠中の脳の動きも関係しています。
脳は、睡眠中に記憶の整理すると言われていますが、その記憶や情報などが多いと、その整理がなかなかできず、脳が休むことができないまま、朝を迎えることになってしまうそうです。
脳が疲れたままだとダメ??
脳が疲れたままでいるとダメな理由は、脳の働きが低下することによって、体全体に影響が出てしまうためです。
それはいったいどういう事なのでしょうか?
自律神経のバランスを崩してしまったり、不眠になったり、過食や食欲不振になる人もいます。また、思考が低下し、職場でミスをしてしまうことに繋がっています。
脳は本当に疲れたままでいると、どこまでも悪影響が出てきてしまうものなのです。だからこそ、脳を疲れたままではなく、疲労を取り除き、回復させる必要があるのです。
回復方法1:脳に酸素を送る
脳に酸素が送られなくなると、脳は疲労します。酸素を送る指令を出さなければなりません。そこで、どうしても疲れているときには、酸素カプセルに入りましょう。全身で酸素を取り込むので、脳以外の部分まで回復することができます。
それはちょっとお金がかかるし、すぐにできないという人にオススメなのが、深呼吸です。深い呼吸をすることで、脳に通常よりも多くの酸素が届きますので、脳を回復させることができると思います。
回復方法2:寝る前に一日の行動を振り返る
睡眠前に一日の行動を振り返ることで、睡眠中の海馬の働きを助けることができるので、深い睡眠を取ることができます。それにより、脳の疲れも多く取り除くことができると思います。
もし、もう少しハードルを上げて良ければ、日記を書くことをオススメします。それも携帯やパソコンなどではなく、日記帳に書くのはどうでしょうか。毎日振り返ったものを、形に残し、さらに月ごとにまとめてみるのも良いと思います。
回復方法3:目を閉じる
睡眠を取ることも脳疲労には重要ですが、それ以外にもただ目を閉じるということも、多くの情報が遮断されますので、脳疲労を抑えることができます。
目を閉じて、ゆったりとした音楽などをかけて、コーヒーなどを飲んでみるのもいいかもしれません。ストレスを感じる状態は、脳も疲労していますので、自分のリラックス方法を探してみるといいと思います。
回復方法4:頭を冷やす
「頭寒足熱」という言葉あるように、脳は少しひやされた方がリラックスできます。熱を冷ますシートなどを使って、脳の回復を図ってみてはいかがでしょうか。
回復方法5:目を温める
目の長時間使用や、細かいものを見たりすると、目は緊張し疲れます。ホットタオルなどを使用して、目をふんわり温めることで、目の緊張をほぐすことができます。視神経のコリや疲れは、脳の疲労に直結しますので、できるだけ取り除くようにしましょう。
まとめ
脳疲労を意識していなかった方、原因がわからない疲労に悩まされていた方、どうでしたでしょうか?
振り返ってみると、「当てはまるかも??」なんてことはありませんか?
肉体的な疲労に比べて、脳疲労は気づきにくいという特徴があります。原因も分かりにくくて、はっきりしないことも多いのです。そんな時には今回ご紹介した回復方法を試してみてはいかがでしょうか。
多くの情報を処理している脳を休ませてあげられるのは、本人である自分自身だけということを意識して、これからは意識的に脳を休ませる時間を作ってくださいね。
皆さんの疲労を少しでも取り除くお役に立てれば、幸いです。