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弱い体を作り変える免疫力を高める4つの食べ物

免疫力 食べ物

免疫力を高めるといっても、その方法はさまざまです。

食べ物から免疫力を高める方法もあれば、効果的な有酸素運動、睡眠のとり方、果ては歩き方から体内環境を整えて免疫力を高める方法まであります。

これさえやれば大丈夫、というものはなく、自分にあったものを選び、上手に組み合わせて日々の生活の中で無理なく取り入れて習慣づけることが大切です。

なかでも、食べ物は身近で毎日のことですから、免疫力を高める食品を知って半年後、1年後の自分へ健康の投資をしておきましょう。




善玉菌の王様 ヨーグルト

免疫力が弱い人は、腸の働きが悪いことが多いようです。

よく善玉菌、悪玉菌という言葉を耳にします。

人間が食べたものは消化器官を通り、酵素で分解されて小腸で栄養を吸収し、その残りが大腸へ押し出されます。腸内細菌はその残りをエサとして繁殖し、善玉菌と悪玉菌を作ります。

肉類ばかり食べている人は便秘をしやすいといいます。

肉類のタンパク質から悪玉菌が作られ、そこから出るガスによって腸が張ります。体内では肉類を消化するのに必要な胆汁が分泌されますが、この胆汁の中の胆汁酸が大腸まで届いてしまうとさらに悪玉菌を作る原因になります。

ヨーグルトは善玉菌のビフィズス菌が多いですから、肉類ばかりを食べている人の腸には必要な食べ物です。偏食で食事のバランスが悪い人は免疫力がなく、風邪をひきやすいといいますが、悪玉菌だらけの腸内環境であることが多いのです。

食べる薬 納豆

日本人の長寿を支える代表的な食べ物である納豆は、『食べる薬』とまでいわれています。

納豆は、その成分から人体に大きな影響を与える特異な栄養素があるからです。消化しづらい大豆を納豆菌で発酵させ、消化吸収の良い優れた食べ物です。納豆菌は稲のわらの中に存在しており、米を主食にしている日本人は多くの恩恵を受けています。

納豆には、ナットウキナーゼという酵素がたくさん含まれており、血液をサラサラにしてくれます。体を酸化させないための抗酸化作用がある納豆は過熱に弱いため、70度以上の熱をくわえないようにして食べる方が効果的です。納豆パスタを作る場合は、熱いフライパンの中で納豆とパスタを和えないようにしましょう。

ナットウキナーゼに含まれる血栓溶解作用により、ドロドロ血液のために免疫力が下がる体を回復させる効果があります。定期的に摂取することで効果を発揮しますが、血中濃度が濃くなる夜間に備えて夕食に納豆を食べておくと、就寝中に血液サラサラの効果が出るといわれています。

体のサビを取る 梅干し

日々、酸化していく体のサビ落としをしてくれるのが梅干です。

免疫力をアップさせるということは、老化の原因となる酸化を防がなければなりません。この酸化は、いわば体のサビです。サビ落としには梅干しに含まれているクエン酸が効果的です。新陳代謝を活発化させ、疲労回復や抗酸化作用があります。

ここで、梅干しの効果的な食べ方をひとつ。

梅干しをそのまま食べている人は、今後はぜひ梅干しを焼いてから食べてみてください。

オーブントースターや魚焼きグリルでもよいですから、アルミホイルで包んで10~15分ほど焼きましょう。梅干しを焼くと強力な抗酸化作用を発揮します。梅干しを焼いてから食べると『ムメフラール』という成分が出てきますが、この成分が免疫力をアップさせることがわかっています。

また、梅干しがちょっと苦手という人も、一度焼いてから食べてみてはいかがでしょうか?

独特の梅の酸味も和らぎますし、焼いた梅干しをお茶に入れて飲む方法や、焼いた梅干しで梅茶漬けを作るとあまり抵抗がないかもしれません。

ただし、くれぐれも梅干しを食べすぎないようにしましょう。塩分過多で、むくみの原因になります。

『医者いらず』の食材 大根

季節を問わずいつでも手に入りやすい免疫力アップの食材といえば、大根です。

数ある抗酸化食品の中でも、ウイルスなどの外敵からの攻撃に立ち向かう白血球を活発化させる効果があるのが大根です。病気にかかる前、まだ体に自覚症状がない段階から、すでに白血球はさまざまな外敵と戦っています。特に、空中をさまようウイルスや、傷口から入ってくる雑菌に攻撃をくわえ、体内に入れないようにしています。

その働きを高めることが免疫力をアップさせることになりますが、生で食べる大根はアンチエイジングには欠かせない食材として有名なのです。酵素ダイエットを実践した人も、一度は大根の持つ効能を調べたのではないでしょうか?

大根にも食べる時の注意事項があります。

酵素は加熱に弱く、48~53℃で壊れてしまうことが欠点です。大根の栄養素を効率よく摂取するには、大根おろしが一番よいでしょう。大根サラダと大根おろしを比べても、大根がより消化しやすい状態になっている『おろし』の方が、効果が高いのです。

大根おろしには血液をサラサラにする血栓予防作用、アンチエイジングの抗酸化作用があります。免疫力アップにはこれ以上にない食材なのです。民間療法にも大根が使われている理由がよくわかります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は日本人に馴染みがある食材から選んでみました。

人間は古来、不老不死を追い求めてきましたが、人間が持っている免疫力を高めることこそが理想的な健康で長寿である第一条件なのではないでしょうか。食べ物は薬ではないので即効性はありませんが、日々の食生活に1品プラスすることから始めてみましょう。

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