忘年会の挨拶を、スマートにこなせますか?
忘年会の季節です。会社や学校、取引先、同窓会など色々な単位で催されます。その年一年間の労をねぎらい、親睦を深める古き良き日本の宴会です。
そこでつきものなのが挨拶です。
乾杯の挨拶や余興、閉会の挨拶など様々な挨拶があります。いくら無礼講の席とは言え、スマートにこなせることに越したことはありません。
忘年会の挨拶ではどのような挨拶が適当なのか事前に知っておき、突然の挨拶にも対応できるようになりましょう。
挨拶をするタイミング
忘年会で行われる挨拶には以下のタイミングがあります。
1.開会の挨拶
2.乾杯の挨拶
3.余興、表彰などの挨拶
4.部長、責任者などの挨拶
それぞれ挨拶を頼まれる人は役職から考えると想定はできます。
1.開会の挨拶 → 幹事
2.乾杯の挨拶 → その場で二番目に偉い人
3.余興、表彰などの挨拶 → 余興、表彰などの担当者
4.部長、責任者などの挨拶 → その場で一番偉い人
これらに当てはまりそうな人は事前に挨拶を準備しておいたほうがいいです。
事前に打診もあるかもしれません。打診を受けたので確実に挨拶をすることにはなるのですが、他で挨拶を頼まれる心配は格段に減ります。予定の挨拶に集中して準備しておきましょう。
打診を受けていなくても、上記の条件に当てはまりそうでなくても、お酒の入った席ですので突然振られてしまうこともあります。また、余興などの内容によっては全員スピーチ等もありますので、やはり準備しておくにこしたことはありません。
忘年会の挨拶の長さ
基本的に宴会での挨拶は短いにこしたことはありません。
責任者の挨拶ともなれば触れることは少し多くはなるでしょうが、それでも短いにこしたことはありません。長くて文句を言われることはあっても短くて文句を言われることはありません。
また、誰かの挨拶中は大っぴらに歓談もできませんので早く切り上げてしまいましょう。
時間にして2-3分程度が望ましいです。3分を超えてくると長いという印象が強くなってきます。聞いている側もお酒が入った状態で話が終わるのを待っていなければなりませんので、普段よりも時間が長く感じてしまいます。簡潔に、短い挨拶を心がけましょう。
忘年会の挨拶で触れるべき内容
短いにこしたことはないと言っても「今年もありがとうございました」だけでは物足りません。軽く一年を振り返る内容がよいです。
ただ、振り返ると言っても1月にはアレがあって2月にはコレがあってとすべて盛り込むことは避けてください。
取り上げる内容は1つで十分です。その内容について1分程度話せば十分です。言い換えれば今年一番思い出に残ったことを話してください。
笑いは無理にとらなくていい
男性の方に多いのですが、お酒が入ると下ネタを話す方がいます。それは厳禁です。
日常下ネタを話すキャラだとしても、それが鉄板ネタであったとしても避けましょう。特に男性と女性では、下ネタに対する許容度が雲泥の差ですので、女性がいる忘年会では下ネタは一切話さないようにしましょう。
また、下ネタに限らず笑いを取りには行かなくていいです。
普段からお笑いキャラで何も意識しなくてもお笑いが取れるなら別ですが、せっかくの宴会の挨拶の場だしと思って気負うと、失敗しやすいものです。挨拶の場でスベってしまうと、その後も楽しくなくなってしまいますので、無理に笑いは取らずにすませましょう。
名乗りましょう
忘年会となると普段交流のない人も参加しての宴会となることが多いです。その際、お互いの名前と顔が一致しないことも多くありえます。
しかし、一旦会が始まってしまうと、もう名前を聞けるような雰囲気になりにくくなってしまいます。
そんな中挨拶をしても、「誰かが挨拶をしているが、あの人はいったい誰なんだろう」となりかねません。そこで自分から改めて名乗り、これを機会に名前を覚えてもらいましょう。
お酒はほどほどに
挨拶をするしない関わらずではあるのですが、お酒はほどほどにしておきましょう。
せっかく素晴らしい挨拶を事前に考えていたとしても、それまでにお酒を飲み過ぎたあまり、ぐだぐだな挨拶になってしまうことは多々有ります。挨拶をする予定があれば尚更それまでお酒は嗜む程度にしておき、挨拶を待ちましょう。
そして、挨拶が終わった後から本当の忘年会スタートと思って飲みましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
忘年会での挨拶というのは、意外と予定なく回ってくることがあります。
そこでスマートに挨拶をできるかどうかで、その忘年会の楽しさが変わってしまいます。自分に回ってくるかもしれないと事前に少しでも考えておけば気も楽になりますので、一度考えてみてはいかがでしょうか?