波動を感じる、波動を上げる、スピリチュアルな話の中で、よく聞く言葉です。
波動の説明は難しいことが多く、途中で断念する人も少なくありません。
ですが、正しく理解し、波動を上げることができたなら、きっとあなたの人生の『得』になり、幸せを引き寄せてくれるはずです。
今回は、その『波動』について、8つに分けて、できるだけわかりやすくお伝えいたします。
波動ってなに?
波動とは、簡単に言ってしまうと、それぞれの『モノ』が持っている、振動による波形エネルギーです。
それは、目に見える特定のモノだけでなく、人間、動物、植物、物、感情、意識、音、あげるとキリがないくらい、すべての『モノ』に存在しているのです。
よく、波動とエネルギーを混同しがちですが、厳密には違います。
波動 = それぞれの固有の振動
エネルギー = 何かを動かすための力
エネルギーにより何かが動くことによって、波動が生まれ、波動により、何かを動かすエネルギーになる。
両者とも、密接な関係にありますが、別のモノであると意識することによって、物質的な波動と、感情(空間)的な波動をわけやすくなります。
スピリチュアルにおいての波動とは、目に見えない、生命、感情や意識、空間や音などの波動になります。
波動の種類
大まかにわけると、波動には6種類あります。
波動を上げるためには、この特性をよく理解しておく必要があります。
● 良い波動
調和の取れた、クリアな状態、良い感情や美しい意識。
心地が良く、ノイズのない澄んだ音色や、宇宙、自然の力などからくる波動です。
良い波動を感じやすいもの : 青空、森林浴、クリスタルチューナー など
● 悪い波動
不協和音、荒々しい状態、気分を害するような言葉や、怒り。
人工的なものや、汚染された空気など、直接人体に害をなしたり、精神的に疲労する波動です。
悪い波動を感じやすいもの : 化学調味料だらけの食べ物、カルキ臭のする水、悪口 など
● 高波動
繊細で、振動数が高い波動です。
高波動になればなるほど、物として形作ることが難しくなるので、目には見えにくい波動になります。
よく、高波動が良い波動と言われがちですが、あくまでも精神に近い波動と考えてください。
高波動を感じやすいもの : パワースポット、太陽光、宇宙 など
● 低波動
高波動と比べると、波形が大きく、振動数が低い波動です。
低波動は、物としての安定感が生まれ、物質的になります。
こちらも、悪い波動と言われがちですが、あくまでも物質や個体に近い波動で、安定感という意味では、必要不可欠な波動でもあります。
低波動を感じやすいもの : アスファルト、大木、辞書 など
● 強波動
強波動は、波形の振れ方が大きく、振動数も高い波動です。
とてもエネルギーが活性化された状態で、波形の幅が大きければ大きいほど、そのエネルギーは強くなります。
周りを巻き込むパワーも大きいので、いわゆる『カリスマ』と呼ばれている人たちは、良い悪いはともかく、強波動の持ち主と言えるでしょう。
強波動を感じやすいもの : 爆発、嵐(雷雨)、ご神木 など
● 弱波動
波形の幅が小さく、エネルギーが沈静化している状態です。
強波動とは逆に、影響力が少なく、ゆったりとしています。
低波動を感じやすいもの : 水たまり、弱った身体、壊れたおもちゃ など
おそらくほとんどの人が
高波動 × 強波動 = 良い波動
と考え、『波動を上げる』というのは、そういうことであると、思っているのではないでしょうか?
しかし、必ずしもそうとは言い切れません。
高波動も、強波動も、悪用することができてしまいますし、霊験あらたかなご神木や、ご神体などの中には、低波動であっても強波動の物も存在するからです。
結局のところ、良い波動であるか、悪い波動であるか、そこが一番大きなポイントとなります。
人においては、
良い波動 ≧ 高波動 × 強波動
が理想形と言えるので、まずは良い波動を上げて、ほかの波動を上げるのはそれからです。
良い波動を身につけることこそ、あなたの幸せに繋がり、波動を上げる意味も出てくるのです。
波動の性質を理解する
波動には4つの性質があります。
● 同じものは引き合う(共鳴)
特定の波動と、似かよった波動を出すことで、その波動と一体化する事です。
相手の波動が高い場合、自分の波動も上げなければ共鳴はできません。
● 大きく異なる波動は相容れない (非共鳴)
善と悪、光と闇、正と邪など、対極にある波動は打ち消しあってしまいます。
● 強波動は弱波動をコントロールする(包み込み/支配)
大きな音が小さな音を包み込んで消してしまうように、また、強大な権力を持つ人が多くの人間を従えるように、強い波動は、弱い波動をコントロールします。
● 放出した波動は返ってくる(フィードバック、カガミの法則)
意図的であれ、無意識であれ、あなたが放出した波動は、いずれあなたに戻ってきます。
たとえば、一つのオーケストラがあったとします。
そこに集まった演奏者たちは、次の演奏会に向けて、ともに同じ曲を練習し、成功を目指す『共鳴』している人です。
ただし、中には練習をサボったり、不協和音を鳴らしたりと、美しい音楽に『相容れない』音を奏でる人もいます。
見かねた指揮者が指揮棒を振り、『コントロール』し始めます。
音がキレイにハーモニーを奏で始め、各演奏者は自分の奏でる音をよく聞き、今までと何が違うのか、より良い音を出すためにはどうしたら良いのかと考え、次の演奏に『フィードバック』します。
それぞれの性質を理解し、自分の波動をクリアにすることで、あなたの波動をより良くしていくことができるのです。
波動をクリアにして良い波動を身につけましょう
では、波動をクリアにするには、どうしたら良いのでしょうか?
自分を浄化して、ネガティブな思い(悪い波動)を、ポジティブ(良い波動)に変換します。
・部屋を掃除して、キレイに整理整頓する
・定期的に好きなことをして、ストレスの発散をする
・些細なことにでも、声に出して『ありがとう』と、感謝の言葉をのべる
など、簡単なことから始めてみると良いでしょう。
先ほどの性質からもわかるように、あなたが放つ良い波動は、またあなたに戻ってきます。
戻ってきた良い波動を、もっと良い波動にするために行動し、また次の良い波動を放ちます、するとあなたの波動はどんどんクリアになり、良い波動を上げることにつながるのです。
波動を高めるには
良い波動を上げることができてきたならば、次は高波動を上げていきましょう。
波動をクリアにしたことで、すでに高める準備はできているはずです。
高波動を上げるためには、良いものに触れたり、高波動の人や物に共鳴する機会を増やすことが重要です。
一人で波動を高めるのはむずかしいですが、波動が高い人や物とふれ合うことにより、あなたの波動を引き上げてもらうという感覚です。
具体的には、
・波動が高い神社仏閣やパワースポットを訪れる
・自分より波動が高い人物に近づいてみる
・バランス良く、栄養価の高い、自然食品を摂取する
・波動が高い、良い道具や、持ち物、ファッションを心がける
など、できることから始めると良いでしょう。
波動の強化
ここまで、良い波動、高波動を高めてきました。
次は波動を、総合的に上げて、強化していきます。
波動の強化には、エネルギー量を増やし、流れを円滑にするなど、特有のトレーニングが必要になります。
強化方法は幾つもありますが、一人で行うのが難しいものも多いので、ここでは簡単に一人でできる、3つの方法をお伝えします。
● 呼吸法
呼吸は生命を維持するために必要なものであるため、呼吸法は最もポピュラーで、効果的な方法です。
基本は腹式呼吸と言われているものになります。
ヨガや気功、太極拳など、微妙に方法が違いますが、あなたにあった方法をとると良いでしょう。
慣れてくると、普段から自然に呼吸法ができるようになり、深く呼吸をすることで、酸素の吸入量も多くなるので、医学的にも健康法としての効果があります。
● 瞑想
静かに目を瞑り、瞑想をすると、日々の疲れを癒し、生命力を高めることができます。
1日約15分ほどを目安とし、呼吸法と同時におこなうと良いでしょう。
終了時には、ゆっくりと目をあけて、感覚を慣らしながら、普段の生活に戻ってください。
瞑想時には頭の中から雑念がなくなり、クリアになっています。
急に戻ろうとすると、ふらついたり、軽い眩暈を起こす場合がありますので、注意してください。
● チャクラを整えて強化する
チャクラは身体に7つあり、人間のエネルギーの中心となるものです。
チャクラを開き、強化することで、エネルギーの流れを整え、増やす事ができ、波動の強化にもつながります。
鍛え方は、ここでは割愛させていただきますが、第一のチャクラから順に鍛えることを、おススメします。
なかなか時間をとることが難しいという場合は、クリスタルウォーターなどの波動水を、チャクラにぬるだけでも、効果があります。
波動を物に宿す
波動の活用法の一つに、対象物に特定の波動を込める、というものがあります。
そんなこと簡単に出来る訳がない、と思われるかもしれませんが、『愛情たっぷりのお弁当』や、『哀愁漂う音楽』、と聞くとイメージが掴みやすいかもしれません。
これは、『愛情という波動を宿したお弁当』であったり、『哀愁という波動を宿した音楽』とイコールになります。
ほとんどの人が、この行為を無意識レベルでおこなっており、ある意味、誰にでもできる、自分だけの『オリジナル開運グッズ』を作っているということになります。
意識的に行うのも簡単で、たとえば水に良い波動を宿す場合、水のペットボトルを持ちながら、アファメーションで、『私はこの水を飲んで健康になる』と唱えながら、自分の波動が水に移るイメージをするだけです。
もしくは、ポジティブな言葉を何度も文字に書いて、それをペットボトルに巻くなど、文字からの波動を宿す方法もあります。
あなたが、あなたの波動を込めて作った水ですから、当然相性も良く、吸収も良くなります。
他にも、ペンなどの文具や、グッズ、何にでも波動を宿すことが可能です。
注意点としては、悪い波動も対象物に宿ってしまうということです。
先ほどの水に波動を宿す際に、心の中で『あー面倒くさい』と思ってしまったとします。
すると、その『面倒くさい』という悪い波動も、一緒に宿ってしまうのです。
当然、悪い波動が入ったのですから、『健康になる』という良い波動は相殺されてしまいます。
もしも悪い波動の方が強かったなら、健康どころか、体調を崩すこともあるかもしれませんので、くれぐれもご注意を。
あえて波動をずらす
さて、ここまでは波動を知り、共鳴などをして、高める方法をお伝えしてきました。
しかし、幸せになるためには、波動をずらすことが、あなたのためになるときもあります。
自分自身の波動を上げてきたことにより、あなたは周囲の波動にも敏感になっているはずです。
そうなると、どうしても苦手な波動も出てきます。
酷くなると、気持ちが悪くなって体調を崩すこともあるでしょう。
また、波動を常に合わせてばかりいると、疲れてしまいます。
そんなとき、この『波動をずらす』ということを覚えておくと、少しは緩和されます。
接客中、会話中、営業中、とてつもなく疲れさせる、エナジーバンパイアにも使えます。
その方法とは、ズバリ! 目線をはずすことです。
人と波動を共鳴させるとき、無意識に目を合わせてしまいます。
それをはずし、目力を抜くだけで、相手からの波動を遮断する効果があります。
仕事の関係など、あからさまにできない場合は、親指を握り込む形で、両手をグーにすると、全部のチャクラを閉じる行為となり、そのまま考えるフリをして腕を組めば、相手からあなたの心を守ることになります。
さらに足を組むことで、相手のエネルギーを遮断したり、物質的でなく、エネルギー的に耳をふさいで、相手の話を遮断することも、波動をずらすテクニックです。
ただし、この波動をずらすテクニックは、誰彼構わずにおこなっていると、大変失礼な行為になります。
あくまでも、あなた自身を守る方法として理解し、それ以外には使用しないでください。
まとめ
波動についてお伝えしてまいりましたが、いかがでしたでしょうか?
波動の種類と性質を理解し、正しく波動を上げることにより、自分以外の良い波動も見極めることができるようになります。
本来のあなたを開放し、良いものを引き寄せ、楽しい人生と幸運を手に入れてください。