人とコミュニケーションをとることが苦手、あたりさわりのない関係が好き、そういった人が現代人には多いと言われています。
しかし、会社で存在感を出す、ということは、会社に必要とされるチャンス、つまり、昇格のチャンスを得ることになります。また、自分の働きやすい環境をつくりだしていくことが出来ます。
長い時間を費やす仕事。チャンスをつかんでいくことは必要だと思いませんか?
ここでは、そういったチャンスをつかむ、つまり、会社で存在感を出す方法をお伝えします。
社員の名前を一人一人覚える
自分が会社の中で存在感を出したい、と思ったら、会社の人の名前を全部覚えるつもりでいましょう。
社長、役員、はもちろん、一緒の部署、関わりのある部署の人の名前を覚えることから始めます。
いったいどういう人なんだろう?
どういう仕事をしてきた人なんだろう?
ということまでも興味をもって、知っておくといいと思います。
覚えてほしければ、こちらが先に覚える。その意識から始まります。
声掛けの最初に、相手の名前をつける。
○○さん、おはようございます!
○○さん、お疲れ様です!
○○さん、お疲れ様でした!
など、必ず、前に名前を入れます。
毎日そうして名前がついて呼ばれると、気持ちいいものです。相手の中に、必ず印象に残ります。
何かを頼まれたら「ありがとうございます!」と言ってみる。
『頼まれごとは、試されごと』 と言います。
なんで、こんな面倒くさいことを頼まれなきゃならないんだ! と嫌々するよりも、「頼りにしてくれているんだな」と受け取りましょう。
頼んだらミスをする、ちゃんとやってくれるか不安になる人には、頼み事はしません。
上司から、仲間から、お願いされたら「承知しました、ありがとうございます」と言ってみましょう。
必ず、いつかそれをみてくれている上司が「この人の為に、力になってあげたい」と思うようになります。
いつも笑顔で応える
仕事を続けていると、人間ですから疲れます。
疲れてくると、無表情になったり、もっとひどいと眉間にしわがよります。
会社全体が忙しく、みんながそういう表情だとしたら、どんな時でも、穏やかな顔、いつでも笑顔で応えてくれる、そういう存在はみんなの癒しとなります。
簡単なようでとても難しいこと。
いつでも笑顔で応えれる、そういう強さを持つにはどうすればいいのか?
というような思考で仕事をしていると、きっとあなたは、ずっと笑顔でいれる強さを身につけるでしょう。
会社の理念をよく理解しておく
どんな仕事も「作業」として行ってしまうと、そのうち飽きてきます。辛い仕事を乗り越えることがさらに嫌になります。
嫌な顔で、疲れた顔で仕事をすると存在感が出るどころか、影が薄くなります。
どんな仕事も、会社の理念にのっとって、背景を考え、実行していくと、単なる「作業」にはなりません。
心をこめて仕事をしていくと、必ず、誰かがみていてくれます。結果もついてくるでしょう。
周りの社員・スタッフの良いところをいつも観察しておく
人は、認められたい、と思っているものです。
その反面、日常生活で誰かから「褒められる」ことは、少ないのが現実です。
そんなときに、会社の人の「良いところ」を観察していると、必要な時、その本人にそれを的確に伝えることができます。
そうした喜びは、その人にとって元気のもとになりますし、あなたに対して悪い気がしません。
必ず、相手も自分の良いところをみてくれるようになるでしょう。
それを、自分の気の合う人だけ、にするのでなく、全員の良いところを観察しておく、というのは、それだけで自分を認めてくれる人が増える、ということになるのです。
感謝の言葉をしっかりと伝える
仕事は成果を上げれば上げるほど、やればやるほど「当たり前」の事として扱われます。
けれども、上司や部下、もちろん同僚が何かをしてくれた時、それは「当たり前」ではありません。
感謝の言葉はしっかりと伝え、出来ることなら「○○さんのおかげで、こう出来ました」とその人の上司に伝えておくことが大事なのです。
この仕事は誰にとってプラスなのか? を考えながら仕事をする
自分の成績の為だけに仕事をすると、たとえ成果を出しても嫉妬の対象となるだけです。
存在感を出すには、どんな仕事も意図を持ち、これが成果を出せば、自分ではなく、他の誰かにとってプラスになる。その意図を必ず持ちながら行うことです。
成果があったことに関しては、しっかりと「やった」という報告・アピールをする
押しつけがましかったり、自慢げだったりすると、日本人の場合は嫌がられますが、理念に基づいた上で仕事をし、成果が出た分に関しては、黙っていないでアピールするべきです。
その「成功例」が他の人にとって「刺激」となる。
それは、会社がいい方向へ動くということです。
いつでも「発信型」でいられるようになれば、もうその頃には、会社の中でしっかりと「存在感」が出てくるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
やることは、とても小さなことですが、実際にこれを実行続けるのは案外難しいものです。
やらなくてもいいことをしっかりやること。
それが出来たあなたは、出世街道まっしぐら! に違いありません。