この場所にくるといつも気分が悪くなる。この憑依体質、どうにかならないものか・・・なんて、あなたも悩んでいるかもしれません。
実は、霊にも色々な種類があって、あなたに悪い影響を与える霊もいれば、あなたをずっと守ってくれている霊もいます。
まずは、霊の種類をしっかりと理解しましょう。
あなたを守ってくれている霊の大きな存在に気がつきましょう。
そうする事で、あなたは今の悩みからきっと解放されます。
霊の種類を知り、あなたにいい影響を与える霊へ、しっかりと視点を合わせること、それが大切です。
素晴らしき霊の世界へようこそ。
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15の霊の種類とその役割
霊という存在を誤解していませんか?
あなたは霊のことを、怖いもの、おどろおどろしいもの、と思っているかもしれません。
しかし、それは一部の霊です。
それを理解していただくために、まずは霊の種類とその役割をご紹介します。
霊という存在がどれだけあなたのことを助けて、守ってくれるのかがわかるはずです。
1.指導霊
この世にあなたが生を受けたのは、やるべき使命があるからです。
この世での使命をしっかりと果たせるように、歩むべき道を示してくれるのがこの指導霊。
指導霊は守護霊よりも霊界に近い位置にいる霊であり、指導霊という名前の通り、あなたの果たす使命や仕事を指導してくれます。
指導の仕方は二通りで、あなたがこの世で果たすべき役割をあなたに直接伝えてくる場合と、周囲の人を通じて伝えてくる場合があります。
また、守護霊は指導霊の指示によって、交代することがあるのです。
あなたがステップアップしたときには、さらにあなたを強く守護をしてくれる守護霊と交代させます。
ただその逆で、あなたがなまけてばかりいると、指導霊の指示で弱い守護霊に交代されてしまうこともあるのです。
もしあなたが同じような場面に何度も出くわしたり、同じ言葉や指導を繰り返し聞く場合には、それは指導霊があなたに大切なことを伝えてくれていると思ってください。
指導霊からの指示を聞きもらしているかもしれないので、この機会にちょっとだけ周囲の人からいわれている言葉を思い返してみてもいいかもしれませんよ。
また、指導霊はあなたの仕事の内容が変わるときには、その仕事にあった指導霊と交代します。
私自身の経験ですが、以前は今よりもっと我欲が強く、自分が満たされることがすべてだと思っていました。
そんなときに、自分より相手を思いやる人たちと出会い、その帰り道に歩きながら、
「今日から変わろう。今日会った人たちのように、他の人のために温かい言葉を伝えられる人になろう。」
と心に決めたのです。
その翌日から不思議なことに、私の表情は周りからも一目瞭然なほど穏やかになりました。声を聞くと、気持ちが和むとまで・・・。
今でもお話をすると、時々、私の不思議な声と話し方に安心するといわれます。
講義やマナカード占いをしているときに、自分では考えてもいない言葉を伝えることもあります。
そんなときに、指導霊が私に力を与えてくれているのだと実感するのです。
2.守護霊
守護霊は指導霊と同じようにあなたをサポートする霊ではありますが、たとえるなら母親のように温かく見守り、まもってくれるのが守護霊です。
守護霊というと、誰しも先祖がなっている感覚が強いですが、必ずしもそうではありません。
今のあなたにふさわしい守護霊が、あなたを見守ってくれているのです。
守護霊は危険から身を守ってくれる役割ばかりがクローズアップされますが、時には、あなたの経験値を高めるために、今後の知識になるように、困難な課題を与えることもします。
守護霊はどんなときでも、たとえば今こうしてあなたがこの文章を読んでいるときでも、あなたを見守っています。
あなたがこの世で果たすべき役割をサポートしてくれているのです。
突然ひらめいたり、難を逃れた経験はありませんか?
そんなときは、守護霊の恩恵を受けているときです。
また、頑張りすぎて健康面やメンタル面で注意が必要なときには、心と体を休ませるように働きかけてもくれます。
ただ、守護霊がどんなに守っていても、あなた自身がモラルを欠いた行動をしたり、人を傷つけたりしてしまうと、守護霊の存在自体がわからなくなってしまいます。
とくに物欲などが強くなりすぎて、目に見える物質を中心にみてしまっているときは、心の目が曇り、守護霊の存在を感じにくくなります。
守護霊は、生まれてからずっと同じ霊とは限りません。あなたがこの世のカリキュラムをクリアしていくと、さらに大きな力を発揮できる守護霊と交代していきます。
今のあなたはどうですか?
もし守護霊の存在をあまり感じられないようなら、あなた自身の視点を変えるべきときかもしれません。
辛いことや苦難にぶつかったときには、自分は守護霊にみまもられていると必ず思うようにしています。
不思議なことに、そう思うだけですぐに問題が解決したり、苦痛をちがう視点でみることができるようになるのです。
3.先祖霊
あなたの先祖の霊です。
先祖霊のなかには、あなたの守護霊として働いてくれている霊もいます。
ですが、先祖霊は守護霊になる霊だけではありません。
あの世で、ご先祖様にふさわしい役割を与えられる場合もあります。
そんな先祖霊は、お盆やお彼岸にはこの世に戻ってきますが、それ以外は、あの世でしっかり働いています。
私事になりますが、祖母が亡くなってしばらくしてから、叔母が大きな病気で意識不明となりました。
その親戚が意識不明のなかで、たくさんの人が並んでいる場所で立っていると、祖母が「あなたはまだ。」といって追い返されたと言っておりました。
ご想像の通り、その後、叔母は奇跡の生還を果たしたのです。
祖母はあの世で多くの人の前に座り、その人たちがあの世のどの階級にいくのかを伝える役割をしていたそうです。
尚、きちんと供養をしてもらえないまま、この世に不浄化霊として残っている先祖霊もいます。
実は、不浄化霊は「供養されてあの世にいきたい」と生きている子孫の私たちに話しかけているのですが、それに気がつく人はあまり多くありません。
あなたの先祖で供養をしてもらっていない先祖霊はいませんか?
もし供養を十分にしてもらえていない先祖霊がいた場合は、ぜひ供養をしてあげてください。
3日間、そのご先祖様のことを思い、手を合わせて水をあげるだけでも、供養になります。
また、お墓が古くなっていたり、お墓の管理がされていないと、先祖霊はそれを伝えにきます。
私が子供の頃、お墓の土台が傾いていることを伝えにきた先祖霊をみたことがあります。
あまり怖い感じはなくて、何かを言いたそうに寝ている人へ語りかけていたのを覚えています。
ちなみにですが、「戒名」をつけてもらえなかったという理由で、あの世にいけない霊は、日本人特有だそうです。他の国では、戒名をつける習慣はありませんものね。
今この文章を読んで、「戒名がなくてもあの世にいけるのか。」と初めて知った霊もいるかもしれません。
4.背後霊
あなたがこの世で果たすべき使命を助けるために働いてくれるのが「背後霊」です。
ただ、あなたがこの世で仕事をおこなうときにも、その仕事にあった背後霊がサポートしてくれます。
守護霊は、一生を通じてそう何回も変わるものではありませんが、背後霊はあなたの仕事内容や使命に同調した霊が必要に応じて憑くものです。
転職した人や人生で大きな転機があった人であれば、なんとなくわかるかもしれません。
しかし、背後霊は良い働きをする霊だけとは限りません。
あなたが邪悪な心で人をだまそうとするときには、同じような邪悪な霊が背後霊として憑き、働きます。
今のあなたは、清き心で毎日を送っていますか?
誰かを陥れようとおもったり、恨んだりしていませんか?
あなたが最近、不運が多い、損する事が多いと感じるようなら、それはあなたの心に同調した、よくない背後霊の働きかもしれません。
ただ、心を清くもって取り組めば、すぐに良い背後霊のサポートを受けられるようになります。純粋な気持ちで毎日を過ごしてくださいね。
もしかすると、この文章は私が書いているのではなく、実際は霊への正しい知識を多くの人に伝えるために、私の背後霊が書いているのかもしれません。
5.浮遊霊
浮遊霊は、あの世へいけず、肉体がないまま、魂だけがこの世でさまよっている霊のことです。
浮遊霊には3種類あり、
- 自分が死んだことを受けいれられずにさまよっている浮遊霊
- あの世への行き方がわからずにさまよっている浮遊霊
- 自分が死んだことに気がつかずにこの世をさまよっている浮遊霊
に分かれます。
人は死を迎えると、自分を守ってくれていた守護霊や霊界への入り口へ誘導してくれる霊に導かれて、霊界へ戻っていきます。
しかし、生きているときに死後の世界を信じていない人の場合、死んだあとに守護霊や霊界へ誘導してくれる霊がいくら話しかけても聞こえず、姿もみえなくて、この世をさまようといわれています。(諸説あり)
なかにはいくあてがなくて、自分のお墓に座っている霊もいるそうです。
ふとした瞬間にそれが生きている人にみられ、お墓には幽霊がいると言われるようになったのかもしれません。
私は、父が亡くなってから20年くらい経った頃に、出会った人から、
「あなたのお父様は、もう霊界で仕事をしているのですね。亡くなった人が迷わないように、霊界へいざなう仕事をしています。」
といわれたことがあります。
その話を聞いたときに、優しい父らしい仕事だと納得したのをよく覚えています。
あなたもこの世の修行が終わったら、すぐそばに霊がいるので、その霊の言葉をしっかりと聞いて迷わずに霊界にいってくださいね。
もし父が案内係でしたら、よろしく伝えてください。
6.不成仏霊
この世に未練があり、あの世へいけない霊を「不成仏霊」といいます。
よく幽霊として取りあつかわれるのも、この霊です。
不成仏霊はこの世に未練があり、やり残したことをやるために、人に憑依します。
そして、不成仏霊は自分と同じ波動の人に憑依します。
たとえば、お金に執着する人にはお金に執着する不成仏霊が、物やある特定の人物に執着をもつ人には、同じ思いを残したまま不成仏霊となった霊が憑依します。
しかし、人に憑依したあとに、この世でやり残したことを果たせた場合は霊界へいけはしますが、人に憑依するのはいいことではないため、霊界でしっかりその償いをしなくてはなりません。
除霊をする霊能力者の多くは、この不成仏霊の未練をしっかりと聞き、不成仏霊に変わって果たせることを果たします。
私の知人の家族が亡くなったあとに、生前お世話になった人に保険金を渡せなかったことを心残りに、不成仏霊になってしまったことがあります。
そのとき、不成仏霊は憑依はしませんでした。憑依せずに、家族の夢枕にたち、家族以外の生前お世話になった人へ保険金を渡して欲しいと願ったそうです。
家族がその願いを聞きいれ、生前お世話になった人へ保険金を渡すと、すぐにあの世へ旅立たれました。
ちょっと心温まるはなしですよね。
7.地縛霊
自分が死んだことを受け入れられず、その土地や環境に執着して取り憑いてしまう霊を「地縛霊」といいます。
地縛霊は、ありとあらゆる場所にいます。
ずっとその場所に未練や悔しさを抱いたまま、離れられないのです。
どんなに守護霊や霊界への案内する霊が話しかけても、聞こえません。
地縛霊はときとして、自分と同じ境遇に人間を合わせようとします。
たとえば、事故が多い場所。同じ場所で何度も事故がおきるのは、この地縛霊が関係している悲しい行いです。
とはいえ、そもそも地縛霊の影響をうけるのは、あなた自身が人に恨みや妬みをもっているときにほかなりません。人を恨んだり、妬んだりしなければ、地縛霊とは波動が合わないため、影響をうけることがないのです。
しかし、事故がよく起きる場所やよくないことが起きる場所におもしろ半分でいくようなことをすると、あなたの状態とは無関係に地縛霊に憑依されることがありますので、注意してください。
実は地縛霊も、なりたくて地縛霊になったのではありません。
執着が強すぎて、自分を解き放つ方法がみつからないだけだったりします。
以前、私が勤めていた会社にも地縛霊がいました。
その地縛霊は、
「いつからここにいるのかわからない。ここにいれば誰かが迎えに来てくれる。」
そう信じて、その場を離れずにいました。
その地縛霊と私は話をして、その場所から本来のいくべき場所の入り口まで、お送りしたことがあります。
最初は私がだまそうとしていると、その地縛霊は思ったらしく、かなり不審がられました。
しかし、何度も話をしているうちに、ここにいても誰も迎えにきてくれないことを理解してくれました。
半信半疑で、私と一緒に現世と霊界をつなぐ場所のようなところにいく途中、その地縛霊は
「他の人も、私と同じように誰かが迎えにきてくれると思って待っているの。」
と教えてくれました。
「それだったら、一緒に行きましょう。」
そう私はその地縛霊を説得した結果、その地縛霊は他の地縛霊を2~3人連れてきてくださいました。
入口まできたら、その地縛霊は
「あなたのいっていたことがよくわかった。ここからいくのね。」
と言って、そのまま消えていきました。
「どこにいったのだろう? 」
とキョロキョロしていると、
「もう、戻りましたよ。」
と言われて、
「いつの間に? 」
と思ったのを覚えています。
生きている私には、現世と霊界をつなぐ入り口はみえませんでしたが、こうやって浄化してくのだなと実感しました。
8.因縁霊
因縁霊とは、家族、家系まるごと祟っている霊のことをいいます。
「末代まで呪ってやる! 」なんて言葉を聞いたことがあると思いますが、それです。
ひとりの人を憎むのではなく、その家系全体が滅びるまで祟る霊なのです。
因縁霊は、家系的に長男は長生きしないとか、なぜかその家系に入ると大きな病気をするといった祟り方をします。
因縁霊になる霊は、本来は心優しい人柄で、祟ることになった人をとても信頼していた方が多いです。でもだからこそ、その裏切りが許せなくて、因縁霊となってしまいます。
純粋すぎるゆえに、因縁霊となることもあるのです。
私はときどき、眠っているときに霊界の仕事をします。
そのときに、ひとりの因縁霊と話をしたことがあります。
最初の日は話も聞いてくれず、すごい形相で、正直怖かったです。
次の日にいくと、少し表情がやわらかくなり、話だけは聞いてくれました。
3日目には、「今更あとにはひけない」と、今までの自分の体験を映像でみせてくれました。
結局、私は話を聞いただけで、その因縁霊を解き放つことはできなかったのですが、その因縁霊は私に、
「あんたも大変だね。こんなのに付き合っていたら、あんたまでおかしくなるよ。」
と心配してくれたのを覚えています。
因縁霊になりたくてなったのではない、その言葉はとても心に響きました。
因縁霊を作るのは、人を平気で裏切る自分勝手な人です。
もちろん、いつまでも祟っていいわけがありませんが、ただ、因縁霊にも理由があって祟っている、そのことだけはみなさんにもわかってほしい。
そして、因縁霊を増やさないために人を裏切るような行為をしない、それが因縁霊からのメッセージなのだと、私は思います。
9.色情霊
亡くなる前に性的な執着を残してしまった場合、不倫や愛する人と交われなかったことに未練を残している場合などに「色情霊」となります。
色情霊は性的な執着を残している場合が多いため、人に憑依して肉体の欲望を満たそうとします。
性欲が異常に強かったり、自分で性欲を抑えきれない人に憑きやすい霊です。その逆で、色情霊が憑依しているために、自分の性欲が抑えきれなくなる場合もあります。
また、愛欲におぼれて命を落とした場合、その相手に欲望を満たしてもらうため、その相手のパートナーに憑依する場合もあります。
さらに色情霊は、現実ではおきないような愛欲にまみれた夢をみせたりもします。
私の会社の先輩で、夜になると色情霊が憑依して、男性を誘ってしまうという人がいました。
正直、本当かどうかは定かではないのですが、確かに昼と夜とでは別人だったのを覚えています。
しかも、その先輩はみだらになったあとに気を失うので、本人はその行動をあまり覚えていません。
とはいえ、そもそも色情霊に限らず、基本的にはあなた自身の心と体が健全であれば、霊に憑依されることはないため、なにかその先輩には原因となるものがあったのでしょう。
10.騒霊
ラップ音や音楽、ドアをたたく音、足音といったいわゆる騒音を立てる霊のことを「騒霊(そうれい)」といいます。
騒霊は、ポルターガイストでも知られる霊でもあります。
ちなみに、騒霊は人の霊だけでなく、動物の不成仏霊がなる場合もあります。
騒霊は音をたてるのが得意なため、電源が入っていないテレビやラジオの音を流すことが多いです。
私が会社の寮にいるときに「騒霊では? 」と思われる現象に多く遭遇しました。
部屋のドアノブがガチャガチャいったので、誰かのいたずらだと思い、次のガチャガチャいった瞬間に廊下に出たのですが、誰もいない。
他にも、部屋の前に階段があったのですが、その階段を一晩中上り下りする足音がうるさくて眠れない日もありました。
騒霊は、音はするけれど姿がみえないのですが、
「静かにしてください。」
というと、意外と静かにしてくれます。
今でも、ビジネスホテルなどに泊まるとよく遭遇します。
とても疲れていて相手をしてあげられないときは、
「今日はムリです。どんなに大きな音だしてもムリです。」
というと静かになります。
これはオススメです。試してみてください。
11.生霊
生霊は、生きている人の魂がふとしたときに肉体を離れて、相手に飛んでしまうものです。
強い気持ちが生霊を飛ばしてしまうのですが、その本人は自覚がないことがほとんどです。
強く愛する人を想ったり、怒られた相手を恨んだり、自分より立場のいい人を妬んだりしたことはありませんか?
もしそうなら、あなたも一度は生霊を飛ばしているかもしれません。
しかし、強い念はいずれ自分へ戻ってきます。
もし強い念を飛ばしてしまいそうなときは、我に返ること。
生霊を飛ばすことは、自分にとっても相手にとってもよくないことです。
また、もしあなたが生霊を誰かに飛ばされたときは、自分の前に鏡を置くイメージを持ってください。そして、その鏡で相手に生霊をはね返すイメージです。
そのイメージが難しいようなら、飛んできたボールが体にぶつからずにスルーしていくイメージでもいいです。これだけでも生霊から自分を守れます。
10年くらい前、私の近くに、嫌なことがあるとその相手に生霊を飛ばす人がいました。
自分ではまったくその自覚がなく、他の人に、
「念が強いから気をつけてね。」
と言われても、ポカンとしていましたが・・・結局、自分が飛ばした念が自分に戻り、今は誰からも信頼されず、孤立して過ごさざるを得ない状況に追い込まれてしまっています。
12.水子霊
水子霊は、この世に生をうけたけれど、すぐに亡くなってしまった魂、流産や人工中絶によってこの世に生を受けなかった魂のことです。
水子霊は、純粋で無垢な状態のままです。
水子が成仏できない理由は、生まれてくることをなによりも望んでいた、もしくは、親に愛されたかった気持ちが強かった場合が多いです。
ちなみに、成長する水子霊もいます。
私の知人が流産したあと、数年が経過したときに、水子霊が私のもとへ来て、
「ママがボクに気がついてくれないの。そばにいってもボクのことを無視するの。」
と言ってきました。それで、どうして欲しいのかと尋ねると、
「一度でいいから、ママに抱きしめてもらって、愛しているっていわれたい。」
と泣いて言いました。
しかし、小さな男の子に成長した水子霊はその後も母親には気づいてもらえず、私のそばにしばらくいたのを覚えています。
私が誰かと話をしようとすると、私の首のまわりに腕をからませて甘えている姿を、その当時、お会いした霊能力者によく聞かれました。
「その子は誰ですか? すごく甘えているけど、知り合いですか? 」
こう聞かれるたびに、事情を話せないのと、その子に何もしてあげられない自分が情けなくて仕方ありませんでした。
もし、あなたに水子霊がいるなら、一言でいいので、
「愛している。」
と伝えてあげてください。
それだけですぐに成仏し、新たに赤ちゃんとして生まれ変われます。
13.動物霊
動物霊は、亡くなった動物の霊ではありません。動物霊には3種類あり、神様の使いであった霊が神社などにすみついて神様のようにふるまう霊、惨殺されて無念に死をむかえた人たちが集まった霊、人の妬みや恨みの感情だけが集まった霊が存在します。
動物霊は、霊能者と呼ばれる人や占い師に憑いていることが多いです。というのも、会った人の素性や考えていることを言い当てる力をもっているからです。その力をおかげで、「当たる霊能力者」と勘違いされている霊能者もいます。
本来は、動物霊は人間の汚い欲望をいいように操り、苦しめることを目的としています。
動物霊に憑依されている人は、霊能力者のような霊視ができるため、当然、自分がすごい能力の持ち主だと勘違いします。
動物霊がいる神社では、願いが叶いますが、その代償を必ず動物霊は求めてきます。人間の願いを叶えるかわりに、動物霊は自分を崇拝して欲しいのです。
また、動物霊自体が気に入らないと感じたときは、とことんまでその相手を呪い、罰を与えるのも特徴的です。
以前、私は動物霊に支配されている人に会ったことがあります。
その人は、動物霊が守護霊だと勘違いしていました。
相手の考えていることや未来がみえるので、自分はすごい能力者だと思っていたようです。
正式な霊能力者との大きな違いは、
- 相手がみて欲しくない部分までみて、相手を傷つける。
- 会った人を幸せにせず、苦しめる。
- 代償を求める。
でした。
もしこういったことをする霊能者と名乗る人や占い師がいた場合は、動物霊に憑かれている可能性大です。危険なので離れてください。
下手をすると、自分のところに通って欲しいがために、その場では物事を解決に導いたふりをしますが、裏では動物霊を相談相手にせざるをえない状況に追い込み、なにかと困るように誘導されます。
14.精霊
精霊とは、自然に宿る霊をいいます。
昔から、自然の木々や花々、土、水、風、火など、すべてのものに精霊は宿っているといわれています。
たとえば、パワーストーンも精霊です。植物から抽出した精油にも、精霊は宿っています。
命ある自然のものすべてに、精霊が宿っているのです。
また、自然のものだけでなく、大切にしているものにも、精霊は宿るといわれています。
ただ、宿るものは精霊とは限らず、他の霊の場合もあるので、注意が必要です。
「疲れたら大地に寝転んで、木々の香りをかぎ、風を感じましょう! 」
こんなことを聞いたことはありませんか?
これは、自然に宿る精霊からパワーをもらうための行い。
私たちは普段から、多くの精霊に囲まれて生きています。精霊なくして今の生活はありません。
「家を建てるときに、土地全部をコンクリートで埋めてしまうと土地が呼吸できなくなる。」という話は本当です。
全てのものに命があることを知って、あなたが持っているすべてのものに感謝をしながら毎日を送ってください。
そうすることで、精霊のキラキラとしたパワーをあなたも自然とうけられるようになります。
15.神霊
人が亡くなった後、霊界で修業して神に近い存在になった霊を「神霊」と呼びます。
よく神社などで、その土地の功労者が神として祀られています。たとえば、有名な天照大神(あまてらすおおみかみ)様も、神霊といわれています。
私は以前、夢で神霊に会ったことがあります。
その当時の私はめまいがひどく、その辛さに毎日悩んでいました。
そんなある日、眠りにつくと、私は長い綺麗な木の廊下を歩いていました。その奥には広がった場所があり、そこに大きな光を放つ神霊がいたのです。
女性のような男性のような、どちらでもないような感じで、とても綺麗なお顔立ちと優しく微笑む姿がとても美しく、しばらく見惚れていましたが、ハッと我にかえり、
「めまいを治してください。私は霊能者になりたくない。こんなの嫌です。もうやめたい。帰りたい。その後ろの光の中に帰らせてください。」
とお願いをしました。そうすると、その神霊はにっこり微笑んで
「案ずることはない。大丈夫。」
と、声なのか、頭に直接なのかわからない音のような、響きが聞こえてきました。
それでも負けずに
「本当にムリです。もう嫌です。修業はしません。普通に生きるか、帰ります。」
と光の方へ向かうと
にっこりとほほ笑んで、私をなだめました。
その瞬間、
「生まれる前に自分がやるってきめて生まれたのだ。」
と誓いを思いだしたのです。
神霊のうしろの光をみながら、帰れない自分を悲しく思いました。
目が覚めたときには、死んだらあの光に帰れるのかと、ちょっと嬉しく思いましたが、その後も、辛い修業が嫌で、何度か会いに行ったことがあります。
たまに、お姿がなく、素戔嗚尊(スサノオ)様とおつきの人がふたりいらして、お話を聞いていただいたことがあります。素戔嗚尊様とおつきの人も、神霊なのかもしれません。
最近は、夢で会えなくなってしまったので、とても残念です。
守護霊や指導霊に愛される方法
守護霊や指導霊に愛されることは、人生の課題をクリアしていくうえで、とても重要です。
ですから、寝る前でいいので、毎日、守護霊と指導霊に
「いつもありがとうございます。」
とお礼を伝えてほしいです。
そして、難を逃れたときや運がよかったとき、うまくいったときは、すぐに守護霊や指導霊、背後霊にお礼を言うことを忘れずに。
守護霊や指導霊は感謝されるために働きかけてくれているわけではありませんが、自分たちの存在を知ってもらうことは、なによりも嬉しいことなのです。
守護霊や指導霊は、その存在を感じてくれるあなたに、頑張るあなたに、今まで以上の応援をしてくれます。
まとめ
霊の種類と特徴。それぞれの霊の役割は、いかがでしたか?
あなたは、いつもたくさんの霊に見守られています。
もちろん、邪念を抱いたり、悪いことをしたときもです。
あなたには、悪い霊につけこまれず、しっかりと自分が果たすべき役割をこの世でおこなってほしい。
あなたには、この世でやるべきことがたくさんあります。
今世の課題、しっかりとクリアしてくださいね。