どうしても会話が続かない、良い雰囲気で話が弾まないという悩みを持たれている方は多いのではないでしょうか?
実は、会話が続かない人には、ある共通点があります。その原因を理解することで、おのずと会話が弾み、相手から色々な話が引き出せるようになるのです。
それでは、会話が続かない人の共通点とその悩みを解決するための会話術についてご紹介します。
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答えが一つしか出ない質問をしすぎない
会話が続かないという悩みを持っている人は、これをやってしまっている人がほとんどです。会話を進めようとする気持ちが強いからなのか、会話をどうにか続けたいという一心でしてしまっているのかもしれません。
たとえば、相手にお茶を進める時の場合、
自分:『お茶をのみますか? 』
と聞いたら
相手:『はい』か『いいえ』
でしか答えられません。この時点でいったん会話が終了してしまいます。会話を弾ませるには、『はい』『いいえ』以外で返事が返ってくる事が肝心です。
たとえば、次のように話してみたらどうでしょうか?
自分:『コーヒーとお茶がありますが、どちらにしますか? 』
相手:『コーヒーをおねがいします』
自分:『コーヒーの方がお好きなんですね? 毎日お飲みになるんですか? 』
相手:『私の朝は、コーヒーが無いと始まりません』
このように、会話が続くようになります。質問の仕方を少し変えるだけで会話がつながります。
返答にも気を配る
自分に会話を投げかけられた時には、当然の事ですが、上記の逆の事をしなければいけません。
相手:『今日は天気が良いですね』
と言われたら、
自分:『そうですね』
これではダメですよね。
自分:『そうですね、風も心地が良くて、過ごしやすいですね。このぐらいの季節が私は好きです。好きな季節はありますか? 』
のように、相手も話を続けやすい、質問しやすいような会話が良いと思います。それに、相手からの質問に対して、質問を返しても嫌味にはなりませんので、良いと思いませんか?
誘導尋問をしない
会話が続かない人の特徴として、誘導尋問のように会話を進めていくダメなパターンもあります。
営業:『先日ご提案させて頂いた案件はご検討していただけましたか? 』
取引先:『いいえまだです。』
営業:『なにか至らない所がありましたか? 』
取引先:『いいえ、そんなことはありません』
営業:『どうしてご検討していただけていないのですか? 』
取引先:『・・・(なんだ!? 追いつめるように質問してくるな)』
取引先:『本日はこの話はやめましょう』
追い詰められた気分になると気分は良くないですよね? 『はい』と『いいえ』だけの会話はあまり面白くありませんので、もっとスムーズな会話ができるよう心がけた方が良いですね。
相手を気分よくのせてあげることが、相手から良い情報や、ビジネスの話、交渉をスムーズに進めていけるものです。最初の質問の後に、
営業:『〇〇さんのご意見をぜひお聞かせいただきたいので、宜しくお願いいたします』
と、一言お願いと一緒に、あなたの意見が聞きたい。というように、質問をしてみてはいかがですか?
まとめ
いかがでしたか?
結局の所、会話が続かないと悩んでいる人のほとんどは、自分本位な話ばかりしているように思えます。
相手を立ててこそ自分があるということを気を付けながら会話をしてみてはいかがでしょうか? そうすれば、あなたの周りはいつもにぎやかで、活気のある会話で溢れている、そんな未来が待っているかもしれません。
ぜひ、この会話術を身につけてみてください。