もう、どうにもならない!
八方ふさがりで、にっちもさっちもいかない最悪の状態のとき、あなたはどうしていますか?
もし、こんこんと落ち込んでいるだけなのだとしたら、ものすごーくもったいないことしてるかもしれません。
あなたにとって、今の最悪と思えるピンチは人生における大逆転のチャンスかもしれないのです。
ピンチをチャンスに変える方法は、あなたが思っているよりもずっと単純で簡単です。
落ち込んでいる時間がもったいないので、今すぐ、試してみましょう。
あなたのピンチがチャンスに生まれ変わりますよ!!
ピンチだと思っている状況こそ、チャンスのかたまりであることが多い、その理由をまずは説明しますね。
なぜ、ピンチはチャンスになる?
自分ではどうにもならないと思っているピンチの状態。
成功者と呼ばれる人の多くは、そこからチャンスを見出して成功しています。
それはなぜか、わかりますか?
ピンチになった原因を再確認したり、ピンチになっている現状をしっかりと把握しているからです。
ピンチのときに、もうダメだ!
と落ち込んでいては、そこから何も生まれません。
同じピンチを同じようにグルグルと繰り返すだけの人生になってしまいます。
誰もが知っている成功者エジソンは、電球を作ったことで有名ですが、1回で成功したと思いますか?
その失敗は、1万回とも2万回ともいわれています。
その失敗を
「失敗ではなく、うまくいかない1万回通りの方法を知ることに成功した」
と言ったそうです。(諸説あり)
みなさんご存知100円ショップも、当初は100円以外のものもあったそうで、他の金額ラベルを作る時間が間に合わず、苦肉の策として「100円均一」としたそうですが、これが成功のきっかけになったともいわれています。
「成功者にだけ、当てはまる話でしょ?」
あなたはそう思いましたか? もしそう思ったのだとしたら、どうやら記憶力が低下しているようです。
過去にあなたも、ピンチからチャンスを得ています。
今までの人生のなかで、失敗を一度も経験したことのない人間なんていません。
あなたにも同様のことがいえて、その失敗やピンチをいくつも乗り越えて今のあなたがいます。
ただ、そのピンチの乗り越え方が、上手だったか、下手だったかという違いはありました。
ピンチの乗り越え方次第で、人生は大きく変わります。
ピンチをチャンスに変えるには、ちょっとしたコツが必要なだけ。
以降で、そのコツをご紹介しますので、参考にしてください。
チャンスを逃す人の特徴
誰かに教わったわけでもないのに、自然とピンチをチャンスに変えられる人もいますが、世の中のほとんどの人はピンチをピンチのままで終わらせてしまいます。
おそらく、あなたも私と同じように後者のはず。
いままでの人生を振り返ってみると、大きなチャンスを見逃してしまっていたという事があるのではないでしょうか?
チャンスを逃す人の特徴は、下記になります。
- ピンチのときに、人のせいにする
- 反省しない
- 自分では行動せず、他の人に解決してもらう
- ただ、ひたすら落ち込む
- 落ち込んでいることをアピールする
- 愚痴をいつまでもいう
- 他人を恨む
- 言い訳をする
- 自分の過ちを認めない
- ピンチになった原因を知ろうとしない
- 謝らない
- 許さない
- どうせ自分はダメだからとあきらめる
- 人をねたむ、うらやましがる
- 周囲の意見を聞かない
あなたも、ピンチのときに、こんな考え方や行動をしていませんか?
ピンチが訪れて数日はこんな考え方になってしまっても仕方がないと思いますが、それが1週間、1か月、それ以上になってくると、問題です。
15個の特徴のうち、8個以上当てはまるようなら、きっとあなたはチャンスを滝のようにダダ漏れさせています。
ピンチをチャンスに変える3つの方法
ピンチをチャンスに転換する一番早い方法は、少しだけ今の考え方を変えることです。
これから紹介する方法は、どれからでも構いませんので、できることからやってみましょう。
1.ピンチになった原因をしっかりと受け止める
あなたがピンチになった原因は何ですか?
- 自分の考え方だけで、進めてしまった
- これでよいと思い込んで行動した
- 周囲の意見を聞き入れようとしなかった
- 自分の意見とは違ったが、周囲の人がよいといったことを鵜呑みしてしまった
- 流れに身を任せてしまった
基本的には、上記のようなことが原因でピンチに陥ります。
実は、この行動にはすべて共通点があります。
「自分の考え方だけで進めてしまった」と「自分の意見とは違ったが、周囲の人がよいと思ったことを鵜呑みにしてしまった」は、まったく別のもと考えやすいですが、本質は一緒です。
どちらも、最終的にそれで良しと判断し、行動したのはあなたです。あなたがあなたのピンチを作ったのです。
まずは、そこの部分をきちんと自分の中で消化しましょう。
自分のピンチは自分が招いたことを知る!
これこそが、ピンチをチャンスに変える大きな一歩です。
ピンチに陥った原因を把握することができれば、次は同じ失敗を繰り返しません。
一度、転んで大けがした場所に行けば、反射的に足元に気をつけますよね?
それと同じことです。
2.他の人の意見を聞く
人は自分と同じ意見の人とは、会話を重ねます。
逆に、自分と意見が違う人とは、はなから話をしようとしない傾向があります。
ご多分にもれず、あなたにもきっと、そんな部分があるはずです。
ここが最大の問題点でもあります。
実は、自分と意見が違う人や、意見が対立しやすい人の話ほど、あなたにとってのチャンスが多く隠れています。
同じ意見の人とばかりで話していると、そこからなかなか進展しません。
進展しているようにみえても、実際は同じところをグルグル回っているだけです。
自分と意見が違うということは、あなたにはない発想を持っているということ。
そんなこと受け入れられない、絶対ムリと思った人の意見を今一度思い直してみましょう。
そこには、あなたの人生がチャンスいっぱいになるヒントが隠れています。
私自身の背中を大きく押してくれたのも、自分とは意見がいつも異なる人でした。
「そんな人生、私にはムリ」
と思っていましたが、今になってみると、思いきって行動して本当によかったと思います。
あのとき行動していなかったら、今の私はいないのですから。
あなたと考え方が違っていても、提案や意見をしてくれるのは、あなたを本当に想ってくれているからです。
あなたなんてどうなってもよいと思っていたら、決して意見などしてくれないでしょう。
3.ピンチを逆転発想に変えてみる
今のピンチを、逆境、失敗、悲しい出来事で終わらせずに、逆転発想してみましょう。
たとえば、
「大切な書類をなくしてしまった。」
→「大切な書類をなくしてしまう方法を知った。」
「仕事場で怒ってしまった。」
→「仕事場の雰囲気を悪くする方法を知った。」
「クレームを受けた。」
→「何がクレームになるのかを知る事ができた。」
ここまでできれば、次はもっと簡単です。
ここまでの例で共通することは、どうしたら失敗してしまうかでした。
あとは、それを生かすだけです。
書類をなくしてしまう方法を知ったのだから、そのときと同じようにはしなければよいのです。
仕事場での雰囲気を逆転したければ、素直にあやまりましょう。
「いきなり怒ってしまって、すみません。驚かせてしまいました。」
なんて素直に謝るだけで、周りの雰囲気はガラッと変わります。
クレームを受けることで、ダメな部分もわかってきます。
仕事だけでなく、友人関係や恋愛でも同じことです。
うまくいかなかったのなら、次回は、同じ行動、同じことをしなければよいのです。
そうしてできるならば、自分の行動や言動を変えるチャンスを与えられたのだと考えて、次の機会までに考え方を大逆転させてみましょう。
もう、次は大きな失敗はしないですよ。
もし、うっかりしてしまったら、すぐに謝ったり、対処していきましょう。
意外とすぐに解決できるようになっていることに気づくはずです。
ピンチになることは、ピンチを招く行動が何なのか知るきっかけになります。
ですから、次からはその行動と違うことを行えばよいだけ。
ピンチのときは
「考え方や行動をいつもと変えなさい!」
と言われている状態だと思ってみてください。
この考え方こそが、ピンチをチャンスに変える人生逆転方法です。
ピンチをチャンスに変える人の特徴
ピンチをチャンスに変える人には、共通する特徴があります。
「考え方を変えるのは絶対ムリ」
と、かたくなに思ってしまうのであれば、ピンチをチャンスに変える人のマネをするをしてみてはいかがでしょうか?
ピンチをチャンスに変える人の特徴は、下記になります。
- 何にでも感謝をする
- ありがとうの言葉をすぐに伝える
- 感謝の気持ちを恥じることなく相手にしっかりと伝える
- 他の人からの意見を取り入れられなくても、思いかえすことができる
- 人を許す力がある
ひとつでもできそうなものがあるなら、あなたのピンチはすでに半分チャンスに変わってきています。
何よりも、素直さが一番です。
素直に受けとめることさえできれば、あなたの悶々とした毎日は輝くものに変化していきます。
もし仮に行動に移せなかったとしても、素直な気持ちで「ありがとう」と受けとめる気持ちさえあれば、今は変わらなくても、大丈夫です。
少しずつ、ピンチをチャンスに変える力が育っていきます。
ピンチがチャンスに変わった3つの体験
エジソンみたいにすごい体験ではないですが、ピンチをチャンスに変えた私の体験を紹介します。
楽しいランチタイムがピンチ
まずは、ちょっとかわいい、ピンチがチャンスに変わった体験です。
私が小学生の頃の話です。
都内でも有名な遊園地に遠足にいきました。
この時期は、お弁当=サンドイッチが私のマイブームでした。
しかも、母がサンドイッチをキャンディーのように包んでくれるのがかわいくて、それを友達に「いいなぁ」と言われるのも嬉しくて、お弁当にはサンドイッチをよくリクエストしていました。
この日の遠足のお弁当も、もちろんサンドイッチです。
いよいよ、楽しいランチタイム。
わくわくしながら、友達と小高い芝生の上で食べることになりました。
リュックからサンドイッチが入った、お弁当箱をあけた途端!
お弁当箱ごと、全部落としてしまいました。
しかも、坂になっていたため、どんどん下に落ちていく・・・
幼い私にとっては、大ピンチ!
思わず
「あー、サンドイッチが全部落ちちゃったー」
と叫んだくらいです。
坂の下にいた子たちが拾ってくれましたが、芝がついてしまって食べられる状態ではなくなっていました。
その場にしゃがみ込んでしまった私に、担任の先生が、
「私のお弁当をあげるから元気出して。」
と優しく声をかけてくれましたが、どうにも立ち上がれない私。
そんな私に、一緒にいた友人が、
「なくなったものをいつまで考えていても仕方ないよ。はい、私のおかず一個あげる。」
と私にウインナーをわけてくれました。
私も気持ちを切り替え、他の子たちに、
「わかった。もうあきらめる。誰か少しでいいので、お弁当わけてください。」
というと、たくさんの子たちが食べられないくらいのおにぎりやおかずをわけてくれました。
この時、今まで話をしたことがない子とも交流をもつことができました。
私がサンドイッチをぶちまけなかったら、新しい友人を作ることもなかったはずです。
素直な行動がチャンスに変える
事業を開始した当時は、ピンチだらけの毎日でした。
その中でも、一番大変だったのが、取引先との交渉です。
いきなり事業をはじめた私に、卸売りをしてくれる会社はみつかりませんでした。
考えが甘かったなと、頭を抱える毎日でした。
そんな時に、ある雑誌の広告が目に入りました。
「事業をはじめた方のご相談にも乗ります。」
この言葉をみて、すぐにその会社に電話をかけて
「先月から事業をはじめたのですが、実績がない会社とは契約しないと言われて困っています。商品を卸売りしてくれる会社がみつかりません。どうしたらよいのでしょう?」
と正直に話をしました。
その時には気づかなかったのですが、その電話の相手は、その会社の社長さんだったのです。
その社長さんは
「では、今から私が言うことをひとつひとつ、やってください。まずは、・・・」
と、3のやるべきことを教えてくださいました。
その電話を切った瞬間から、その社長さんに教えていただいた通りに行動をしました。
そしたら、あっという間に、今まで話も聞いてくれなかった会社も即契約をしてくれる運びとなり、その後も事業をするうえで必要なことは、ほとんどお電話で相談をした社長さんが教えてくださいました。
人の教えは素直にきくものだなと、つくづく心に刻んだのを覚えています。
あとで聞いたのですが、私が契約をしたいと思っていた会社に顔がきく社長だったので、私の会社名を信頼できる会社だと話してくれたそうです。
また、私が事業をはじめてうまくいかないことを正直に話してくれたこと、そして、自分が伝えたことをきちんとやってくれたことが嬉しかったから、協力してくださったとのこと。
今でも、その社長さんとはご縁があり、親子のように仲良くさせていただいております。
私にとっては、まさに救世主です。
信じる心がチャンスを生む
とても信頼している人から、協力してあげて欲しい人がいると紹介されて、ある人と会いました。
会って話をしているうちに、なんとなくその人が詐欺師なのではないかと感じました。
ただ、信頼している人からの紹介なので、失礼があってはいけない思い、その人と会った日からメールで自分の経歴やこれからどう展開していきたいのかなど、毎日のように連絡していました。
しかし、連絡をすればするほど、その人が詐欺師なのではないかという感覚が強くなっていきました。
実は、以前にまったく同じような手口で騙されて、数万円で済みましたが盗られたことがあったのです。
その時と状況があまりに似ていて、しかも、その人とメールのやり取りをしたことで、その人の嘘がわかりやすくなったのです。
信頼している人に言うべきなのか、言わない方がよいのか、かなり悩みました。
悩んだあげく、なにげなくその人がだましているかもしれないことを伝えると、いつもは穏やかな人が大激怒して、私とはもう会わないと言われてしまいました。
きっと、そのうち気づいてくれるはずと、信じて連絡を待つことにしました。
困ったなと思いながらも過ごしていると、ある日、詐欺師から1通のメールがきました。
それは、東北大震災の数日後に寄付金を募るメールで、1口いくらでとの内容でした。
私がその当時いた場所は、テレビなどでは紹介されませんでしたが、震度6弱で被害をうけた被災地でした。
そのメールに私は、
「私たちも被災者です。その被災者に寄付金を募るのはどういった了見でしょうか? ご回答お願いします。」
と返事をしました。
その後、その詐欺師からは、
「最も被害が多い人を最優先に考え、被害が少なかった人へ募ったつもりでした。ご無理はしなくていいです。」
との返答がきました。
あとで知ったのですが、このメールでお金を集め、それをすべて持って逃げたそうです。
その数年後、絶縁していた人から会って話がしたいと電話がきました。
その人はとてもやつれていて、会ってすぐに、
「本当に申し訳ないことをしました。教えていただいていたのにまんまと騙されて、今、告訴をしているところです。あの時にあれほど言ってくれたのに、許してもらえるとは思っていないけれど、会ってきちんとお詫びをしたくて。」
と、頭を深々と下げておっしゃいました。
その言葉に私は、
「とんでもないです。連絡をずっと待っていました。いつかはわかっていただけると信じていました。あやまらないでください。会えて嬉しいです。」
と伝えると、
「信じて待っていてくれたの? ありがとう。本当に申し訳ないことをしました。あんなに言ってくれたのに、待っていてくれてありがとう。」
と言ってくださいました。
その瞬間から、滞っていた関係も元に戻り、大きな恩恵をたくさんその人から受けています。
信じる気持ちが生んだ、長いピンチの後のチャンスでした。
絶縁の間のピンチでの私の一貫した行動が、今の信頼へと繋がっています。
この出来事によって、私はこの方だけでなく、他の会社の人達からも信頼を受けることにつながっていきました。
まとめ
ピンチをチャンス変える方法は、意外と簡単だと思いませんでしたか?
なにか行動を起こすことも必要ですが、最も重要なカギを握るのは「考えの転換」です。
いつも自分が見ている視点から、ちょっとだけ変えることで、ピンチもチャンスに変わります。
大きなピンチを変えることは難しいと思うのであれば、まずは、日々の小さなピンチをチャンスに変えることから始めてみてください。
それが習慣となり、いずれ大きなピンチをチャンスに変えることになるでしょう。
そして、私自身が体感して思うことは、「人の助言は素直に聞くべき」ということです。
自分とは違う意見の人の中には、チャンスがいっぱい隠れていることが多いです。
初めてご連絡させて頂きます今尾と申します。
この度は、とても貴重なアドバイスを頂き、突発的なトラブルの中、どうしたら良いか分からず、途方にくれておりましたが、こちらの素晴らしいアドバイスのお陰で、今の自分を反省し、新たに前に進もうという勇気が湧いて参りました。
心よりお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
今尾
はじめましてよろしくお願い致します。
今日夜22時に仕事が、終わり大森駅まで歩いている時「ピンチはチャンス」が、頭に浮かびました。
中学生の時に両親が、離婚して今私は、47歳で結婚も出来ずどうしてこんなに自分は、不幸なのか?と思っていました。
全部読ませて頂きました。
ありがとうございます。
ピンチをチャンスに変えるを読む前から最近(1月)から思いを変えるが、わかり行動していました。
今日新たに読ませて頂きわかりました。
本当に感謝しています。
ありがとうございます。