あなたは、死ぬことを恐れていますか?
この世に生を受けている者には、いつか必ず、死が訪れます。
しかし、そのことに恐れを感じすぎるがあまり、日々の生活にマイナスに働き、『今、生きている』ことを満喫できていないのであれば、それは非常にもったいないことです。
まず、あなたがなぜ死ぬことを恐れているのか、その原因を考えてみましょう。
そして、『死ぬのが怖い』という気持ちを少しでも和らげ、恐れに立ち向かい、克服しましょう。
なぜ怖いのか、原因を考える
得体の知れない恐怖というものほど、恐ろしいものはありません。
得体の知れない恐怖というものは、「怖い」という感情をどんどん膨れあがらせるため、マイナスの影響しかあなたに与えません。
ですから、まずは、死ぬのが怖いと思う原因が何なのか把握する必要があります。
- 身近な人が亡くなった
- 生死にかかわるような体験をした
- 未来を悲観して死ぬことが怖い
このように理由は様々です。
じっくり自分の気持ちと向き合い、原因を知ることは、得体の知れない何かを特定するために非常に大切です。
恐れを克服するために必要不可欠な、第一歩に他なりません。
怖い気持ちを外にだす
原因がわかったら、そのことを家族や友人など誰かに話しましょう。
もし話すことに抵抗があるならば、ブログや日記などに書いても良いです。
怖いと思う気持ちを一人でため込むと、その気持ちはどんどん膨れ上がり、あなたをもっと苦しめることになります。
外にだすことで、怖い気持ちが消化され、和らぎます。
怖いと思う気持ちを受け入れる
死ぬのが怖いと思う気持ちを、恥ずかしいと思ったり、他の人に比べて自分は少しおかしいんじゃないかと思う必要はありません。
恐れる気持ちにフタをしたり、否定したりしないでください。
抑えこもうとすればするほど、その気持ちを意識してしまうことになり、常にそのことに囚われるようになってしまいます。
『怖いと思っていいんだ! 』と、今感じている気持ちをそのまま受け入れることです。
『今』に集中する
死ぬのが怖いと考えることは、起きてもいない未来のことを心配し、不安になることと一緒です。
つまり、『今』を十分に生きれていないことになるのです。
人は、過去や未来の中で生きているのではありません。現在を生きています。
『今』に集中して生きていくことは、起きてもいない未来を心配し、不安になる気持ちを解消するために大切なことです。
物事の良い面を見るようにする
死ぬことを恐れている時というのは、あなたに、身のまわりに起こる出来事などを悲観的にとらえる癖がついてしまっている状態です。
物事には、良い面も悪い面も存在します。
そのどちらに目を向けるかは、あなた次第です。
一見、良くないと思われる出来事の中にも、必ず、何かそこから学ぶことはあるものです。
悪い面ばかりを見て悲観的になるのではなく、良いところをひとつでもいいので見つけて下さい。
そうやって、良い面を見る癖をつけていくことで、身の回りに起こる出来事を肯定的に考えられるようになるのです。
やりたい事をやる
人は死を目前にした時、やりたいと思った事をもっとやっておけば良かった、と後悔することが多いようです。
- やり残したことがある
- 思いきって挑戦しておけばよかった
- 気持ちを伝えておけばよかった
このように、心残りがあるために、死ぬことが怖いと思う場合もあります。
『今、やりたい事をやる』という考え方で行動してみることは、先ほどもお伝えした『今に集中する』ことに繋がります。
些細なことに感謝する
日々の生活の中で、些細なことにも感謝する気持ちは、死ぬことが怖いと思う気持ちを克服する上で、とても大切なことです。
今、あなたが与えられてることを考えてみるのです。
- 美味しくご飯が食べられる
- 仕事が順調にいっている
- 友人と楽しい時間が過ごせた
このように、当たり前にも思えるようなことに感謝していくことで、幸福感が増していきます。
また、感謝する気持ちを言葉にすることも大事なことです。
家族や友人、同僚などに「ありがとう」といった感謝の気持ちを伝えることで、あなた自身も幸せを感じられるでしょう。
「ありがとう」と思える出来事や相手がいるということは、あなたをサポートしてくれたり、幸せを運んできてくれているのですから、とても有難いことなのです。
感謝する気持ちがあなたの中に増えていくことは、不安や恐怖を打ち消すことにも繋がっていきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
死ぬことを恐れて毎日を生きていくことは、非常に辛いことであり、幸せを実感することができません。
未来のことばかり心配するのではなく、『今』に集中し、今あるものに感謝の気持ちを持ちましょう。
そうすることで、あなたの中にある死ぬことへの恐れが軽減され、克服することができるのです。
今回お伝えした考え方が、あなたの毎日を幸せを実感する毎日へと変えるきっかけとなりますように。