10色の和名のついた、手のひらサイズのカラーキューブを使っておこなうカラーキューブセラピー。
カラーセラピーには珍しく、色に意味を付けていなかったり、黒色を使っていたりするカラーキューブセラピーですが、具体的にどんなことをするのでしょうか?
どんな時に、カラーキューブセラピーを受けると良いのでしょうか?
カラーキューブセラピーを受けたいけど、一歩が踏み出せないという方に、カラーキューブセラピーのおすすめポイントをお伝えしていきます。
自分の色を知る
カラーキューブセラピーには、自分の誕生日から知るバースキューブと、名前から知るネームキューブがあります。
これらは、自分のベースを作っている色で、セラピストからその意味を聞いていくと、自分をより深く知ることができます。
それぞれのカラーについて聞いているだけなのに、自分の中に抱えている悩みが解消されたり、自分を認め、ありのままを受け入れるきっかけにもなることもあります。
バースキューブやイヤーキューブでは、セラピスト側から話すこともありますが、クライアントのイメージを聞いていく場合が多いです。
また、イヤーキューブ(10年サイクル)といって、この一年、どんなテーマがあるのかということも、みることができます。
楽しく過ごせそうなのか、チャレンジの年なのかということを知っておくだけでも、心構えが違ってきますね。
さらにいえば、行動を起こす年なのに、じっとしていてはもったいない! ということもあるでしょう。
ちなみに、カラーキューブセラピーでの一年は、誕生日から次の誕生日前日までのことです。
イメージを話していく
カラーキューブセラピーでは、クライアントが各色から感じること、イメージすることをセラピストが聞いていきます。
ですので、たとえば、赤色なら、積極性、男性的、攻撃性などが一般的なイメージですが、悲しいとか、女性的とか、子どもとかが出てきても、問題ありません。
クライアントがどのように感じるのか、が大切なのです。
「答えは、自分の中にある。」
ということを、本当に大切にしているセラピーなので、セラピストの考えを押し付けるのではなく、これまで言葉にしてこなかった、もしくはできなかった言葉を、カラーやカラーキューブを通じて引き出していくのです。
ひとつのカラーキューブから読み解く
それでは、カラーキューブセラピーは、具体的にどのようにセッションは進んでいくのでしょうか?
カラーキューブセラピーでのセッション方法は、10種類あります。
カラーキューブセラピストのレベルによって、できるセッションと、できないセッションがあり、セラピストの感性でセッションは組み立てられていきます。
そのため、カラーキューブセラピーでは、決まったセッションの形はありません。
ですので、この後、代表的なセッションの方法を2つだけご紹介します。
カラーキューブセラピーの中で一番簡単なものは、10色の中から一つ選ぶもので、今のテーマや問題となっていることをみていきます。
この場合も、選んだ色のイメージをクライアントが答えていき、それをセラピストが読み解いていきます。
色のイメージが付いてしまっている場合は、目をつぶって選んでいくこともできます。
セッション1:一列に並べる
10色すべてのカラーキューブを好きな順に並べ替えて、自分が何を大切しているのか、自分の価値観を知っていきます。
この場合も、10色すべてのイメージを答えていきます。
カラーキューブセラピーは、考えすぎず直感で選んでいくこと、思い浮かんだイメージを素直に言葉にすること、で本当の自分が見えてきます。
生きづらいと感じている人ほど、自分が大切にしたい優先順位と、実際の行動がかけ離れていることが多いです。
カラーキューブセラピーを受けることで、自分にとって何が本当に大切なのか、見つけられるかもしれません。
セッション2:積み木のように組み立てる
カラーキューブセラピーは、クライアントがカラーキューブを自由に触れることができるのも、特徴の一つです。
10色すべてを使って、2個ずつ5組並べたり、ピラミッドの形に積みかさねたりして、まるで積み木遊びのように、カラーキューブを積み重ねていきます。
そして、各色のイメージを聞いていくことで、過去・現在・未来の流れを読み解いたり、心の奥に潜んでいる一番の願いを見つけたりしていきます。
イベントなどでも、この方法でセッションしているカラーキューブセラピストは多いようです。
カラーキューブセラピーが気になるなら、イベントで体験してみるのも一つの方法です。
カラーキューブセラピーをなぜ受けるのか?
恋愛や仕事、家族のことなど、今の問題や悩みを解決したいという方が一番多いですが、自分のことをもっとよく知りたいという方もいらっしゃいます。
カラーキューブセラピーでは、「今」を大切にしていますので、今の自分を知ることができます。
そのため、リピーターの中には、前回に受けた時と、今の自分では何が変わったかなど、自分の変化を客観的に知りたいという方もいらっしゃいます。
成長していることがわかると、もっと自分を好きになれますし、変わっていないところは、今後の課題になるかもしれません。
悩みに、大きい小さいはありません。自分が大きな悩みだと思えば大きいし、小さな悩みだと小さいものです。
ただ、プロの手を借りることが解決への近道になる場合もある、ということは覚えておきたいですね。
カラーキューブセラピーで伝えたい事
人は大人になるにつれて、本当の心を隠して建前で生きていくようになります。
100%本心で生きている人など、ほとんどいないといっても過言ではないでしょう。
そのため、自分の本当の価値がどこにあるのか、自分の心の声を聴ける人も少なくなっています。
だからこそ、カラーキューブセラピーで、色を通じて、自分の心の声を聴いて、言葉にし、押し殺してしまった思いを表に出す必要があるのです。
また、私たちは過去や未来にとらわれて生きています。
過去がこうだったから未来もこうなるに違いない、などとあきらめ、行動できなくなっています。
しかし、人生を動かしていく力があるのは、「今」だけです。
「今」自由に生きることをはじめ、過去や未来の呪縛から解き放つ一つのツールが、カラーキューブセラピーでもあるのです。
まとめ
いかがでしたか?
なんだか、カラーキューブセラピーって、おもしろそうと思いませんでしたか?
もし、なにかしらのインスピレーションを感じたのであれば、それは、あなたが本当に解決したい悩みがある、という潜在意識からのメッセージかもしれません。
「今」を大切にしているカラーキューブセラピーで、自分らしい生き方ができる人が一人でも多くなれば良いですね。