世界のトップアーティスト、レディーガガ。彼女が「激太り」の写真を公開したのが2012年。自身のウェブサイト「リトルモンスターズ」に15歳から過食症と拒食症を繰り返していることを告白しています。
子ども時代から才能の塊であった、レディーガガがなぜ過食に走ったのでしょうか? それはいうまでもなく『ストレス』が原因です。
ストレスは人によって様々です。が、食べ物を口にする行為は「そうせざるを得ない何か」が過食へと導いています。食べずにはいられない状況を、自分が作ってしまっているから、結果的に食べてしまう。ならば、食べる「ヒマ」もない状況を作れば、過食から抜け出せるのです。
これから、その具体的な「食べない状況」の作り方をお伝えして行きましょう。
「過食」は病気、と意識する
こころの病、ということばがあります。
仕事がうまくいかない、恋愛でしくじってしまった、あるいは自分自身の弱さへの恐怖など、毎日の生活で「不安」「落ち込み」「恐ろしさ」などを強く感じてしまうことは少なくありません。
厚生労働省の調査では、過食は「摂食障害」とされています。
通称「むちゃ食い」と呼ばれるほど強引に食べまくり、その反動で無理に下剤を飲んで排泄量を増やし、嘔吐を繰り返すというやっかいな症状です。レディーガガもまさに、摂食障害を体験して太ったり痩せたりを繰り返して来ました。
ストレスがあるから、といって食べることに執着することは、胃や大腸にかえって大きなストレスを与えます。
特に、胃は食べ物を消化するために胃液を分泌していますが、消化しきれずに強引に排便され、あるいは嘔吐となれば大量の胃液も一緒に放出されてしまいます。胃液は水分やミネラルで出来ていますが、これらが不足すると肌がガサガサになり、むくみや疲れがひどくなるのです。
女性ホルモンのバランスまで崩しますから、過食は女性の敵といえるのです。
では、過食から抜け出す方法を!
あなたは今、過食で悩んでいますか? それとも、過食で太ることに悩んでいますか? それとも、過食で太ることが嫌で、嘔吐を繰り返すことで悩んでいますか???
この疑問でお分かりのように、過食自体はただの「食欲異常」に過ぎません。ただ、この度が過ぎると、悩みが津波のようにどんどん大きく大きくなって、繰り返されていきます。ですから、もともとの過食に至るタイミングに「戻って」問題解決に参りましょう。
あなたの食事は一日何回ですか?
デンタルリンスメーカーの「ライオン」が2014年9月10日に発表した資料に、「中学生、高校生の夜活(よるかつ)」というものがあります。
これによると、今どきの女子高生は一日に4回食事を取り、3割は夜食を食べ、9割が夜活でLINE(スマホ)に励むそうです。最後に、歯磨きのライオンだけに、深夜0時以降の夜活(スマホ)をした4割は、歯磨きせずにそのまま就寝する結果が出ています。
実は、過食になりやすい人の大部分は、10代のうちに経験した人が成人以後に繰り返すことが分かっています。LINEやゲームアプリは、何かをしながら楽しめるツールです。結局数時間費やすと結果的に眼精疲労や脳の疲労を発症し、空腹感を伴います。結局食べずにはいられない状況が作られるわけです。
夜食が過食に繋がりやすいのは、怖い現実なのです。
なりたい「自分」はありますか?
過食に走る人たちを追跡してみると、その全部が「何か」におびえていることが分かっています。
不安、不満、不自由さ…つまり現状に満足できないという「不」の字が体中を覆っているのです。では、なぜ不安があるのでしょう? なぜ不満なのですか? 不自由だと思う原因はなんでしょうか? 全ては自分が「なりたい自分」ではない、ことにある、といえます。
人は誰でも「比べる」ことの天才です。頭のよさ、収入の高さ、育ちの違い、学歴、そして容姿や声など、自分と他人とを比べてしまいます。ですが、その反面自分より不幸な人を見て、少し安心したりすることはありませんか?
もし自分が「手に入れたい」と思うものがあるなら、他人がどう思うと手に入れようと考えましょう。職、住居、恋、友人…つまり今よりもっとはっきりした目標を作るのです。それによって、食べるヒマを自分からシャットアウトするのです。
目標の作り方は簡単に、そして好きなことに没頭しよう
35歳で独身、何をしたらよいかわからない…という人がいるとすれば、まずはひとつ大きな目標を立てるのです。
結婚相手を探そう、と考えたら、そのために手段を選びましょう。自分が得意なことは料理作りなら、もっと上達するようにしてはどうでしょう? 現状に満足せずに、もっとレパートリーを増やすために、料理教室などに通うのです。その時に、誰のために料理を作るかというストーリーを考えましょう。
料理教室は、実は女性ばかりでなく男性もたくさん通っています。まだ見ぬ結婚相手が、実は料理教室をきっかけにゲットできた人が何人もいることをご存知でしょうか? 過食に陥るヒマなんてこれっぽもいらなくなるのです。好きなことをきっかけに見知らぬ人とのコミュニケーションを深めることが、どんなに大事なことかを理解すれば、過食を止め、素晴らしい出会いが待っている可能性が高まるのです。
水分を取ろう
じっとしている仕事、デスクワークの場合は下半身の血流が悪くなりがちです。
血流は全身の体温を一定に保つためにも重要な流れですから、常に水分を取る習慣が必要です。実は、ここがとても大事なことなのですが、水を飲むことで病気になることはありません。
こんな例はないでしょうか? お酒を飲み過ぎると二日酔いになり、翌日に健康ドリンクでなんとかシャキッとさせようと頑張る姿…これは本当にカラダに適したことなのでしょうか?
実は、アルコールで酔う、頭痛が起こる原因は「脱水症状」なのです。だから、飲み過ぎた人はとにかく水を飲むことで、血流を良くさせなければなりません。
おわかりでしょう、過食に走ることを止めさせるには「とにかく水分補給」の習慣が必要なのです。脳は血流が活発であれば、食欲を鎮めてくれる作用が作動します。つまり、食に頼らない状態がキープできる、ということなのです。
人間には様々な欲求があります。
欲求が満たされないことで、人は過食へと矛先を向けます。その結果が夜食であったり、間食であったりするのです。そのうち、食べることだけが人生の中心になってしまい、当のカラダが悲鳴を挙げてしまうのです。ですから、過食を止めるには、食べなくてもいいような自分に変えていくのが、一番いい方法なのです。
いかがでしたでしょうか?
今回の4つのポイントを整理しましょう。
あなたの食生活はどうでしたか?
あなたがなりたい自分像がはっきりしていますか?
そして、好きなことに没頭していますか?
それをもっと深めるようなコミュニケーションを取っていますか?
最後によく水分を取ること。
この4つは決して難しいことではありません。
自分をもっと好きになって、自分を大切にしていけばよいのです。あなたの素晴らしさを一番知らないのは、あなた自身。これを機に、過食から「ありのままの自分」へと脱出されることを期待します!
まとめ
ストレスでの過食から抜け出す4つの秘訣
・あなたの食事は一日何回ですか?
・なりたい「自分」はありますか?
・目標の作り方は簡単に、そして好きなことに没頭しよう
・水分を取ろう