日本人は、十五夜などに満月を眺めて風情を楽しむ習慣があります。皆さんもふいに月をぼんやりと眺めてみたことが一度はあるでしょう。
月には不思議な魅力があります。しかし、その半面、『満月の日には事件が多発する』、『満月の夜には狼男が現れる』といった月に関わるマイナスなイメージの話もあります。出産や人の死、体調の変化なども月の満ち欠けに影響されることもあるほど、月には不思議なパワーがあります。
月は少しずつ満ち欠けをします。
西洋占星術では、月と他の星との角度の変化に意味を見付け、月が惑星と意味のある角度を持ってから次の惑星と意味のある角度を作るまでの期間をボイドタイムと呼びます。この期間は、無の期間とされており、魔の時間とも呼ばれています。
けれども、ボイドタイムは悪いことばかりが発生する時間ではなく、幸福を呼び込むために使うことも出来ます。
それでは、生活の中でどのようにボイドタイムと向き合えば幸福を呼び込むことが出来るのでしょうか。今回は、ボイドタイムを生活に活かすための方法をご紹介します。
心と体を休ませる期間にする
家事や育児、仕事や勉強など、現代では男女問わず忙しい日々を送っている人も多いです。忙しいということは、それだけやることがあり、見方を変えれば充実した日々を送っているとも言えます。しかし、毎日を忙しく過ごしていると、自分の心や体のケアを疎かにしてしまうこともしばしばあります。
ボイドタイムは新しいことを始めるのには適さない時期なので、ボイドタイムには次の周期に入ってから活力を溢れさせるために、自分の心と体を休ませる期間に充てるといいでしょう。
例えば、普段よりも丁寧に髪やネイルのお手入れをしたり、聞いてみたかった音楽を聞きながらリラックスをしたりするといいでしょう。
ゆったりとした時間を過ごす
ボイドタイムには、心と体を休ませることが効果的です。しかし、性格的に一人でゆっくりと時間を過ごすことを勿体ないと感じてしまう方もいらっしゃるでしょう。
そんな方におすすめなのは、誰かと一緒に時間を過ごすことです。誰かと一緒に過ごせば刺激や癒しも得られますし、無駄に時間を過ごしたと感じることも少ないでしょう。
忙しい日々を送っていると、家族や友人とゆったりとした時間を過ごせる機会も少なくなります。誰かと関わることは、自分一人では見付けられなかった答えを見付けるきっかけを得たり、話を聞いてもらったり相手の顔を見たりするだけで心がほっと安らげます。また、気の合う仲間と楽しくお酒を酌み交わすのもいいリフレッシュになります。
一人で何もせずに時間を過ごすことに抵抗のある方は、ボイドタイムを利用して家族や友人と一緒にゆったりとした時間を過ごしてみましょう。
決断は後回し! じっくりと物事について考える
やらなければならないことが山積みになっていると、次に何を行えばいいのかを決めるための判断も早くしなければなりません。
仕事をしていく上では、このようなスピーディーさを求められることも多いですが、ボイドタイムには判断力が低下すると言われています。そのため、ちょっとした判断ミスが大きなミスに繋がってしまうことも起こり得るのです。
仕事や生活を効率よくしたり、豊かなものにするためには、ボイドタイムに迅速な決断をすることはやめましょう。しかし、何も考えずに過ごせば、仕事も溜まっていくばかりですよね。そうならないようにするためには、ボイドタイムには普段よりも判断に時間をかけるようにしましょう。
じっくりと考えることで、どのような決断が正しいのかを見極めることが出来るので、ボイドタイムから抜けた後の成功を手に入れられるでしょう。
自分と向き合って、どうしたいのかリスト化する
何かを決めるには適さないボイドタイムは、自分と向き合う時間に最適です。忙しい日々の中では、自分がどうしたいのか、何をしたいのか、どうなりたいのかと心の奥に問いかける時間も捻出することが難しいものです。ですから、ボイドタイムには自分と向き合ってみましょう。
そして、自分と向き合い、やりたいことや今後の目標などを見付けたら、それをリスト化するといいでしょう。目標や希望を自分の胸に抱えるだけでも効果はありますが、書くという行動には書いたことを強く認識する効果もありますし、自分で書いた目標を目にすることによって、ボイドタイムが終わってから目標に向かって頑張ろうという気力も起こりやすくなります。
西洋占星術では、特に新月の期間にこのような行動をすることで、実現へのパワーを得られると言われています。
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