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サブモダリティーってなんだ!? あなたもできる5つの使い方

サブモダリティー

サブモダリティーってなんだ!? NLPサブモダリティーを認識する4つのこと』で紹介しましたように、人は、無意識下に沢山の五感や言語に反応するプログラムを持っています。

良いものも悪いものもあるプログラムですが、良いプログラムをより強くしたり、悪いプログラムをリライト(書き換え)して、苦手意識や違和感を緩和させることができます。その大きな要素がサブモダリティーです。

今回は、このサブモダリティーの活用について紹介します。




サブモダリティーを正しくつかむ

まず、気持ちをリラックスさせましょう。そして、頭の中で『好きな果物』をイメージしてみてください。

好きな果物の色、形、大きさ、手に持った感触や口に入れた舌触り、口に広がる果汁、歯に感じる果肉、とてもフルーティな香り、噛んだ時の音など好きな果物をイメージするだけでいろんな五感(視覚、味覚、触覚、嗅覚、聴覚)に付随しているイメージを認識することができるはずです。この五感に付随したものがサブモダリティーなのです。(ちなみにモダリティーとは五感のことでそれに付随したイメージだからサブモダリティーといいます。)

自分の得意なモダリティーを確認する

ノートを用意し、モノを中心にした問いかけを、間隔に注意しながら5つ程度書いてみてください。(ノートを2分割して線を引き、上と下で2つの問いかけを書きます。)

問いかける内容は、『好きな果物』『好きな食べ物』『好きなお菓子』別に食べ物にこだわる必要もありません。『好きなスポーツ』『好きな車』など“好きなもの”をキーワードにして書き出していきます。書き終わったら、その問いかけたモノを頭の中で鮮明にイメージしてみましょう。そして、そのイメージした五感の要素を思いつくままノートに書き出していくのです。

深く、時間をかけるのではなく感覚的に思いついたイメージをドンドン書いていきます。『他にないか』と考え始めたら終わりにして、次の問いかけのモノをイメージして同様の事をくり返していきます。

そして、蛍光マーカーなどで書き出したイメージを五感に分けて色分けしていきます。

例えば、好きな果物という問いかけでリンゴを思い浮かべたとします。そのリンゴを口に入れた時の“サクッ”という音をイメージした、これは聴覚のイメージです。リンゴの赤い外観が浮かんだ、これは視覚のイメージ。という感じで五感に分類して問いかけを比べて見ましょう。

特に、最初に浮かんだもの同士を比べてみると視覚なら視覚、聴覚なら聴覚と偏りや傾向に気がつくと思います。それが自分の得意なモダリティーです。(自分の得意なモダリティーは1つとは限りませんので5つくらいの質問では傾向が出ない方もいらっしゃるかもしれません。)

良いイメージを高める方法

自分の得意なモダリティーが確認できたら、自分の成功体験や目標イメージの強化に活用しましょう。

例えば、あなたが営業マンとして目標金額を設定した場合、目標金額は少し高めに設定することが多いと思いますが、その目標金額を聞いて達成しないで上司に怒られるイメージを持ってしまうか、達成しているイメージを持つかによって実際の行動も左右されてしまいます。

だからこそ、良いイメージを強化して持っておくことが重要なのです。強化方法としては、自分の強化したい成功体験や目標イメージに対して得意なモダリティーの分野でどんどんサブモダリティーのイメージを付随させていくなげかけをしてあげるのです。

例えば、先ほどの目標達成しているイメージで視覚モダリティーのイメージをするのが得意な人は、見ているアングルは自分目線か他人目線か。とか、動きがあるか。スピード(早い、遅い、普通)はどうかなど、視覚のサブモダリティーをどんどん投げかけてイメージを膨らませていくのです。

得意のサブモダリティーが少ない場合や強化できないと感じたら他のサブモダリティーでイメージの肉付けをしていきます。

サブモダリティーの具体的な投げかけ

①視覚
アングル(他人目線、自分目線).明暗.カラーかモノクロか.鮮やかかぼやけているか.大きいか小さいか.動きがあるか静止画か.スピードなど

②聴覚
音量.言葉か音か.音が豊かか.耳障りな音かどうか.店舗.明瞭感など

③触覚
場所.強度(硬いか柔らかいか).肌触り.重さ.温度.形状など

④味覚
酸味.苦味.甘み.甘み.感じる時間.感じた後の自分の気持ちや表情など

⑤嗅覚
匂いの具体化.刺激の強度、匂いをかいだときの自分の気持ちや表情

サブモダリティーの醍醐味、サブモダリティーチェンジ

サブモダリティーの認識ができるようになったら、次は、いよいよ悪いイメージなどのリライト(書換え作業)であるサブモダリティーチェンジの方法です。

例えば、ダイエットなどをしていて、無償にカレーが食べたくなったとします。頭の中にあるカレーのイメージを分析してみて、1度ブレイクしてからカレーに対するイメージのサブモダリティーを1つか2つを変えてみましょう。

あの色鮮やかなカレー色をイメージした人は、カレー色をブルーに変えてみてください。ご飯に程よくかかったカレーをスプーンですくうところをイメージした人は、スプーンを差し入れたら納豆みたいに糸を引くイメージに変えてみてください。とたんに食欲がなくなったはずです。

このように、苦手意識のあるイメージのサブモダリティーを変えてみると苦手意識が緩和される場合があります。犬が嫌いな人で、もしけたたましく吠えられるイメージがあったら、その吠える声をチワワや子犬のような鳴き声に変えてイメージしてみるのです。

これは、一回でうまく行くとは限りませんが、何度もトライしてみると良いでしょう。

脳には、なぜイメージが効果的なのか

成功哲学を究めたポールJマイヤーやナポレオン.ヒルなどは『イメージせよ』とイメージすることの重要性を強調します。それはなぜでしょうか。

実は、脳にはイメージと現実の区別がありません。脳レベルで言うとイメージしたことも本当の体験も変わらないのです。これがイメージに力をもたせる力の源です。

イメージを甘く見ないでサブモダリティーをシッカリ身に着けることは人間関係や自分の目標管理にもプラスになることなのです。

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