生きていくためには、衣食住が欠かせません。それを手にするためには、仕事をしてお金を稼がなければいけません。
また、守る家族が増えれば、自分のためだけでなく、家族のためにも仕事をするようになります。生きるために仕事をする方も、仕事にやり甲斐を見出して懸命に仕事に取り組んでいる方も、仕事と私生活のバランスをとるのが難しくなることがあります。
私生活ばかりを大切にしていれば、仕事を休みがちになったり、寝坊をして遅刻をしたり、仕事でミスをしたりと、上手に両立することが出来ません。
それでは、仕事に重きを置いたらいいのでしょうか。仕事を重視すれば、職場での評価アップや給与の引き上げに繋がるかもしれません。
しかし、仕事を重視しすぎてしまうと、今度は仕事人間になってしまい、私生活が置き去りになってしまいます。仕事と私生活のバランスをとるのは難しいかもしれませんが、小さなことに気をつけるだけで仕事人間でも人生を楽しめるようになります。
そこで、今回は仕事を頑張りながらも人生を楽しめるコツについてお伝えします。
仕事を家に持ち込まない
仕事をしている時が一番楽しいのならば、家でも仕事をしても問題は無いかもしれません。しかし、仕事を義務のように感じてこなしている仕事人間の場合、自分でも気付かないうちに仕事のストレスを溜めこんでしまっていることもあります。
家は、本来ならば仕事から帰って来た時に、ほっとくつろげる場所です。その家にまで仕事を日常的に持ち込み、家にいる時でも仕事をしていれば、心休まる時間がありません。
家にいる時には、のびのびとリラックスをして、自分の好きなことに時間を割くようにすれば、それがまた仕事を頑張れる気力になるのです。
ですから、家をくつろげる場所として維持するためにも、家には仕事を持ち込まないようにしましょう。
楽しいという感情を大切にする
仕事が生活の中心になっていると、楽しいという瞬間を忘れがちになります。仕事が上手くいった時や、上司から評価された時には、やり甲斐を感じたり、嬉しさが膨らむこともあるでしょう。しかし、自分の生活の全てを仕事に捧げる必要はありません。
自分の時間に、仕事とは関係のないことで『楽しい』と思える時間を作れば、自然と人間らしい生き生きとした表情になり、楽しさは心に栄養を与えてくれます。
遊んでいることを否定される方もたまにいらっしゃいますが、遊びを目いっぱいに楽しむことも大切なのです。そうやって楽しんで過ごしている中で、本当の自分と向き合えたり、新たな目標を見付けられることもありますから、自分の時間を作って何かを楽しむことは、無駄な時間の過ごし方ではないのです。
打ち込める趣味を作る
仕事ばかりの仕事人間的な日常を送っていると、自分の時間や自分の気持ちを見失ってしまうことがあります。人生を楽しむためには、『自分が楽しめる時間を作ることが大切だ』ということは前の項目でもお話しましたが、夢中になれる趣味を作ることも自分の人生を有意義なものにするために効果的です。
仕事でノルマがあると、それを達成するまでは大変な道のりかもしれませんが、全てやり遂げた時には大きな達成感を味わえます。趣味も同じです。
例えば、好きなスポーツを始めたとします。初心者からスタートすると最初は下手ですが、何度も何度も練習するうちに上達します。趣味であっても、仕事と同じような達成感を味わえるのです。
休日には外出をする
休日になっても、頭からなかなか仕事のことが離れないという方は、休日には外出するといいでしょう。会社でも家でもない場所に、仕事の道具を持たずに出掛ければ、仕事から離れたところに身を置けるので、自然と仕事以外のことも目に入るようになるでしょう。
また、そうして外出をして新たな刺激を得ることで学ぶこともあります。新たな発見をするためにも、休日には行ってみたい場所に積極的に出掛けましょう。
自分自身に問いかける
前を向いて生きることは大切なことです。しかし、前だけを見ていると大切なものを見落とすこともあります。がむしゃらになって仕事をするのもいいかもしれませんが、自分の本当の気持ちはどうでしょうか。本当は、休日にはのびのびと、自分らしく過ごしたいと思っていませんか?
普通ならば、自分の気持ちはわざわざ何かをしなくてもわかるものですが、仕事に追われた生活をしていると自分の心の声が耳に届かなくなってしまうこともあります。人生を楽しむためには、自分の本心と向き合うことも大切です。