『お金を貯めたいのに、つい浪費してしまう。』
浪費には、100円ショップでつい、こまごまとしたものを買ってしまうタイプから、カード限度額まで使い込んでしまうタイプまで、いろいろなレベルが存在します。
浪費癖を治したいと思っている人に共通しているのは『自分はお金がたまらない。』と思っていることです。意識改革をして、浪費癖を殲滅してしまいましょう。
徹底的に部屋の片づけをする
まず、取り組んでみていただきたいのが部屋の片づけです。これは、日常的な掃除や整理整頓ではなく、『本当に好きなもの以外は全部捨てる』という作業です。
洋服ダンス、本棚、押し入れの中、文房具etc…。まずは持ち物の3分の1まで減らすつもりで仕分けしてください。
『もったいない』という気持ちをしっかり感じることが、お金に対する意識改革になります。
お財布の中身を常に把握する
いま、あなたのお財布の中にはいくら入っていますか? お金持ちは、共通して10円単位まで即答できると言います。
金額のあたりをつけたら、財布の中を確認してみてください。5千円札が入っていると思っていたのに、千円札だった、という人は要注意。無意識に浪費しているのかもしれません。
浪費を抑えるよりも、まずは、自分が使ったお金を正しく把握するように意識してみましょう。
ポイントカードを捨てる
こまごま使ってしまうタイプは、ポイントカードをたくさん持っている傾向があります。ポイントカードは、『ポイント2倍だから、買いだめしておこう』『あと200円でもう1ポイントつくから、これも買っておこう』という消費者意識を利用した、お店側の売り上げを伸ばすツールなのです。
まんまと手玉に取られていると思うと悔しくありませんか? ポイントがたまらないことよりも、必要のないものを購入する方が損なのだと、意識改革しましょう。
好きなものに換算する
誰にでも『自分はこれが大好き』というものがありますね。
タバコ好きの人、音楽好きの人、甘いモノ好きの人、それぞれ自分のお気に入りのものを思い浮かべてください。一箱いくら、一曲いくら、一個いくら、と即答できると思います。
何かを買おうと手に取ったとき、その好きなものいくつ分か換算してみましょう。これはお気に入りのもの10個分と感じることも、浪費を防ぐ方法と言えるでしょう。
お金に『ありがとう』と言ってみる
ばかばかしいと感じるかもしれませんが、ためしに手持ちのお金に『ありがとう』と言ってみてください。なんだか愛着がわいてきませんか?
浪費するということは、『お金を使い捨てている』ということです。下っ端を使い捨てるトップに人がついて行かないのと同様、お金を使い捨てる人にお金は集まってきません。
お金にも意志があるのだと理解しましょう。
未来の必要経費を逆算する
意識改革して浪費癖を殲滅させるには、未来の必要経費を逆算することもおすすめです。
定年後、自分はいくらあると暮らしていけるか考えたことはありますか? 国からの保証がゼロになっても生き抜くことができる貯蓄はいくらか? 60歳までに一千万ためるのに、年間いくらの貯金が必要か? 一ヶ月にいくら貯めればいいか?
ボーナスや臨時収入は考慮せず、シビアに逆算してみましょう。ぞっとしたらしめたものです。
現金払いに徹する
誰でもカードを使うときは、お金を使っているという感覚が薄れるものです。カード限度額まで使い込んでしまうタイプの人は、一刻も早くカードを切り捨ててしまいましょう。
浪費を止めたいのならば『使えなくする』という強制手段も必要です。公共料金のコンビニ払いもお勧め。
自分が生きるためにお金がどれだけ役立ってくれているか認識するだけでも、お金に対する意識が改革されていきます。
お金持ちの人とお金の話をしてみる
日本人は、お金の話をタブー化する傾向があります。そのため、お金に関する正しい知識や情報を得ることなく、大人になってしまうのです。
浪費癖を治すのなら、自分よりもお金持ちの人と、お金に関する話をしてみましょう。
稼ぐとはどういうことか? 買い物をするときの基準は何か? 貯金額、投資の内容など、教えてくれることは何でも聞きましょう。
きっと、自分の中で劇的な意識改革が起こるはずです。
まとめ
いかがでしたか?
浪費癖を殲滅する8つの意識改革術についてお伝えしました。浪費する人はお金に対してネガティブなイメージを持っています。
『お金、お金と、けちけちするのはみっともない。』『お金なんて、あってもなくても同じ』『お金を持つことは卑しい』そんな意識を持っていませんか?
『私はお金が大好き』と言っていいのです。『私にとってお金は命の次に大切なもの』と言っていいのです。
なぜ、モノをたくさん持つことは卑しくなくて、お金をたくさん持つことが卑しいのでしょうか?
お金も、ものも、価値は同等です。意識改革をしてお金に対するイメージをポジティブに塗り替え、お金と対等な関係を築いていきましょう、この記事が、あなたのお役にたつことを祈っています。