生きていくことって、本当に大変ですよね。
楽しいことばかりではなく、苦労や悩みも抱えながら、それでも毎日生きなければならないのですから。
大きな試練を乗り越えたと思ったら、またすぐに新しい試練がやってくる……そんな繰り返しです。
仕事や恋愛・人間関係の悩み、心と体の疲れ、次々と襲ってくる不安や孤独に『もう私は消えてしまいたい』、『死にたい』と思ってしまうこともあるかもしれませんね。
今回は、あなたが『死にたい』と思ってしまったとき、考えなおすためのヒントを7つお伝えします。
心の中を書き出して、整理する
『死にたい』と思っているときは、きっとあなたの頭と心の中に、ネガティブな感情や思考が溢れているのではないでしょうか?
自分で自分のことをどう思っているのかを、紙に書き出してみましょう。
『死にたい』と思う理由や、『死にたい』気持ちを書きなぐるのです。
最初は、涙が溢れて止まらなくなるかもしれません。
でも、紙に書くという行為をするうちに、少しだけ冷静になれ、客観的に自分のことを見直せるようになります。
自分は本当に、第三者から見ても『死んだほうが良い人間』なのかどうか、頭を冷やして考えてみてください。
あなたは、そんな人間ではないはずです。
死ぬくらいなら生きてみる
『死にたい』と考えている人は、次にどうやって死のうかと方法を考えるのではないでしょうか?
死にたいと思ったときに死ぬ方法は『自殺』しかありません。
しかし、『自殺』も決して楽なものではありません。
高い所から飛び降りたり、電車に飛びこんだり、想像するだけで恐ろしいことばかりです。もちろん、想像を絶する苦痛も伴うでしょう。
ですから、そんな大変な苦痛や恐怖を味わうくらいなら、一度死んだつもりになって新しい人生を歩みなおしてみてはいかがでしょうか?
死ぬくらいなら、昨日までの自分を捨てて新しい人生を生きるほうが、ずっと良いはずです。
終活
『死にたい』と思ったときは、終活をしてみましょう。
終活とは、『人生の終わりのための活動』です。
・自分の死を知らせてもらいたい人は誰か
・預貯金や財産を誰にたくすか
・遺品を誰にあげるか
・遺影はどの写真が良いか
などを考え、遺された人たちが分かるように『エンディングノート』などにまとめておくのです。
あなたが入っている保険の内容を確認したり、預貯金の口座を確認したりと、冷静に頭を使う作業が生じます。
こうしているうちに『死にたい』という気持ちが、少し薄らいでいくのを感じるでしょう。
『葬儀に呼んでもらいたい人』『自分の死を知らせてほしい人』をリストアップしていると、その人たちの顔や、その人たちとの思い出が頭に浮かび、『自分が死んでこの人たちを悲しませてはいけない』と思うようになり、『死にたい』気持ちを食い止めることができるではずです。
人生何があるか分かりません。
『死にたい』と思っていなくても、終活はしておいて損はありません。
死んだつもりになって何もしない・考えることもしない
あなたが『死にたい』と思ったとしても、実際に命を絶つことはなかなかできないですし、そもそもの話として、自らの命を絶つことなど、決してしてはいけません。
しかし、『死んだつもり』になるのは自由です。
『死にたい』と思うほど辛いのであれば、一度『死んだつもり』になりましょう。
それで、何もしないのです。
会社も婚活もお休みし、友達や恋人と会うのも連絡をとるものやめましょう。
電話にも出ずに、ご飯も食べなくても良いのです。
『死にたい』と思いつめてしまうほど、あなたは真面目に頑張ってきたのでしょう。
ですから、ここらで一度死んだつもりになって、心身すべてのスイッチをオフにしてみましょう。
心と体のスイッチを再び入れようと思えるようになったときは、きっと『死にたい』という気持ちも小さくなってくれているはずです。
楽に生きるための方法を考える
あなたを『死にたい』と思うまで追い詰めたものは、いったい何でしょうか?
よく考えてみましょう。
たとえば、その原因が無くなったとしても、まだあなたは『死にたい』でしょうか?
あなたの心にある辛さや孤独が、ほんの少しでも軽減すれば、あなたが楽になって『死にたい』とは思わなくなるのであれば、その辛さや孤独がどうすればやわらぐかを考えてみましょう。
あなた自身を誰かと比較して、自分の惨めさを嘆いたり、相手を嫉妬したりして辛くなっているのであれば、『誰かと比較する癖』を捨てれば、あなたは楽になれるはずです。
努力したけれど、どうしてもうまく行かない人間関係があるのであれば、いっそのこと諦めてしまえば、楽になれるのではないでしょうか?
『死にたい』と思ったときは、少しでも楽に生きるためには、あなた自身がどうしたら良いかを考えてみましょう。
うまくいかなくても構わないと考える
物事がうまくいかないことが立て続いて何度も起こると、『どうして私はこうなのかしら』と落ち込んで、自分を責めてしまい、『死にたい』という感情が生まれてしまうこともありますよね。
しかし、あなたがどんなに努力していても、真面目に頑張っていても、うまく行かないことが起こるのは、生きている以上仕方のないことです。
人生には浮き沈みがあります。良いときばかりでは決してありません。
同じように、悪いことばかり続いたとしても、それが死ぬまで続くわけでもないのです。
うまくいなかいことの原因は、あなた自身の中にあることもありますが、あなたのせいではなく、運やタイミングで機を逃したり、くやしい思いをしたりすることもあるはずです。
ですから、何も、うまくいかないからといって、必要以上に自分を責めることはやめた方が良いのです。
今、あなたがいる環境や状況が、昔のあなたが思い描いていたものと全く違っていたとしても、それはそれで良い! と受け入れることがとても大切です。
どうせ死ぬなら最後にやりたいことはなにか考える
『死にたい』と思ったら、『では、死ぬ前にやりたいことは何だろう? 』と考えてみてはいかがでしょうか?
死ぬ前に一度は
『憧れていた海外のリゾート地でゆっくりしてみたい』
『○○のコンサートを最前列で観てみたい』
『大好きなケーキをおなかいっぱい食べたい』
『実家に帰って、家族と一緒にご飯がたべたい』
『夢だったCAの仕事を体験してみたい』
など、あなたが前から心の中に眠らせていた『やりたいことリスト』を洗い出してみましょう。
この『死ぬまでにやりたいことリスト』を考えていると、死ぬのがもったいなくなりませんか?
あなたには、まだまだこの世でやり残したことがたくさんあることに気づくことでしょう。
そして、『やりたいことをやってから死んでも遅くない』という考えに変わっていくはずです。
『どうせ死ぬなら、やりたいことを全部制覇してから死のう! 』と考えながら生きれば、暗くて辛かったあなたの人生に、光が差し込んで、前向きに生きられるようになると思いませんか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
人生は、楽しいものではありません。
あまりに大きな苦悩や試練にぶちあたったとき、『もう死にたい』『もう私には明日が来なければ良いのに…』と考えながら眠りにつくこともあるでしょう。しかし、無常にも朝は訪れてしまいます。
そんなとき、今回お伝えした考え方を思い出してみてください。
『頑張らなくても良いのだ』
『うまくいかなくても良いのだ』
と、ほんの少し肩の力を抜くためのヒントになるかもしれません。
『私には悲しませたくない人がいる』
『私には生きる価値がある』
と前を向くきっかけになるかもしれません。
この記事が、死にたいくらいに精神的に追い詰められてしまったあなたの救いになることを願っています。