仲の良い友人、恋人とは、いつまでも楽しく過ごしたいですよね。
しかし、時には喧嘩をすることもあるでしょう。
そういう時、あなたはどうやって仲直りをしますか?
喧嘩をするたび、仲直りする方法を必死に考えては悩んでばかりだったり、なかなかうまく仲直りできず、そのまま喧嘩別れになってしまった人もいるかも知れません。
今回は、そんな最悪の状況を迎える前に、スムーズに喧嘩を終わらせ、円満に仲直りをする方法をご紹介しましょう。
先に謝る
誰もがわかっていることですが、仲直りするには『謝る』ことが一番です。
しかし、この『謝る』という行為は、なかなか簡単にはいきませんよね。
子どもにしろ大人にしろ、『謝る』=『負ける』というイメージが無意識のうちに成立してしまっているのが原因です。
・ 謝ってしまったら、自分の意見を曲げたことになってしまう
・ 謝ってしまったら、相手の意見を全部受け入れたことになってしまう
・ 謝るなんて情けない
・ 向こうから先に謝って欲しい
このような考えが浮かぶことで、仲直りをしたい気持ちはあっても、先延ばしになってしまうのです。
ここで、もし相手が先に謝ってくれた場合を想像してみましょう。
相手が少し寛容な態度を見せてくれたことで、あなたは『自分も少し言い過ぎた』と反省するはずです。
こちらも仲直りをする方法をずっと模索していたとしたら、なおさら反省は深くなっていきます。
意見を無理に通そうという気持ちも、喧嘩した時ほど大きくはないはずです。あなたが先に謝っても、それは同じです。
『謝る』ことは『負ける』ことではありません。
一番恐れることは、『負ける』ことではなく、大事な友人や恋人との関係が『壊れる』ことです。
相手の行動を待つよりも、早めに謝るよう心がけましょう。
伝える言葉を絞る
謝ればいいとわかっていても、なかなか謝る気持ちにならないという方もいるでしょう。
喧嘩は、互いに意地の張り合いになってしまっている場合が多いです。
もともとの主張から離れ、気持ちを傷付け合ってしまうのが問題と言えます。
まずは状況を整理しましょう。
自分の感情や相手の態度などを振り返ることで、ピリピリした空気、不機嫌な表情など、余計な情報を削ぎ落とします。対面した際、相手に苦痛を与えずに済むので、話に耳を傾けてくれるようになります。
例えば、友人が、待ち合わせ時間に30分遅れた場合を考えてみましょう。
・ 友人と連絡が取れない
・ 30分後、友人が到着
・ 遅れてきたのに反省の色が見えなかった
・ 謝罪を要求したら謝ってくれたが、不機嫌になった
・ 怒っているのはこっちだと指摘した
・ そんな言い方をしなくてもいいじゃないか、と相手が怒った
このような状況は少なくないでしょう。それではまず、自分が何に対して怒っているのかを冷静に分析します。
・ 遅れた上に、連絡もないことが許せない
・ 楽しみにしていたのに、ないがしろにされた気分だ
・ 反省しないことが信じられない
・ 相手が不機嫌になるなんておかしい
次に、相手の立場を想像しながら、別の見方ができないか考えてみましょう。
・ 仕事の関係で、やむを得ず遅れてしまったのかも知れない
・ 携帯電話の充電が切れてしまったのかも知れない
・ 相手は相手なりに反省していたのかも知れない
・ 謝罪をしたのに自分が怒っているから、相手も不機嫌になったのかも知れない
ここまで整理できれば十分です。少しでも相手の状況を想像できれば、こちらも言い過ぎたかも知れない、という歩み寄りができるようになります。あとは、何を相手に伝えるかを絞り込めばOKです。
・ 遅くなったことは仕方ない
・ 本当は、ないがしろにされたようで悲しかった
・ 一度謝ってくれたのに、こちらもずっと不機嫌で悪かった
・ 今度からは、お互い連絡がすぐできるようにしておこう
ポイントは、怒りの気持ちをぶつけるのではなく、怒りの裏にある本当の気持ちを説明することです。最終的に、自分にも相手にも解決策を提示できるので、意地の張り合いは自然と消えていきます。
手紙を書く
すぐに感情的になってしまい、意見をうまく伝える自信がないという人は、上記のようにまとめた意見を、手紙で伝えると良いでしょう。
書いている途中で気持ちが整理されるので、冷静になるのにはちょうど良い方法です。
書いた手紙は、渡しても渡さなくてもどちらでも構いません。
渡す予定だったけれど、書いたことですっきりして、口頭できちんと意見を言える場合もあります。渡す場合は、何を書いたかをきちんと覚えておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
人生で一度でも喧嘩をしたことのある人なら、喧嘩中の重苦しい気分を十分に理解しているでしょう。
仲直りする方法はわかっていても、なかなか行動に移せないのは誰でも同じです。
そして、相手も同じことを考えているのです。
その苦しみから早く抜け出して、大事な人たちと穏やかな時間を過ごせるよう願っています。