この世の中には、『勝者と敗者』の二通りの人間がいると言います。
誰しも、勝者になりたいと思いながら生活をしています。
しかし悲しいことに、勝者よりも、敗者の方が多いのも事実です。
そこには共通点があります。
幸運を手に入れて、人生の勝者となるために、絶対に避けて通ることのできないモノとは、いったい何でしょうか?
また、本当の成功とは、どんなモノでしょうか?
これからの未来を、自信を持って生きていくためには、その共通点から学ぶべきことがあります。
それを知ることができれば、あなたはもう、勝者の仲間入りをしたのと同じことです。
運と才能を区別する
敗者の共通点として挙げられるのは、運と才能を区別して考えることです。
よく、運も才能のうちだと言いますが、これは本当です。
才能のある人は、運が良かったと思えることでも、それは単なる努力の結果だということを知っているのです。
才能のない人は、負けた時には『運が悪かったから』だと自分に都合の良いように解釈をして、勝った時には『自分には才能がある』と必要以上に自分自身を褒めたたえるのです。
運と才能は、紙一重だという認識を持って、着実に進んでいけば、この様な失敗を回避できることでしょう。
あきらめが早い
敗者の共通点で、最もわかりやすのは、あきらめが早いということです。
最近の風潮として、頑張りすぎないことが持てはやされていますが、これは本気で頑張っている人に対して、手を差しのべる言葉にすぎません。
本気で頑張った人は、後悔がありません。
次のチャンスが来たときに、今回の努力以上に頑張る自信がないのであれば、時にはあきらめても良いのだという助け舟なのです。
あきらめる事にも覚悟が必要です。
それは、本気で頑張っていたからこそ、あきらめる決心がつかないのです。
簡単にあきらめられる事ならば、本気で取り組んでいなかった証拠なのだと、自分を戒めることも必要です。
成功するビジョンが足りない
敗者の共通点は、成功するビジョンが足りないということです。
これは単に、成功したいと願うことではありません。
成功するためには何が必要で、いつまでにどのレベルまで能力を上げる必要があり、確実に成功できるという自信が持てるかどうかということです。
成功するためには、計画が必要です。
ただ漠然とした自信だけでは、説得力がありません。
成し遂げたいことにめぐり会った時から、成功できるかどうかの分かれ道は始まっています。幸運を手に入れた時の自分の姿を、明確に想像できるかどうかが、大きな鍵になるのです。
まず言い訳から考える
敗者の共通点として、最も醜いのは、言い訳から考えることです。
言い訳をすることに慣れてしまうと、まだ失敗すらしていない時から、失敗した時の言い訳を考えてしまいます。
前項で、成功するには、ビジョンが大切だと言いましたが、敗者の共通点として、失敗するビジョンしか想像できていないことが、大きな敗因につながるのです。
結果は、二通りしかありません。
成功か失敗か。
それに言い訳をつけ加える必要は、全くないのです。
結果は、結果として受け入れるしかありません。敗者の共通点から学んで、人生の勝者になりたいのなら、結果が全てなのです。
結果から原因を導きだせない
前項で、結果を受け入れるしかないと言いましたが、敗者の共通点として挙げられるのは、その結果から原因を導きだせないということです。
『運と才能を区別する』でも言いましたが、結果は単なる運ではないということです。
結果には、必ず原因があります。その原因を突きとめることができなければ、新たな結果を生み出すことはできません。
何がいけなかったのか、反省点を探し、それを改善するためには、何が必要なのかを見極めるのです。
この作業を怠ってしまうと、また同じ失敗を繰り返すか、以前よりもひどい失敗をしてしまうことになります。
これが、敗者の共通点なのです。
自分の限界を知らない
敗者の共通点として、自分の限界を知らないことが挙げられます。
その理由は、ひとつだけ。
自分の限界まで、努力をしたことがないからです。
一代で築いた大企業の社長やトップアスリートに、自分の限界を知らない人はいません。常に、自分の限界と向き合い、いかにその限界を伸ばせるかに挑戦し続けています。
トップを走り続ける人達は、口をそろえてこう言います。
『楽しいと思ったことは、一度もない』と。
この言葉は、本当は嘘です。
好きでないと、それ程の苦しみに耐えられるはずがないからです。好きなことを楽しいと感じられないくらい、苦しみに耐えながらできるかどうかが、勝者と敗者の分かれ目なのです。
幸運を待ち続ける
最後に、敗者の共通点として挙げられるのは、幸運を待ち続けていることです。
幸運は、いつかは訪れるかもしれません。しかし、幸運だけで手に入れた成功は、長続きはしません。
なぜでしょうか。
それは、成功したという結果に伴う原因が、ひとつも見つからないからです。
人生の中で、棚からぼた餅が落ちてくることは、ないと思った方が良いでしょう。それは、本当の意味での成功ではないですし、あなたに自信をもたらしてはくれないからです。
自信とは、自分の力でつかみ取るものです。他人の称賛によって自信を持つ人は、もろく崩れやすい危険性をはらんでいるのです。
まとめ
いかがでしたか?
自分の人生がうまくいかないのは、何かのせいにしていたからだと、気づいた人もいるかもしれません。
あなたの人生は、あなたが生きてきた結果なのです。その結果に満足していないなら、今からでも変えることはできます。
自分の性質をしっかりと把握して、一歩ずつ計画を進めていきましょう。次に勝者になるのは、あなたです。輝かしい人生を手に入れるために、努力を惜しまずに成長していきましょう。