人は生きていれば、どんな人でも必ず失敗をします。うっかり友達を傷付けるようなことを言ってしまったり、仕事でミスをしてしまったりと、私生活と仕事のどちらでも失敗は付き物です。
失敗をした後には、その失敗を教訓にして次に向かうようにすればいいのですが、なかなか立ち直れないこともあるでしょう。失敗をした自分には価値が無いと落ち込むことだってあるでしょう。
社会は、一人ひとりの人間が集まることで作られており、その中に全く価値がない人間などいません。誰にだってその人にしかない魅力や価値があるのです。けれど、落ち込んでいる時には、なかなかそうやって割り切ることも出来ないでしょう。
そこで、今回は自分には価値がないと落ち込む人の心を癒すための癒し術についてお話します。
悲しい気持ちは溜め込まない！ 涙として流す
自分には価値が無いと思えると、落ち込んだり、悲しくて堪らなくなったりします。子どもならば悲しければ悲しいとストレートに表現し、大声を出して泣くことが出来ます。しかし、大人になると泣くことをかっこ悪く思えたり、泣くのを堪えることを覚えてしまいます。
そのため、悲しい気持ちが胸に積もっても、それを表に出すことをせず、時間の経過によって癒されるのを待つことも多くなります。
しかし、堪えている間はずっと胸が苦しいままです。そこで、心を癒すために最初に必要となるのが、悲しい気持ちを出してしまうことです。家で一人で泣いたって、誰にも見つかりませんから、遠慮なく泣けます。
もしも上手に涙として出せない場合には、泣ける映画や本の力に頼って涙を出してみましょう。涙を零せば、涙と一緒に悲しい気持ちも流れ出ていきます。
自分の心の安らぎも得られるボランティア活動
悲しい気持ちが少し軽くなったら、誰かの役に立つことをしてみましょう。ボランティア活動は誰かの役にも立てますし、活動をすることで自分にも価値があるのだと思えます。
ボランティア活動と聞くと難しいもののようにも思えますが、ボランティアは小さなことから出来ます。例えば、町内会のゴミ拾いもボランティアの一つです。また、街によっては子どもへの本の読み聞かせボランティアなどを募集しているので、そうした募集に応募するのもおすすめです。
もしも、身の回りで参加できそうなボランティア活動を見付けられない時には、家の敷地の掃除をする時、ついでに自分の家の周りの道路の掃除をしたりすることでも誰かの役に立てます。
動物は心を癒してくれる！ アニマルセラピー
皆さんは、アニマルセラピーを御存じでしょうか。アニマルセラピーは、動物と触れ合うことで心を癒す方法です。アニマルセラピーは介護などの現場でも活用されています。
ペットを飼っている方ならば、仕事で疲れて帰宅した時にペットの顔を見ることで心が癒された経験が一度はあるでしょう。ペットとの触れ合いは、心を優しく癒してくれるのです。
しかし、マンションやアパートではペットの飼育を禁止しているところも珍しくはありません。そうした環境で生活されている方には、動物と触れ合えるカフェがおすすめです。
猫カフェやうさぎカフェは、カフェにいる間、飲み物や食事を楽しみながら動物と触れ合えますから、ペットを飼えない方にはぴったりです。また、最近では鳥類のカフェなども登場していますから、自分の好きな動物と触れ合えるカフェを探す楽しみも味わえます。
自分が自分らしくなれる瞬間を作ろう
職場や家庭の中では、自分本来の姿ではなく、周囲から求められる姿でいなければいけない状況も多く、そうしたことを求められていなくても周囲の理想に合わせようと無理に自分を抑えてしまうこともあるでしょう。
周囲に合わせることも大切なことではありますが、自分を押さえてばかりでは心が苦しくなってしまいます。また、自分を抑え続けることで、本当の自分の思いに鈍感になってしまうことだってあります。
そこで、たまには自分が自分らしくいられるように心がけましょう。例えば、本当の自分を出せる相手と時間を共有したり、夢中になれる趣味に打ち込むといいでしょう。本当の自分を出していると、自然と自分の心の奥底の声に気付けるので、落ち込んでいる時でも気分を回復させやすくなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
自分には価値が無いと思えた時には、まずはその悲しい気持ちを吐き出してしまうことが大切です。そして、悲しい気持ちを少し軽くしたら自分の心を癒すための具体的な行動に移りましょう。
誰かのために何かをすることは自分に価値があると思わせてくれますし、誰かのために役立つことが出来ます。また、自分の心を大切にすることは生きていく上でとても大切なことです。