青い空と海に囲まれ、大自然豊かな人気リゾート地ハワイ。
ビーチや買い物、食事、観光を満喫して楽しむというのも定番の過ごし方ですが、実は近年注目を集めているのがオアフ島のパワースポット。
ハワイは、古代から神聖なエネルギー「マナ」が宿っている、とてもスピリチュアルな土地なのです。
ハワイの島々全体がパワースポットとも言われているぐらい。
海、山、植物、岩、石などすべての自然にエネルギーが宿り、海から山まで多くの場所にパワースポットが存在します。
個人で気軽に行ける場所からツアーでしか行けない場所まで様々ですが、今回はオアフ島のオススメパワースポットを11か所、紹介します。
カヴェヘヴェヘ/ワイキキビーチ
ワイキキ西側にある、淡水と海水が混じるビーチ。
カヴェヘヴェヘとは、ハワイ語で「除去」という意味。まさに浄化パワーの強いパワースポットです。
主に、病気や痛みを癒す効能があります。
ワイキキとは、ハワイ語で「ワイ=水」、「キキ=湧く」。水が湧くという意味。
200年前のワイキキは、水があちこちで湧き出していて、淡水と海水が混じる場所は、とても神聖な場所とされてきました。
当時の人々は、過去に犯した罪が病気を引き起こすと信じており、カヴェヘヴェの海に浸かって罪を懺悔して浄化し、病を癒していたそうです。
今でも、地元の人々が病気や痛みを癒すため、海水に浸かりにきています。
水が澄んでひんやりしていて、足を海水につけて海を眺めていると気分がリセットされますよ。
カフナ・ストーンズ/ワイキキの魔法石
カフナ・ストーンズは、別名「ヒーリング・ストーン」とも呼ばれ、そばに近寄るだけでパワーを感じることができる不思議な石です。
昔、タヒチからとても強い癒しの力を持った4人のヒーラー達がワイキキに来て暮らしていました。
彼らはハワイの人たちを癒し、彼らの奇跡的な治療の評判は、あっという間に島中に知れ渡りました。
彼らがハワイを離れる時、大きな2つの石を彼らの住んでいた場所に、さらに2つの石を海の中に置いてほしいと言いました。
合計4つの大きな岩を山から何千人もの人が運んできて、4人のヒーラーはそれぞれの神秘的パワーを岩に込めて行ったそうです。
そんな伝説のある岩には、手をかざすと悪いエネルギーを吸い取ってくれる、岩から声を聞いてその声に従ったら運命が好転した、など数々の逸話があります。
ワイキキの真ん中にあってアクセスもしやすいので、散歩がてらパワーチャージに行ってみてはいかがでしょうか。
ダイヤモンドヘッド
ダイヤモンドヘッドは定番の観光スポットの1つで、多くの人が宿泊するワイキキからもアクセスしやすく人気があります。
30万年前の噴火によって形成され、大地のエネルギーをしっかりと感じられる土地です。
恐怖や悩み事、ストレスを解消してくれるご利益があると言われています。
日の出や夜景を見るツアーも人気ですが、日中に登山をして山頂からの絶景を楽しむのもオススメ。
登山と言っても標高232m、それほど険しい道もなく、40分もあれば登れてしまいます。
とは言っても、舗装されていない道を長く歩きますので、サンダルやビーチサンダルでの登山は避け、歩きやすい靴で上ることをオススメします。
ココヘッド
ダイヤモンドヘッド同様、1万年以上前に火山活動によって形成された山。
観光ツアーなどはありませんが、山までの送迎サービスを行っている会社はある様です。
山の麓から頂上まで、戦時中トロッコの線路として使われていた跡地をひたすら1時間強登り続けます。
頂上に近付くにつれて傾斜が急になりますが、登るにつれて疲れた体や心を浄化し、頂上に着くころには、しっかりパワーチャージが完了します。
頂上には、ワイキキビーチとダイヤモンドヘッドを一望できる絶景が待っています。
ダイヤモンドヘッドにはもう登ってしまったので、違うところに登ってみたい・・・という人にオススメです。
マカプウ・ヘイアウ&ヒーリングプール
オアフ島の東側、ワイキキからバスで50分ほどのマカプウにあるパワースポット。
マカプウ岬は、海の眺めが大変素晴らしく、冬にはホエールウォッチングも出来る場所として知られています。
イルカやアシカと触れ合えるシーライクパークのそばにあるのが、マカプウ・ヘイアウ&ヒーリングプール。
ヘイアウとは、昔にハワイアンが建てた神殿や寺院のような建物の事を指し、現在も神を祀る神聖な場所とされています。
何かご利益があるというよりは、その場所と縁をつないでくれたことに感謝する場所ですが、行くだけで胸がスーッと晴れる人もいるそうです。
ヘイアウの少し下に降りると、浅い岩場に海水の溜まった水たまりがあり、それらの場所がヒーリングプール。
ここでは、プールに足をつけて癒すことができます。
プールに足をつけると、ネガティブな感情や不要なエネルギーを排出して浄化するご利益があります。
シーライクパーク、マカプウ・ヘイアウ&ヒーリングパーク、次に紹介する「ペレの椅子」と合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
ペレの椅子
ペレの椅子は、マカプウ岬にあるパワースポットの1つで、金運や仕事運が得られると言われており、そのパワーを得ようと多くの人が訪れます。
火山活動によって作られた島々、ハワイ。
昔の神話では、火の女神である「ペレ」がハワイの島々を作ったとされています。
女神ペレがオアフ島を作った後に腰かけて休んだと言われているのが、このペレの椅子。
大きな溶岩で出来ているので、近くで見るとあまり椅子には見えませんが、遠くから眺めるとまるで椅子の様。ペレが腰かけて大海原を眺めながら休んでいた様子が思い浮かぶかも知れません。
絶景も楽しめてオススメのパワースポットですが、
気をつけなければならないのは、恋愛のお願いをしないこと。
ペレは嫉妬深い女神とも言われているので、恋愛のお願いは叶わないそうです。
また、溶岩のかけらなども持ち帰ってしまうと、ペレの怒りをかうそうなのでご注意を。
天国の海・サンドバー
ハワイと言えば、やはり海。
パワースポットにも興味はあるけど、ハワイに来たからにはやっぱり碧い海を存分に味わいたい・・・そんなあなたにオススメしたいのが、カネオヘ湾の天国の海・サンドバー。
サンドバーとは、潮の満ち引きによって海や川の真ん中に出来る浅瀬のことで、「幻の島」とも呼ばれています。
ウミガメも見ることができるカネオヘ湾を船でしばらく行くと、突然水面に白い砂浜が見えてきます。
白い珊瑚が砕けてできた砂が蓄積した場所で、浅くてくるぶし程度、深くても腰までの深さなのですが、歩いていくと突然深さ20メートルの深さに。
シュノーケリングをして熱帯魚を見たり、カヌーに乗ったりして遊ぶことができます。
この地がなぜパワースポットなのかというと、フラの女神「ラカ」が、火の女神ペレにフラを捧げていた土地と言われているからです。
昔、伝統的な踊りフラが禁止されていた時代に、サンドバーが現れるときだけ、人目を避けてフラを神に捧げていたという言い伝えもある、とても神聖な場所。
見渡せば360度美しい海の絶景で、しっかりとパワーチャージできます。
船で行くしか手段がないため、ツアー参加が必須となりますが、非常に幻想的なパワースポットなので、参加する価値は十分にあります。
ライエ・ポイント
オアフ島の北側・ワイキキから見て反対側にあり、パワースポットとしても知られているライエビーチ。
白い砂浜の美しいビーチですが、なだらかに続くビーチの中に、突然トカゲのしっぽのように尖った形の岬が現れます。そこが、ライエ・ポイントです。
大昔に悪さをする大トカゲがいて、それを退治した戦士がトカゲを5つに切り裂いて海に捨てたという伝説があります。
この岬はそのトカゲのしっぽと信じられており、今では、トカゲは付近の海の守り神と言われています。
ワイキキから一番遠い場所にあり、ツアーも少なく、日本人観光客もほかの土地に比べてほぼいないため、しずかにパワーチャージしたいという方の穴場的パワースポットです。
クカニロコ・バースストーン
かつてハワイ王族の出産場所だった土地で、安産・子宝のご利益があると言われているパワースポット。
ワイキキから車で40分ぐらい、パイナップル畑が広がるオアフ島のほぼ中央にあります。
このパワースポットの岩には、出産の痛みを和らげるパワーがあり、さらに、ここで生まれた子供は偉大な力をもつと信じられていたため、11世紀から18世紀までの700年間もの間、ハワイの王族女性がここで出産していました。
そのような伝説があるこのクカニロコ・バーンストーン、大小の岩が18個まだらに並んでいます。
全ての岩にパワーが宿っていて、感じやすい人は暖かさを感じる岩があるのだとか。
感じ方は人によって違いますが、一番暖かく感じた岩がその人にとってのパワーンストーンなのだとか。
このパワースポットはパワーがとても強いため、波長の合う人はよいのですが、この土地に合わない人は気分が悪くなったり、しんどくなったりするそうです。
そのような場合は、心の中でお礼を言って、早めに立ち去った方が良さそうです。
昔は、この土地への一般人の立ち入りは禁止されていました。立ち入った時点で、その場で処刑された時代もあったほど。
何か畏れ多い場所のようですが、クカニロコに来たら(ここに限らず、全てのパワースポットに言えることですが)心の中で自己紹介をし、そこを訪れた理由を説明し、その土地と結ばれて来られたことを感謝すると、その土地の霊力があなたを保護してくれるそうです。
とても神聖な場所なので、岩に座ったり、踏んだりしないように気をつけて、土地のパワーを感じましょう。
ハワイ出雲大社
えっ? 出雲大社って、あの島根県の?
そうです、実はハワイには出雲大社の分社があります。
1885年に日本からハワイへの移民が始まり、1906年に創祀され、110年以上の歴史があります。
ワイキキからバスで約25分の場所にあります。
外観はまさに日本の神社で、一瞬そこがハワイであることを忘れてしまいそうなほど。
しかし、手をお清めする手水舎には自動式のペーパータオルが設置されていたり、アルファベットの入ったハワイらしいポップなお守りが売っていたりと、やはりハワイならではという光景がちらほら見受けられます。
ご利益は、やはり縁結びが有名。
ですが、厄除け、海運、交通安全、学業成就、旅行守りなどのお守りも売っているので、現地の人々は縁結びに限らず、自由に祈願している様です。
お賽銭を円にするべきかドルにするべきか気になるところですが、米ドルを入れている人が多い様です。
社務所受付時間は、午前8時半から午後5時までで、時間外の参拝はできないため、注意。
また、神社付近はホノルルの中でも治安が悪い界隈のため、暗くなってからの参拝は危険です。午前中~午後早いうちの参拝がオススメです。
特別な祈願などは事前に予約が必要なので、前もって計画しておきましょう。
まとめ
オアフ島のオススメパワースポットを11か所紹介しましたが、いかがでしたか?
ハワイには古くから伝わる神秘的な逸話が数多くあり、ハワイの人々が大切に守ってきたスピリチュアルな土地も多く存在します。
現地の方が現在でも信仰の対象としている神聖なスポットもあるため、敬虔な気持ちを持った上で、マナーを守って訪れるようにしましょう。
今回紹介した場所は、どこを訪れても、色彩豊かな自然に心洗われること間違いなしです。
ぜひ、旅行プランに組み込んでみてくださいね。