『セレンディピティ』をWikipediaで引くと、ふとした偶然をきっかけにひらめきを得、幸運を掴み取る能力のことである。とあります。
また、何かを探している時に、探しているものそのものや、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能を指す言葉でもあります。
何かを発見したという『偶然の現象』ではなく、何かを発見をする『能力』のことです。
セレンディピティを手に入れる為には、ある法則が存在します。
ただ単に、偶然を待っているだけで、手に入るものではありません。そこで、今回は、セレンディピティを手に入れる為に必要な思考パターン・方法について、お伝えします。
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意識のアンテナを張る
あたりまえの日常に『なぜ?』と問題を提起する事で、思考が鍛えられます。例えば、『なぜ?』 なぜ電車の座席で多くの人が気持ちよさそうに眠っているのだろうかとか。
原理原則を予測、発見する
『なるほど!』という問題に潜む原理原則を予測、発見する事で、思考が鍛えられます。例えば、『なるほど!』 電車の揺れ具合が、眠っている人にとって心地よいからだとか。
解決策を提案する
原理原則を応用した『これだ』という解決策を提案する。例えば、『これだ!』 電車の揺れを再現できるリラクゼーション椅子やベッドを開発すれば多くの人に受け入れられるに違いないとか。
さて、セレンディピティを手に入れる方法はいかがだったでしょうか?
セレンディピティは、いわゆる『棚からぼたもち』というわけではなく、何かに向かって一生懸命に努力し続けた結果、得る事のできる素敵な偶然 がもたらす幸運です。
最初から、うまく解決策を提案する所まで行くことはできないかもしれませんが、うまくできなかったからと言って、あきらめないようにしょうましょう。
大事なのは、やり通して、自分自身の力で答えを出す習慣を身につける事です。習慣化できれば、きっと、あなたに、幸運が訪れます。
最後に、2005年の日経新聞にはセレンディピティについて次の様なことが書かれています。
『偶然の出来事自体はコントロールすることはできない。しかし、偶然の出会いを生かすよう心がけることはできる。セレンディピティは鍛えることのできる能力なのである。まずは、行動を起こす事こそが肝心である。待っているだけでは幸運は訪れない。また、注目すべき出来事が起こったとき、それに気付き、受容することが大切である。特定の目的に目を奪われて心の余裕がないとセレンディピティが育まれない。行動し、気づき受容する。まるで素敵な恋人との出会いのようである。』
(脳科学者 茂木健一郎氏)
積極的に行動を起こして行きましょう。