ここでは、次のことがわかります。
- 各月の満月の呼び名、由来
- 現象で変わる満月の呼び名
一覧表を見れば、全部読まなくてもサクッと理解できちゃうよ!
月 | 満月の呼び名(英語) | 満月の呼び名(日本語) | 由来・現象 |
---|---|---|---|
1月 | Wolf Moon | ウルフムーン | 狼が空腹で遠吠えをする時期 |
2月 | Snow Moon | スノームーン | 大地が雪に覆われ、狩猟が困難になる時期 |
3月 | Worm Moon | ワームムーン | 虫が地表に出てくる時期 |
4月 | Pink Moon | ピンクムーン | フロックスというピンクの花が咲く時期 |
5月 | Flower Moon | フラワームーン | 花が開花する時期 |
6月 | Strawberry Moon | ストロベリームーン | イチゴが熟し、収穫が最盛期をむかえる時期 |
7月 | Buck Moon | バックムーン | 雄ジカの新しい枝角が出てくる時期 |
8月 | Sturgeon Moon | スタージェンムーン | チョウザメが成熟し、漁が最盛期をむかえる時期 |
9月 | Corn Moon Harvest Moon | コーンムーン ハーベストムーン | とうもろこしなどの穀物を収穫する時期 |
10月 | Hunter’s Moon Harvest Moon | ハンターズムーン ハーベストムーン | 狩猟を始める時期 |
11月 | Beaver Moon | ビーバームーン | ・ビーバーを捕獲するための罠を仕掛ける時期 ・ビーバーがダム(巣作り)をする時期 |
12月 | Cold Moon | コールドムーン | 冬の寒さが強まり、夜が長くなる時期 |
数年1回 | Blue Moon | ブルームーン | ・1ヶ月に2回満月があるとき ・3ヶ月に満月が4回起き、かつ、その3回目の満月 |
数年1回 | Black Moon | ブラックムーン | ・1ヶ月に2回新月があるとき ・3ヶ月の間に4回新月があるときの3回目の新月 ・1ヶ月の間に満月がないこと ・1ヶ月の間に新月がないこと |
毎年 | Super Moon | スーパームーン | ・地球から最も近い位置の月 ・地球から見て月が一番大きく見える現象 |
毎年 | Micro Moon Minimum Moon | マイクロムーン ミニマムムーン | ・地球から最も遠い位置の月 ・地球から見て月が一番小さく見える現象 |
数年1回 | Blood Moon | ブラッドムーン | ・皆既月食のときの満月 ・月が赤く見える現象 |
目次 非表示
- アメリカの先住民が満月の呼び名の名付け親
- 1月の満月 Wolf Moon(ウルフムーン)
- 2月の満月 Snow Moon(スノームーン)
- 3月の満月 Worm Moon(ワームムーン)
- 4月の満月 Pink Moon(ピンクムーン)
- 5月の満月 Flower Moon(フラワームーン)
- 6月の満月 Strawberry Moon(ストロベリームーン)
- 7月の満月 Buck Moon(バックムーン)
- 8月の満月 Sturgeon Moon(スタージェンムーン)
- 9月の満月 Corn Moon(コーンムーン)/Harvest Moon(ハーベストムーン)
- 10月の満月 Hunter’s Moon(ハンターズムーン)/Harvest Moon(ハーベストムーン
- 11月の満月 Beaver Moon(ビーバームーン)
- 12月の満月 Cold Moon(コールドムーン)
- Blue Moon(ブルームーン)
- Blackmoon(ブラックムーン)
- Super Moon(スーパームーン)
- Micro Moon(マイクロムーン)/Minimum Moon(ミニマムムーン)
- Blood Moon(ブラッドムーン)
アメリカの先住民が満月の呼び名の名付け親
ここで紹介する各月の満月の呼び名は、アメリカの先住民「ネイティブ・アメリカン」が名付け親と言われています。
ただ、先住民と一言で言っても、複数の部族が存在します。
住む地域が違えば、当然、気候や自然環境が異なるので、生活環境に由来した満月の呼び名は部族ごとに異なっているそうです。
ここで紹介する毎月の満月の呼び名は、その中でも代表的なものと考えてください。
現代の生活ではカレンダーを使用しますが、昔は月の満ち欠けをひとつの基準にして、季節の移り変わりや農作業狩猟などの活動をしていました。
満月の呼び名を見れば、その結びつきがよくわかります。
1月の満月 Wolf Moon(ウルフムーン)
1月の満月の呼び名は「ウルフムーン」。
1月の真冬、食料がなく餓えた狼の群れの遠吠えがよく聞こたことに由来してつけられた名前です。
狼の繁殖期が始まり、仲間探しのための遠吠えという説もあります。
2月の満月 Snow Moon(スノームーン)
2月の満月の呼び名は「スノームーン」。
2月は激しい雪が降る季節だったことに由来してつけられた名前です。
その厳しい気候の影響で穀物が取れにくく、狩猟も難しかったことから「Hunger Moon(ハンガームーン):飢餓月」とも呼ばれています。
3月の満月 Worm Moon(ワームムーン)
3月の満月の呼び名は「ワームムーン」。
3月になると気温があがり、土の中にいたミミズなどの虫(worm)が地表に出てくることに由来してつけられた名前です。
4月の満月 Pink Moon(ピンクムーン)
4月の満月の呼び名は「ピンクムーン」。
ピンクは、開花の早いフロックス(シバザクラ)の色と言われています。
フロックスが山や丘に咲き乱れ、ピンク色に染まる景色に由来してつけられた名前です。
5月の満月 Flower Moon(フラワームーン)
5月の満月の呼び名は「フラワームーン」。
5月になると、たくさんの花が咲き乱れます。
その景色に由来してつけられた名前です。
6月の満月 Strawberry Moon(ストロベリームーン)
6月の満月の呼び名は「ストロベリームーン」。
北米では6月にイチゴの収穫が行われることに由来してつけられた名前です。
ヨーロッパではローズムーンと呼ばれています。
【2022年6月14日】ストロベリームーンに恋愛成就のおまじないをしよう!7月の満月 Buck Moon(バックムーン)
7月の満月の呼び名は「バックムーン」。
7月に雄ジカ(Buck )の角が生え替わることに由来してつけられた名前です。
7月は雷雨が多いため「サンダームーン」と呼ばれたり、干し草(hay = ヘイ)の収穫時期ということもあって「ヘイムーン」とも呼ばれます。
8月の満月 Sturgeon Moon(スタージェンムーン)
8月の満月の呼び名は「スタージェンムーン」。
アメリカの五大湖などでチョウザメ(スタージェン)漁が盛んで、豊漁の時期であったことに由来してつけられた名前です。
9月の満月 Corn Moon(コーンムーン)/Harvest Moon(ハーベストムーン)
9月の満月の呼び名は「コーンムーン」。
とうもろこし(コーン)などの穀物を収穫(ハーベスト)する時期に由来してつけられた名前です。
9月の満月を「ハーベストムーン」と呼ぶこともあります。
ハーベストムーンは、秋分に近い満月のことです。
ハーベストムーンは、年によって9月と10月の場合があるので、10月の満月をハーベストムーンと言ったりもします。
10月の満月 Hunter’s Moon(ハンターズムーン)/Harvest Moon(ハーベストムーン
10月の満月の呼び名は「ハンターズムーン」。
10月になると穀物の収穫が終わり、こぼれ落ちた穀物をシカやキツネなどが食べにきます。
漁師たちはそれを狙い、ハンティングすることに由来してつけられた名前です。
11月の満月 Beaver Moon(ビーバームーン)
11月の満月の呼び名は「ビーバームーン」。
11月、ビーバーの毛皮を求めて狩りが行われることに由来してつけられた名前です。
ビーバーがダム作り(巣作り)する時期だからという説明もあります。
12月の満月 Cold Moon(コールドムーン)
12月の満月の呼び名は「コールドムーン」。
12月、冬に寒さが厳しくなることに由来してつけられた名前です。
日本でも12月の月のことを「寒月」といったりします。
Blue Moon(ブルームーン)
「ブルームーン」は、1ヶ月に2回満月があるときのこと、3ヶ月に満月が4回起き、かつ、その3回目の満月のことです。
ブルームーンは、数年に1回の周期で起きます。
ブルームーンの「ブルー」は「青く見える」という意味ではなく、「めったに見れない」という意味です。
- 2023年8/2(水)、8/31(木)
- 2026年5/2(土)、5/31(日)
- 2029年1/1(月)、1/30(火)
Blackmoon(ブラックムーン)
「ブラックムーン」は、次の4パターンで起きる現象のことを言います。
- 1ヶ月に2回新月があるとき
- 3ヶ月の間に4回新月があるときの3回目の新月のこと
- 1ヶ月の間に満月がないこと
- 1ヶ月の間に新月がないこと
ブラックムーンは、数年に1回の周期で起きます。
- 2022年5月1日(日)、5月30日(月)
- 2024年12月1日(日)、12月31日(火)
- 2027年9月1日(水)、2027年9月30日(木)
Super Moon(スーパームーン)
「スーパームーン」は、地球と月の距離が一番近いとき、地球から見た月が一番大きく見える現象のことです。
この逆の月の呼び名が「マイクロムーン」・「ミニマムムーン」になります。
スーパームーンとマイクロムーンを比較した場合、直径で約14%ほど見た目の大きさが違うそうです。
- 2022年7月14日(水)
- 2023年8月31日(木)
- 2024年10月17日(木)
- 2025年12月5日(金)
Micro Moon(マイクロムーン)/Minimum Moon(ミニマムムーン)
「マイクロムーン」・「ミニマムムーン」は、地球と月の距離が一番遠いとき、地球から見た月が一番小さく見える現象のことです。
- 2022年1月18日(火)
- 2023年2月6日(月)
- 2024年3月25日(月)
Blood Moon(ブラッドムーン)
「ブラッドムーン」は、皆既月食によって血のように赤く色づいた満月のことです。
- 2022年11月8日(金)
- 2025年3月14日(金)
- 2025年9月8日(月)
- 2026年3月3日(火)