どうやったら物事の本質が見抜け、失敗のない、そして要領の良い人生を送ることができるのでしょうか?
“良かれと思ってした選択が失敗だった”また、“その言葉を信用して今までついてきた人に騙された”など、物事の本質が見抜けている人は起こすことはないであろうミスをしてしまい、悔しい思いや、後悔したことはありませんか?
物事の本質が見抜けていれば失敗もなく、要領の良い人生が送れるはずなのに…。どうしてそれが見抜けず、誤った選択をしてしまうのでしょうか。
ここでは、正しい判断をし、人生の質を高めるために、物事の本質を見抜く、考える力を身につける4つの方法についてお伝えしていきます。
人間が本能で選択してきたもの、または選択しているものを信じる
私たちの体の中にある遺伝子には、何千人もの祖先が様々な経験をし、そこから学び得たことがたくさん詰まっています。
あなたの遺伝子は、相当量の経験や学びをしながら、何千年もかけて引き継がれ、生き延びてきた遺伝子なのです。従って、一番大事なことを知っているのはあなたの遺伝子かもしれません。
迷った時は頭で様々な考えを巡らすよりも、自分の本能的な勘を信じてみてください。
また、科学が発達する以前、人が本能だけで判断し選択してきたものは、歴史を学ぶことで知ることができます。歴史のストーリーの中には、物事の本質を見抜く知恵や、鍵がたくさん隠されています。
“言葉”や、“文字”をそのまま信じず、信憑性のある、詳細で確実なデータを知ってから判断する
様々な情報に溢れている情報化社会。しかし、その中には誤った情報が溢れているのも確かです。
聞いた言葉や、読んだ文字をそのまま信じてはダメです。
その言葉の背景にある詳細なデータや検証結果、実際の数値などを知った上で始めて信憑性が出てくるもの。
例えば、“○○を1日3回の食後に飲むだけで、1ヶ月で10kg痩せる!”という記事を見た時に、ここに書かれた文字をそのまま信じるのではなく、検証人数やしっかりとした研究経緯と結果、また検証者の年齢や生活状況、健康状態など、詳細な情報検証結果や具体的な数字、データについて知ることが、信じる根拠として必要となってきます。
人は自分に都合の良い事実だけを見て、背後に隠された本当の事実には目をつぶろうとする傾向もあります。
それを知って、利益のためだけに相手を操ろうとする人間も存在します。都合の良すぎる話は特に、その話を聞いたまま信じる前に、しっかりとした数値やデータを確認する癖をつけましょう!
ポジティブな思考は、必ずしも人生を豊かにするとはかぎらないということを理解する
明るく楽しい人生を送る上で重要とされる、ポジティブな物の考え方。しかし、そのポジティブな考え方ゆえに、物事の本質を見抜く力を失ってしまっている場合もあります。
“大丈夫だろう” “成功するはず! ” と根拠のない、安易なポジティブ思考だけで物事を判断してしまっては、その物事の本質まで目が届く間もなく、判断を誤ってしまうこともあります。
物事を疑ったり、うまくいかないかもしれないと考えるネガティブ思考は、物事の本質を見抜き、考える力をつける上では実は大切なことなのです。
不安を感じた時や、何か腑に落ちないことに直面した場合には、安易に“大丈夫!うまくいくさ!”と考えるのではなく、物事を判断する前に、なぜ自分がそのことに対して不安を感じてしまうのか、なぜ腑に落ちないのかをしっかり自分なりに考察する時間を作る習慣をつけましょう。
周りがどうしているかではなく、自分なりの根拠を持って、正しいことかどうかを判断する
世の中、「皆がやっていること=正しいこと」 ではありません。
皆がやっていることを正しいと判断する前に、その背景にある理由を自分なりに考察してみましょう。
実際になぜ皆がそうしているのかを考えてみると、その理由として、“有名人がやっているから”または“人気テレビ番組でそう言っていたから”など、しっかりとした理由が挙がってこない場合が多いです。
また、“皆がやっている”という情報自体が偽りである場合もあります。
物事を正しいかどうか判断する場合には、自分に本当にそのことが正しいことなのかどうかを問いかけ、自分で考え、きちんとした根拠を持った上で正しいと判断するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
物事の本質を見抜き、考える力をつけることで、人生における大きな失敗をなくすことができます。
また、騙されたり裏切られたりすることから受ける心の傷も回避することで、心穏やかな人生が送れることにも繋がります。
上記の点を習慣化させることで、物事の本質を見抜く、考える力を身につけ、たった一度きりの人生をスマートに、要領よく生きられるようにしましょう!