あなたは、アロマテラピーと聞いて、なにを思い浮かべますか?
良い香りを嗅いでリラックスするもの。
もちろん、それもあります。
それだけではないのが、アロマテラピーのすごいところです。
アロマテラピーは、身近なものになっているのに、意外と知られていないのは、その効果のすばらしさです。
アロマテラピーの効果は、リラックスだけではありません。
今のあなただからこそ、実感できる効果があるのです。
アロマテラピーの効果と、さらに効果をアップすることができる方法をお伝えします。
アロマテラピーとは?
精油をつかわないものは、アロマテラピーとはいいません。
その精油とは・・・
植物の花や葉そして、樹脂、果物の皮や果実などから化学薬品などをつかわずに抽出した100%天然のものです。
その中には、数十~数百の成分がはいっています。
現在、薬として使用されている成分は、もともと植物から抽出したものなのです。
精油には必ず
- 学名(ラテン語で記載)
- 抽出部位
- 抽出方法
- 産地
が書いてあります。
お店などで購入するときは、店員さんに聞くと、精油かどうかがわかります。
この精油をつかったものだけが、アロマテラピーと呼ばれるのです。
ここからは、意外と知られていないアロマテラピーの効果を7つお伝えします。
アロマテラピーの効果 排卵を促す
エストロゲンと同じはたらきをする成分をもつのが、スクラレオールとフィトールです。
その成分を含む精油が、クラリセージ精油とジャスミンアブソリュート精油。
この精油をつかうことで、排卵を促したり、生理周期を整えます。
排卵は、生理のあと1週間くらいでおこなわれます。
そのタイミングで、クラリセージ精油やジャスミン精油をつかうのがおすすめです。
香りをかぐだけでも、脳に直接、成分が影響をあたえるのですが、からだが冷えていると、排卵が困難になります。そのため、からだを温める入浴に利用するのが、ベストです。
天然の塩大さじ1杯くらいに、クラリセージ精油又はジャスミン精油を1~3滴入れ、それを入浴剤としてつかってみましょう。
お風呂に入れることによって、皮膚から精油が血管とリンパ管をとおって、からだの中に入り、アロマテラピーの効果で、自然な排卵をうながしてくれます。
アロマテラピーの効果 ホルモンバランスを調節
女性ホルモンの調節には、ゼラニウム精油、サイプレス精油、スイートフェンネル精油が効果があります。
この精油には、ホルモンバランスを整えるための成分が含まれています。
使うタイミングは、生理前です。
生理前の7~10日間は、むくみや頭痛などの不調が出やすくなります。
血液の流れを良くして、生理がスムーズにくるようにしてくれるのです。
こちらも香りを嗅ぐだけでも、アロマテラピーの効果はえられますが、温湿布法をすると、さらにアロマテラピーの効果がアップします。
洗面器に、熱めのお湯をはり、ゼラニウム精油又は、サイプレス精油かスイートフェンネル精油を1~3滴入れ、そこへ、タオルをひたし、精油をふくませてしぼります。
そのタオルをお腹や腰に5分程あててみましょう。
温かい蒸気とともに、精油成分が、からだの中に入り、ホルモンバランスを整えます。
3種類の精油から、その日に心地いいと感じる香りを選ぶと、さらなる効果が得られますよ。
アロマテラピーの効果 むくみを取る
むくみを取るためには、血液とリンパのながれを良くするのが一番です。
レモングラス精油、ジュニパーベリー精油は、血液とリンパの流れを良くし、体内にたまった老廃物を外に出す効果があります。
効果的な使い方は、トリートメントオイルを肌にぬる方法です。
スイートアーモンド油10mlに、レモングラス精油又は、ジュニパーベリー精油を1~2滴入れます。
このオイルを、足先から足のつけねにむかって、塗ってみましょう。
ふくらはぎは、特にむくみやすいのでおおめに塗ります。
これだけで、多くの精油成分が、皮膚から体内に入り、血液とリンパの流れを良くし、むくみを取ってくれます。
そして、利尿作用もあるので、老廃物が尿となって出ていきます。
アロマテラピーの効果は、ただむくみを取るだけでなく、老廃物も外に出してくれるのです。そこがアロマテラピーのすごいところです。
アロマテラピーの効果 肩こりをなおす
肩こりは、筋肉の緊張によっておこります。
そんな時に活躍するのが、鎮痙作用とよばれる筋肉の緊張をほぐしてくれる作用の精油です。
肩こりに効果がある精油は、ユーカリ精油、ペパーミント精油です。
アロマテラピーの効果をさらにアップさせるには、オイル湿布法が有効です。
スイートアーモンド油10mlに、ユーカリ精油又はペパーミント精油を1~2滴入れます。
こっている部分に、このオイルをぬり、その上からホットタオルで温めます。
ホットタオルを用意するのがめんどうなときは、ホッカイロで温めても効果があります。
スイートアーモンド油が、精油をつつみ、体内にしっかりとおくってくれます。そして、体内に入った精油は、筋肉を直接ほぐしてくれます。
肩甲骨のまわりなど、手の届かない部分がこっている人は、このオイルを入浴剤として使うことで、アロマテラピーの効果を実感できるでしょう。
アロマテラピーの効果 魚の目やたこを取る
魚の目やたこを取るだけでなく、かたくなった角質もやわらかくすることができます。
魚の目やたこを取るのに効果があるのは、レモン精油になります。
スイートアーモンド油5mlに、レモン精油2滴入れます。
このオイルを、お風呂上りに、綿棒で、魚の目やたこの部分に毎日塗ります。
ただ、毎日塗るだけで、約1か月くらいで、自然と魚の目やたこがなくなります。
ここが、アロマテラピーの効果のすごいところです。
効果が強いので、かならず、魚の目やたこのある部分にのみ塗りましょう。
固くなったかかとやひじには、スイートアーモンド油5mlに、ベンゾイン精油1滴を入れたものを塗ります。
ベンゾイン精油の肌軟化作用は、甘く、やさしい香りとともに、効果をあらわします。
アロマテラピーの角質ケアは、プロの人にもあまり知られていない方法です。
アロマテラピーの効果 脂肪をもやす
脂肪を燃やす香りとして、グレープフルーツ精油は有名ですが、さらに、その効果をアップさせるのが、グレープフルーツ精油、ジュニパーベリー精油、サイプレス精油のブレンドです。
アロマテラピーの効果は、1種類の精油で使うよりも、精油をブレンドして使った方が、さらなる効果を発揮します。
マカダミアナッツ油15mlに、グレープフルーツ精油、ジュニパーベリー精油、サイプレス精油を混ぜます。
このオイルを、運動前にお腹から腰、太ももに塗りましょう。
おどろくほど、汗をかきやすくなります。
やせたい部分に塗って動くだけで、脂肪がもえるのです。
アロマテラピーの効果は、皮下脂肪にも直接効くのです!!
アロマテラピーの効果 シワやたるみをなくす
アロマテラピーの精油の中には、皮膚に直接、効果を発揮するものもあります。
皮膚のターンオーバーをうながしたり、コラーゲンを生成したりするのです。
シワやたるみをなくすのに効果がある精油は、フランキンセンス精油、カモミールローマン精油です。
フランキンセンス精油は、収れん作用で、皮膚をひきしめて、はりのある肌にしてくれます。
カモミールローマン精油は、コラーゲンと同じような成分が含まれているので、肌に塗るだけで、コラーゲンを生成してくれます。
スイートアーモンド油10mlに、フランキンセンス精油又はカモミールローマン精油を1滴入れて混ぜます。
このオイルを、フェイスケアの最後につけて、そのまま眠ってみてください。
日々、肌にピーンとした、ハリがもどってきます。
アロマテラピーの効果で、お肌がもちもちになります。
さらに、美白や若返りたいときには、ローズマリー精油、ネロリ精油、ローズオットー精油が効果を発揮します。
使い方は同じです。
フェイスケアの最後につけて、そのまま眠ることで、寝ている間に美肌になっていきます。
余談ですが、アロマテラピーでケアしている人は、実際の年齢より5~10歳も若くみえるそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
アロマテラピーの効果は絶大です。
なぜ、アロマテラピーの資格を取る人があとをたたないのか、アロマテラピーを使う人が増えているのか、その理由がわかったのではないでしょうか?
アロマテラピーの専門家は、こっそりこんな効果を楽しんでいるのです。
アロマテラピーで使う精油は、雑貨としてあつかわれています。
それもあって、店頭で効果をきいても、あいまいにしか教えてくれません。
それは、医薬品医療機器等法によって、説明できないことになっているからです。
専門家同士ではなしをする場合や、スクールで学ぶ場合は、アロマテラピーの効果について話をしても良いことになっています。
このアロマテラピーの効果を読んだあなたは、とてもラッキーです。
こんなすごい効果を使わないなんてもったいないので、まずは自分ができそうなものからトライしてみましょう。
1年後そして、3年後のあなたは、今のあなたよりさらに健康で美しくなっているでしょう。
アロマテラピーの効果をぜひ、あなたの体で実感してください。