地頭力という言葉をご存知でしょうか?
『じあたまりょく』と読みます。
石頭のことではありません。
幅広い解釈をされている言葉ですが、簡単に言うと
『答えのない問題を解いていく力』
『知的好奇心の有効活用』
として用いられる言葉です。
何れにせよ、鍛えて損はなさそうな地頭力。
なにやら仕事の効率化もアップし、キャリアアップに直結する力なのだとか。
今日は、地頭力を鍛える4つの方法を紹介いたします。
とにかく考える
地頭力を分解してみると4つの考え方になります。
2.全体を見渡して考える考え方
3.物事を単純に考える考え方
4.常識を疑って考えてみる考え方
とにかく、地頭力は『考えなければ始まらない』能力なのです。
ということは、考えないと鍛えようもない。ということに通じますよね。地頭力を鍛えるにはまず、考えることが重要。
そう思って周りを見渡せば、世の中は考えることに溢れています。
例えば、お昼を食べた飲食店が満員だったら
『何故この店はこんなに流行っているのだろうか?』
とか、飲食店のテレビに、何処かの山間部からのリポートがあったとしたら、それを漠然と見ていないで
『今より人口を5倍に増やすにはどうしたら?』
とか、考えてみましょう。
仕事でも大丈夫です。
『今より売上を伸ばすには』
『今より在庫を減らして、売上はそのままの仕組みを作るには』
などなど材料は、あらゆるところに転がっています。
また、考えるときは、考え方のアプローチを変えてみることも重要です。
4つの考え方(結論から、全体を見通して、物事を単純に、常識に目を奪われない)を意識して考え方を変えてみて再度アプローチしてみましょう。
とにかく人と話す
考える事が重要なのですから、地頭力は人と会って話をしても実は磨かれています。
ただ、雑談を話していては、たいした効果は見込めません。むしろ友人や知人よりは、初対面の人と話すことがよいでしょう。
『初対面の人だと、話す内容が・・・。』
と、思われるかもしれませんが、まずは自己紹介で地頭力が鍛えられますので、心配無用です。
自己紹介を1分程度と決めて、自分が何を仕事としているか、どんな人間かを紹介する自己紹介では、何をどの様に話をしたらよく伝わるか『考える』ことで、地頭力の活用となるわけです。
自己紹介で相手に、言いたい事が伝わるかを観察する。というゲーム感覚で取り組んでみるのも一つの方法です。
会話が弾んできたら、今度は、相手の発言内容に対して回答していくだけでなく『頭が良くみえる』という事を意識して対応してみるのも有効です。
その為には、相手の発言内容に対して、瞬時にプラスアルファの返答をかえさなければいけません。
実際に考えた事を発言してみるという行為は、一見アウトプットを重要視しているようですがここでも、地頭力を鍛えられます。
とにかく本を読む
本を読むことも、地頭力を鍛えるにはもってこいです。
他人の考えが集大成化したものが本ですから、よい思考に触れ、触発される事で自身の地頭力も鍛えられるのです。
ここでのポイントも、4つの考え方(結論から、全体を見通して、物事を単純に、常識に目を奪われない)を意識してみることですが、もう一つ、相手の思考ペースに乗らないで『それ以外にベターな考え方は本当にないのか』を考えながら読んでいくことも方法の一つです。
考えを描いて保存
マインドマップに代表されるような思考ツールを活用して、自分の考えを後から振返れるものにしておきましょう。
考えることは、頭の中で日々行なわれている事なので、思いつきで処理されてしまうものも出てきます。それでは、当たり外れが生じてしまう可能性があり、効率が悪い思考方法と言わざるをえません。
地頭力は、その思い付きでのアプローチを極力減らし、効率のよいし呼応方法を活用する能力です。これを鍛える為には、自分の考えを後からでも振返れることが必要不可欠なのです。
最初は時間がかかるかもしれませんが、思考ツールを活用して思考を残して起きましょう。そうする事で、パターンや癖なんかも見えてきます。
地頭力は、『問題解決』に必要な力です。私達の日常は『問題解決』に明け暮れている日常なのですから、この能力を鍛えておきたいもの是非、試してみてください。