あなたはいじめを受けている方ですか? いじめをしている方ですか?
いじめにも色々な種類、色々な原因があります。
いじめを受けている方は、とにかく傷つくことが多すぎて、どうしたら緩和されるのか、どうしたらいじめをやめてくれるのか考える余裕なんてないほど辛いものかと思います。
ですが、負けてはいけません。
どんな理由があろうとも、いじめは許されるべきものではありません。
あなたが苦しむのはここまでにして、この記事をきっかけに視野を広げ、もっと素晴らしい居場所が必ずある、世界は広いと改めて知ってもらいたいのです。
現代では、○○ハラスメントという言葉を当たり前のように耳にするようになりましたが、そんな○○ハラスメントという言葉だけでは片付けられない陰湿な大人のいじめは存在します。
今、リアルタイムでいじめにあっている方の辛い現状を変え、少しでも助けになる職場のいじめの対処法を5つお伝えします。
いじめがはじまったきっかけがあれば思い出す
いじめというと、よく耳にする言葉『いじめられる方にも原因がある』。
この言葉は、あなたも聞いたことがあるでしょう。
しかし、この言葉は原因が思い当たらない方には、本当に、はらわたが煮えくり返る言葉です。
この言葉は、結局は自分が当事者になっていないから出てくる言葉ですから、気にしなくて大丈夫です・・・とお伝えしたいところですが、いじめている相手も人間なので、業務の前に感情がありますから、もしきっかけがあれば思い出してもらいたいのです。
人が「この人嫌だな」と思う主な原因を少し挙げてみます。
・いつも上から目線で人と接する
・明らかに清潔でない
・毎回思いやりなく接してくる
・仕事をしない(論外ですが)
などです。
嫌だなと思ったからと言って、そこからいじめをするのは間違っていますが、自分自身で、原因は絶対に自分にないとわかればそれで良いので、まずこれだけを考え、自分に問いかけてみてください。
これを考えることで、自分と向き合い成長する機会も得られますし、職場いじめの対処法を考えやすくなります。
いじめを受けていなくとも、日々を振り返ることはしたほうが良い事でしょう。
いじめを受けている=相手に強く意識されているということ、勇気を出して立ち向かってみる
リアルタイムでいじめを受けているときは、こんな風に考えることは難しいかもしれません。ですが、あなただけは、あなたの個性をまず認めてあげていてほしいのです。
好きよりも嫌いの方が、感情のパワーが上で、実は強く意識をしているとも言われます。興味のない人には無関心ですが、あなたはいじめを受けるほどの関心を人に抱かせているということになります。
理由はわかりませんが、なぜかいじめている人に、強く何かを感じさせた可能性が高いのです。
原因不明でいじめを受けている方は、いじめている側の人間が、単純になぜそんなに『自分にこだわるのか』気になりませんか?
勇気を出して冷静に、なぜ傷つくことをするのかと聞いてみるのも、相手を退かせることにつながるかもしれません。対処法が見えてくるきっかけにもなるかもしれません。
いじめている側は、実は、ほぼ臆病者です。
臆病者でなければ、嫌なことは直接本人に伝えるか、いじめるではなく別の対処法をとります。ですから、あなたが相手より臆病になってはいけません。
いじめはよくないものですから、あなたは何も悪くないのです。自信を持って、冷静になり、自分をより大切にできる道を選び、ときには勇気を出して立ち向かってください。
少人数グループでのいじめ、集団でのいじめ、上司のいじめなど相手によって対処法は変わる
職場いじめは、いじめをする側の規模によって対処法は全く異なります。この対処法の場合、見て見ぬふりもいじめに加えてください。
まず、少人数グループの場合は、他のいじめに関わっていない人を大切にしたら良いのです。
傷つくことがあっても助けてくれるようになります。正義感ある異性であれば、とても強い味方になってくれるでしょう。助けてもらったことが原因で、よりいじめを受けるようになったのなら、それはもう、ただの『醜い嫉妬』です。
あなたがそれを真に受けていたら、いじめている側と人間レベルが同じになってしまいますから、気にせず、幸せオーラを出してください。
上記のような例ではなく、上司に理不尽ないじめを受けている場合は、もっと上の上司に伝え、部署を素早く変えてもらうのをおすすめします。
大切な一度きりの人生ですから、そのような器の小さな上司のために時間を費やすのは、本当にもったいないことです。勇気を出し、我慢せず、すぐに対処しましょう。
上司だけでなく、もしも大規模な会社全体のいじめにあなたがあっているとしたら、もうその会社にいる必要はありません。
会社全体がもう汚染されていますから、あなたの大切な時間をその会社に使うことは、この上なく無駄です。
悩むこともせず勇気を出し、新しい居場所を探す準備を今すぐにしましょう。
逃げるのも勝ちのひとつ、逃げないのであれば会社にとって価値ある存在だと認めさせる
逃げたら負けだという人がいますが、逃げて新しい世界でイキイキと過ごすことができたら、価値ある逃げなので負けではありません。
がんばって就職活動をしたのであれば、辞めるのはとても勇気のいることでしょう。
ですが、人生は一度きりです。よく考えて間違っていないと確信できたら、すぐに行動に移してください。
では、逃げたくない、逃げられないという人はどうしたらよいのでしょうか?
わかり易い例をひとつ挙げますと、旅行好きで、とても人に優しく仕事もよくできる受付で働いている女性が、ある時、同じ業務につくことになった女性からかいじめを受けるようになりました。
いじめを受けても耐え、仕事をがんばっていたのですが、そのいじめは精神的にあまりにも耐え難いものであり、更に同じ業務をこなしてる都合上、どうしても顔を合わせない、無視をする事は不可能であったため、彼女はとうとう会社に退職をしたいと申し出たそうです。
なぜ、退職を考えたのか原因を聞いたその会社は、次のような対処をしました。
『彼女は、うちに、いなくてはならないかけがえのない存在です。その彼女を今後も苦しめるようなことをするのであれば、あなたには辞めていただくことを考えている』といじめている女性に伝えたのです。
いじめを受けていた彼女は、日頃から大切な業務を真面目にこなしており、他の社員からの信頼もあったため、もうその会社では、彼女でないとわからない、管理できないことがたくさんあり、会社にとってとても価値ある必要不可欠な存在であったということです。
逃げるようなことは絶対にしたくない、このまま終わらせたくないという方は、会社にとって必要不可欠な存在になるという目標を持って進んでみてはいかがでしょうか。
これは、とてつもなく強く有効な職場いじめの対処法となりますので、ぜひ考えてみてください。
日本は資本主義国家、生き残る能力を身につけることの必要性を理解し行動に移す
日本で暮らして労働をしている限り、常に競争は存在します。それは企業同士だけでなく、人間関係でも同じです。
とても苦しい辛い思いをしている中でも、あなたにこれだけは理解していて欲しいのですが、やっぱりどこに行こうが、日本が資本主義であることは変わりません。資本主義の日本では、どんなに偉くなろうとも、どうしても日々自分と誰かを比べるようになりがちです。
そうすると、嫉妬や理不尽ないじめなどは生まれやすく、いじめ撲滅をいくら口すっぱく会社側が言おうとも、簡単にはいかないのが現実です。
ですから、あなたがどこでも柔軟に社会に対応する能力を身につけるか、必ず世界のどこかに存在するあなたの居場所を見つけるか、行動に移すことが職場いじめをなくす対処法にもなります。
簡単に言ってしまいますと『生き残る能力を身につける』ということです。
ここで、あなたへのいじめがなくなり、会社で生き残る、職場いじめの対処法をお伝えします。いじめを受けると日々辛いですが、周りの目が変わる可能性が大いにあるので恥ずかしくはありません、ぜひ対処法を試してください。
身なりをいつも整え、清潔でいることを意識し、暗い顔は、会社ではまずは隠しましょう。暗い顔は、いじめている側を喜ばせるだけですし、いじめ関係なく、暗い顔をしている人に、近づきたいと思わないものです。
最初に他人の目に入る部分(身なり)が問題なければ、後は、人を気持ちよくさせることに挑戦します。
人は、自分の持っている知識を人に伝えることに、非常に優越感を感じるので、この優越感を利用しましょう。
まず、上司から攻めていくと、とても効果的ですが、この分野はこの人が得意だろうなどと考えた後、質問にいくと意外とあなたを悪く思っていない人は答えてくれるはずです。
いじめの前に仕事なのですから、質問を無視する社会人は、自分には必要のないレベルの人だと思えばいいので気にすることはありません。
そして、もう一ついじめを解消させる効果が高い方法は、あくまで謙虚に、人の嫌がる仕事を率先して行う。
これは、自分の成長にもなり、周りの目がとても変わりやすく、感謝する人まで現れる素晴らしい対処法です。これを続けていると、感心して話しかけてくれる人が必ずでてきます。
感心する人が、一人もいなく、いじめがなくならないようであれば、あなたはその職場を離れ、別の道へ進むことを決意しましょう。
人生に一度くらいは、辛いけれど自分の行動で職場の環境を変えてみせると、100%がんばってみるのも悪くはありません。これは、生き残る能力を身につけることにもつながってきますから、試してみるだけで色々な変化をもたらすはずです。
誰かに相談できないときは一人で考えたって構わないが、世界は広いと再認識するための日を必ず作る
辛すぎるけれど、いじめを受けているなんて恥ずかしくて、とても相談なんかできない、今は何も起こす気力もなく、一人部屋で閉じこもることが精一杯、今は人に会うこともしたくないという方もいるでしょう。
それでいいのです。
いじめを受けたら必ずと言ってよいほど、まず、一人で悩まず誰かに相談しなさいという言葉を聞きますが、子どもであろうが、大人であろうが、いじめを受けていると人に言える程、当事者の気持ちは簡単なものではありません。
ですから、誰かに相談しなくちゃとか無理に誰かに話すことをせず、一人悩んでも構いませんから、一つだけ必ず行ってほしいことをお伝えします。
相談できずに一人で悩みに悩んだ後は、必ず外に出るということをしていただきたいのです。
本当は、1泊でも一人、または信頼できる人と旅行へ出かけ、視野を狭くしないことが一番のおすすめですが、旅行にいく時間がないのであれば、夜悩んだ後、ウォーキングするでも構いません。ただ一人で悩みつくし、落ち込んだ後は、必ずドアを開けて外に出る日を作ってください。
職場という狭い環境だけが、『あなたの場所』ではありません。
ですが、日々いじめを受けてしまうと、一人で閉じこもりがちになり、視野は狭くなり、他の世界が見えなくなってしまいます。そして、自分はダメな人間だと思ってしまう傾向が強くなり、必ずあなたを活かせる居場所があるはずなのに、そんな場所はないと勝手に思い込むようになってしまう。ここでお伝えしたいのは、一人で悩んで視野を自ら狭くしてしまい、あなた自身をあなたまでいじめてしまい、ダメにしてほしくないということです。
あなたは、あなたを幸せにする義務があり、あなた自身であなたを幸せにしてあげる行動をする、これが一番の職場いじめの対処法になります。
ですから、一人で悩むのは構いませんので、視野を広げ楽しいことはたくさんあって、知らないことも山ほどあり、世界は広いということを再認識する外に出る日を必ず作ってください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はとてもデリケートなことであり、当事者にとっては、この上ない辛いこと職場のいじめの対処法を書かせていただきました。
誰かに相談するより、一人で悩んでしまう方が圧倒的に多いでしょう。それは、遠く昔から、現代でも、日本人が美学にしてしまっている『耐えることは素晴らしい』という考え方が大きな原因のように思えます。
いつでもどこでも耐えることばかりが素晴らしい、逃げないことが素晴らしいということはありません。
自分の判断が間違っていないのであれば、耐えなくてよい、逃げてもよい場面はたくさんあります。
あなたも無理をして、あなたの可能性を止めてしまうことはしないであげてください。あなたを評価してくれる場は、現在の職場だけではないのですから。
この職場いじめの対処法を読んで、少しでもあなたのお役に立てることを願っています。