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これだけは知っておきたい。中間管理職の10の心得

中間管理職 心得

中間管理職の立場にあるあなたは、悩んだり戸惑ったりすることはないでしょうか?

それもそのはず、中間管理職とは、実は、とても難しい立場での役職なのです。下には部下がいて、上には部長がいるという、文字通り中間に挟まれた苦労の多い難しい立場なので、気疲れも多いです。

そんな大変な中間管理職の人に、コレを心得ておくと、今よりもっとスムーズに仕事がこなせるポイントをご紹介させていただきます。

コレを確認することで、頭の中をスッキリさせて、これからの意欲につながること間違いなしでしょう。




上司の考えを部下に伝える時の心得

中間管理職は、上層部の会社方針の決定事項を、部下にわかりやすく説明し、士気を高めてまとめるという仕事があります。時には、部下が受け入れにくいような会社方針もあるでしょう。会社の方針に納得がいかず、やる気をなくすような部下もいるはずです。

皆の方向がバラバラで、チームとしての能率が下がってしまっては困りますよね?

セクション内で会社の方針に沿ってチームの士気を高めるのが中間管理職の仕事の1番大事なコトです。

まとまりを付けるということを意識して、中間管理職は、統率力を持つべし。

管理の仕事をする時の心得

課での仕事を遂行する上で、中間管理職は、仕事の進捗状況を管理する仕事もあります。

もしかして、すべての仕事の管理をあなただけでをしようとしていませんか?

実際に細かい仕事をするのは、あなたの部下の仕事なのです。もちろん、部下に指示を出して、方向性を示してあげることは必要でしょう。

しかし、その後は、部下だけでも仕事を進めることが出来るように指導していくことが求められます。そして、仕上がってきた資料や報告書に目を通して、管理職としてセクションでの最終確認をします。ここで、この後、上司に提出、報告する事になりますので、めくら判は厳禁ですよ。あなたの能力を疑われることになりますから。

チェックは厳しくするべし。

上司の補佐をする時の心得

中間管理職の仕事は、部下から上がってきた仕事をチェックして、上司が幹部での会議
や外部で使う時の資料を揃えることが多いでしょう。

しっかりとあなたも把握して、部下の資料に不備があれば、部下にもう一度、資料を作り直さなければ行けません。上司が使う資料や上司のスケジュール管理や仕事の進捗状況の管理もする必要があるでしょう。上司が外部との交渉をする時には、同行もして、現場の責任者ということで、補足や詳細を説明できる必要も出てきます。そこで、あなたの手腕を問われますよ。

上司の秘書であるべし。

職場の環境整備の時の心得

職場の環境整備さえもあなたに責任があるのです。

職員が安心して安全に働くことができるような環境整備が大切でしょう。セクションでの必要なもの、金額の大きな物の購入の決定判断や、セクションで付き合いのある取引先からの依頼の品の購入など、ある程度予算もセクションであるのなら、先を見込んだ判断をすることが必要ですね。

また、環境整備のもう一つに、職場の働きやすさという人事の面があなたの仕事の一つになるでしょう。具体的には、部下の人間関係の相談があります。

部下が長続きしないようなら、その原因を突き止めて、配置転換をしたり、部下の担当替えをしたりということも必要になります。職場での資産は人材だと言われています。一人一人の適材適所を目指してあなたが動けば、あなたの人望は厚くなるのではありませんか。

セクション全体のことを考えるべし。

人材育成をする時の心得

入社面接に、立ち会うこともありませんか?

新入社員が社員研修を終えからの、実業務での教育、育成も大切ですよね。

必要な研修があれば、行かせたり、レポートを書かせたり、それについてのあなたのコメントや部下の質問にも答えて行くでしょう。あなたの言葉は、部下にとってとても勉強になるはずです。

あなた自身の人柄もそこに出るでしょう。中間管理職としての視点もそこに現れるでしょう。部下にとっても、とても勉強になります。

まめに部下に、発信をするべし。

リーダーとしての行動をとる時の心得

中間管理職は、セクションでのリーダーとも言われていますね?

いつでも部下にお手本としての示しが付くような行動を求められていることでしょう。

部下に舐められていては、務まりません。威厳が必要なこともあります。しかし、いつも怒鳴って、怒ってばかりいても、席を外した途端、職場内が、だらけてしまうということもよくあります。

セクションでのリーダーですので、感情は部下側に置いて、親和的でも良いのですが、行動面では上司側なのです。

リーダーとして、時には、部下の失敗のカバーといった、イレギュラーな仕事の解決をすることも出てきます。

こんな時に、あなたの問題解決能力が必要なのです。そして、リーダーとしての意味がみんなにわかる時でしょう。

問題解決能力を持つべし。

経営的戦略を持つ

中間管理職も、トップダウンを受けるばかりでは、能力があるとは言い難いですね。

トップに対して意見できるようになるには、ただ課のマネージメントをしていたのでは成り立ちません。

経営的にも戦略的な発言が出せるように、視野を広く持って、情報に敏感であることが大切でしょう。日々の仕事をする上で、常に、改善点の追及や経済的な視点や戦略的な視点を持っていきたいですね。

将来性有望な中間管理職としてあるべし。

中間管理職はいらない?

日本の給料形態も大企業では、変わりつつあり、若い世代の実力実権者に給料を多くして、年功序列をなくそうという動きを既に決定したところもあります。

アベノミクスの流れによるものです。

そうなると、年配者は、地位のある人以外は、賃金ダウンとなり、下層部の若い人材は、フラットな状態になるでしょう。

このような雇用形態になると、若くても実力主義になり、役職上の中間管理職はいらないということにもなりかねません。実力主義と言っても、求められる会社によってその姿は変わってきます。

基本に忠実ということは、実力のうちでしょう。

中間管理職も自己啓発を

先ほどの企業の給料形態の中間管理職だから、この先もこのまま安泰して進むと思うのはちょっと大きな間違いです。常に、自分の自己啓発をして、スキルを身につけておく必要があります。

特に、あなたの会社が、先ほどの、実力主義の賃金形態に変更になるようなことになったら、あなたは、実力があるといえるでしょうか。情報や技術はどんどん進化しています。それに追いつきながらも、常に自己研鑽をしておくことは必要でしょう。

ワークライフバランス

中間管理職になる年齢は遅くなっています。

さらに、その管理職手当の額の伸びも悪くなっているという統計も出ています。

仕事一筋にしてきたでしょうが、その努力に反して、報われないような事態も起きるなんて嫌ですね。

多忙な働きをしてきた中間管理職の人が、なりやすい上昇志向停止症候群という状態をご存知でしょうか。これは、まさしくその字の通り、会社での昇進が見込まれないとわかってから、頑張る意欲が停止してしまい、うつ状態になったり、仕事に意欲的になれなくなった状態をさします。

もちろん、自己研鑽も大切ですが、ワークライフバランスという言葉があるように、プライベートでもリフレッシュして、仕事だけの人間にならずに自分の生活も大切にしたいものです。

ワークライフバランスの均衡が取れているからこそ、良い仕事もできるし、柔軟な考えをもつということにも繋がるでしょう。仕事だけの人間にならないことも必要なことなのです。

まとめ

いかがでしたか?

中間管理職の心得をご紹介しました。日本の雇用状況は今まさに変わろうとしています。

しかし、以前から言われていた中間管理職の能力・スキルというのも会社においては、必要です。

全ての社員が自分勝手に利己主義に動いていては、まとまりようもなく、社員の定着は実現しないでしょうし、そうなると、会社にとっては、デメリットとなります。個人経済にとっても、メリットは少なくなるでしょう。

あなたの、中間管理職の統率力や手腕を是非、実のあるものにして下さい。

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