『思ったように部下が動いてくれない』
『ぐいぐいチームメンバーを引っ張っていくはずができていない』
『そもそも自分に自信がないからうまく指示できない』
など、理想と現実の自分にギャップを感じ、うまくリーダーシップを発揮できず悩んでいる方がいるのではないでしょうか?
もしそうなら、これから説明する7つの方法を、コミュニケーションの中に取り入れる事で、悩みを改善できると思います。
笑顔を心がける。
リーダーシップが必要な場面を考えた時、時に厳しくしなければならず、また個人的には様々な悩みや苦労が伴うでしょう。
しかし、厳しそうな顔、いつも怖い顔をしている人には、萎縮してしまい誰も本心からはついていこうと思いません。
笑顔の人には人が集まるし、時に厳しい事を伝える際、いつも笑顔の人が伝える方がメリハリがつき浸透しやすい。その点を考えても、まずは、『基本は笑顔』でいる心がけをしておくこと。
人として気持ちよい存在でいれるよう心掛けることが、まず第一歩です。
話をしっかり聞き、本心を探る。
リーダーはよく、目標や想いを熱弁しがちですが、本来は、チーム(仲間、後輩、部下等)の表情を見ながら、とにかく話を聞く努力をすることが必要になります。
一人ひとり個性があり感じ方が違う為、こちらから一方的に話しても全員には伝わりません。
まずは親身になって聞く。そして相手を受け入れる姿勢で取り組み、彼らの言葉の裏の本心を探る。
そうしていくうちに、相手からも
『この人の事を知りたい』
『この人と話したい』
『この人についていきたい』
『この人からもっと教わりたい、学びたい』
等と思われるような存在になっていくこともまた、リーダーシップを発揮する為の土台となります。
お願い・指示をしたら、さらにもう一度繰り返し言葉にしてもらい、共有する。
こちらから一方的に話すのではなく、こちらから伝えたことをもう一度言葉にしてもらい、そこに対する意見や感じたこと、なども聞いていく。それをチーム全体で共有する時間をつくるよう心がけよう。
そうすることで、インプットとアウトプットができ、チームのメンバーも動きやすくなります。
もちろん、その後の感謝の言葉を忘れずに。
チームメンバーとの距離感を大事にし、親身になりすぎてぶれないようにする。
メンバーを想うがゆえに、コミュニケーションを大切にしていくと、もちろん『情』がわくことがほとんどだろう。
時に、個人的な事情まで知りすぎてしまうことがある。そこで様々な判断に迷いが出てくる、他のメンバーと平等に接することができなくなる、などの不都合が出てきてしまってはいけない。
チームとして向かうべき方向、意図、というものをぶらさないためにも、距離感を常に意識し、縮めすぎないよう注意しなければなりません。
時にそれは孤独でもありますが、そこに『信頼関係』が築けていれば、あなたはすでに様々な状況を乗り越えられるリーダーシップを発揮することが出来るようになっているでしょう。
メンバーの強みと弱みを理解し、強みを伸ばす。またそこに責任を持たせてやりがいをもたせる。
そろそろリーダーシップを発揮できつつある頃、チームとして、至らない点ばかりを見て指摘や指示をしてばかりいると、結果は出せてもチームのあちらこちらで不満が出ていることが多くなる可能性大です。
それでは、真のリーダーシップを発揮した結果とはいえません。
チームの一人ひとり、個性を理解し、強みと弱みをリストアップする。
それがわからなければ、まだまだコミュニケーション不足です。
強みを活かし、そしてそこに責任感を持たすことで、必ず彼らは『やりがい』を見出してきます。そういうメンバーが増えれば、チームは必ず輝きだすでしょう。
そして
・弱みを強みに転換できないか?
・無理なのであれば、誰か他でフォローができないか?
と、チーム全体でフォローしあいながら。動けるしくみを常に考えておくのがリーダーシップを発揮する為に必要なこと。
あなたが、今、そのチームのリーダーではなくても、強み弱みをみることを習慣とし、仲間を褒める、励ます、というような形で仲間の強みを伸ばすことを心がけていれば、気付けばチームメンバーとの信頼がさらに強まっているでしょう。
質問形式で気づかせる
何故できなかったのか?
要因はなんなのか?
ネックになっていることを解決するには何が必要なのか?
それがあれば、いつまでにどうしていけば解決するのか?
など、それはどうして? から質問し、細かく分析し、答えを本人の口から出るよう導いていく心がけをする。相手が自分の言葉で気付いていけるように。
解決策や指示をこちらから与えてばかりでは、最終的にやらされ感になり、ひとつにまとまることもないでしょう。
出来たときは、褒める。
出来て当然、というスタンスでいると、長い目で見て、人は必ずモチベーションが下がります。
責任感を持ち、やりがいを持ち、前に進んで何かできた際にはおもいっきり褒めましょう。そして、喜びを『共有』する。
そうすることで次のステップにチーム全体であがっていくことができるのです。
継続、という点まで考えられた時点で、あなたはきっと立派なリーダーシップを発揮する、真のリーダーになっていることでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
結局のところ、すべて『コミュニケーション』に集約されると思いませんか?
・とにかく相手のことを想いながら過ごしていれば、必ず、相手も応えてくれる。
・目指すべき方向を見失わず、軸をぶれないよう心がけながら、チームのメンバーをとにかく大切にする。
・想うだけでなく、行動として大切にする。
そうすることで、メンバーは必ずあなたを信頼し、あなたを筆頭に一致団結し、あなたは自然に真のリーダーシップを発揮することができるでしょう。
そうして、真のリーダーになれるのです。
まずは、小さな心がけから、7つ実践できるよう、日々無駄にせず、目標を持ちながら過ごしていけば、誰にでもリーダーシップを発揮することができるはずです。