そもそも幸せとはいったい何なのでしょうか。
何をもって、幸せだと判断するのでしょうか。
それは、実はとても曖昧で、不確かなものの様な気がします。
人それぞれに幸せだと感じるポイントが違いますし、理想像も人によって違います。
誰もが幸せになりたいと願ってやみませんが、幸せというものに正解はありません。
正解がないということは、逆に考えると、何でも正解になりうるということです。
これから、幸せとは何なのかをひも解いていくとともに、あなたにとっての本当の幸せを見つける方法をご紹介します。
幸せには、種類があります。
あなたはどの種類に幸せを感じますか?
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幸せとは
幸せって何? と考えた時、あなたは、どんなものに幸せを感じますか?
寒い時、暖かい部屋に入った途端に、『あぁ、幸せ』と思ったことはありませんか?
寒さをしのぐ、暖かい場所にいられることは、当り前のことかもしれませんが、この当り前の幸せというのは、今の世の中では忘れかけている、本当の幸せに他なりません。
また、大好物の食べ物を食べた時、思わず『幸せだなあ』と口にしていることがありますよね。
それはとても正直な気持ちなのです。
思わず『幸せ』という言葉が出た時は、何かを深く考えているわけでもなく、反射的に発せられた言葉だからです。
この何気ない時に、感じた幸せというのが、あなたが求めている本当の幸せなのです。
人から与えられた幸せ
好きな人から愛を告白されたとか、人から褒められたとか、人がしてくれたことに対して、幸せだと感じる時があります。
これは、あなたが今までしてきたことに対して、他人が評価してくれた結果なのです。
頑張って努力してきたことが、報われた瞬間には、幸せを感じることでしょう。
では、同じことをしていたのに、人から全く褒められずに、評価もされない時、あなたは幸せを感じますか?
きっと、幸せだとは感じられませんよね。
その理由は、人からの喝采を期待しているからなのです。
期待していたことが思い通りにならないと、必要以上にがっかりしてしまいます。
これこそが、不幸の種なのです。
あなたは、誰の為に幸せになるのですか?
人の為に頑張っているのですか?
人の為ではなく、自分のためですよね。
それならば、人からの評価は、気にならないはずです。
人からの評価によって、幸せか幸せでないかを判断するのではなく、自分自身で喜びを感じられることが、本当の幸せなのです。
自分自身が感じる幸せ
これといって何も持っていない状態の人が、特に不幸とも感じていない場合があります。
むしろ、幸せそうに映るのはなぜなのでしょうか?
それは、このまま何事もなく暮らしていけることが、最高の幸せだと感じているからです。
健康で、おいしくご飯を食べられることが幸せだと感じているのです。
仕事を持っていて、日々努力していることこそが、幸せだと感じているのです。
例えば、そんな人のもとに、思わぬものが手に入ってきたとしたら、どれほど嬉しく、幸せを感じられることでしょうか。
その様な人は謙虚な場合が多く、自分にはもったいないと思うかもしれません。
欲望が満たされた時にしか幸せを感じられない様な人は、何もないことが幸せだとは気づかないのです。
今まさに目の前にあるものが幸せだったのだと気づいた時には、失っているかもしれません。
失ってから幸せに気づくなんて悲しすぎます。
まわりを見渡してみて下さい。
きっと気づいていない幸せが、足元に転がっているはずですから。
欲を捨てる
もっとこうなりたい、ああなりたいという理想や目標を追いかける事はとても大切です。
しかし、欲ばかりを追い求め過ぎると、何が幸せなのかわからなくなってしまいます。
しかも、現状では満足できなくなり、もっともっとと欲が出て、足りなくなってしまうものです。
この状態では、どんなものが手に入っても、本当の意味で幸せだとは感じられなくなっていることでしょう。
麻痺してしまっているのです。
人間、欲を言い出したらキリがありません。
本当の意味で幸せになりたいのなら、まず欲を捨てて、今の自分を見つめ直してみることが、幸せになる第一歩なのです。
守るべき存在
親は子供の為なら、命さえ惜しくないと言います。
自分の命を投げ打ってでも、守りたい存在がいるということです。
これは、究極の愛情です。
自虐的な意味ではなく、純粋にこの人の為なら何でもできる、という存在はそばにいますか?
例えば、ペットでもいいでしょう。
生き物の命を預かるということは、ある意味では、それ位の覚悟が必要なのです。
その覚悟ができた時にはじめて、心から愛おしく感じるのです。
そして、その愛おしい存在と触れ合う時間は、何にも変えられない至福な時間になっていることでしょう。
守るべき存在がいるということは、人を強く、そして優しくしてくれるのです。
それこそが、本当の幸せではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
幸せって何? の答えは見つかりましたか?
10人いれば、それぞれに10種類の幸せの形があります。
本当の幸せを見つけようとする時、もうすでに幸せの中にいる場合が多いのです。
ただし、自分の現状を幸せだと思う考え方の中には、自分よりも不幸な人を見つけて、あの人よりは、今の自分の方が幸せだと思おうとする人がいます。
それは違います。
現状に幸せを見出すこと自体、人と比べないことが前提なのです。