「ミディアムシップ」「ミディアム」という言葉を聞いたことはありますか?
あまり聞きなれない言葉だと思います。
もうすでにあの世に逝ってしまった人と話をしたい。
生きている時に聞いておきたかったけれど、聞けなかった。
ミディアムとは、そんな人たちの力となり、多くの人を救う存在のことを言います。
こんな話をすると、ミディアムは特別な存在でなければなることができないと思うでしょうが、実はそうでもないのです。
あなたも、無意識のうちにミディアムシップをおこなっている・・・と言うとビックリするかもしれませんね。
この謎めいた、ミディアムシップとは何か?
そして、ミディアムとはどんな役割をする人たちなのか、お伝えします。
ミディアムとは?
あの世には、たくさんの役割をする霊がいます。
たとえば、あなたを守っている守護霊、この世を去った時にあの世へ導いてくれる霊、この世での務めを終えてあの世へかえった霊などです。
その霊とこの世をつなぐ架け橋となるのが、ミディアムの存在です。
今、大きな話題となっているのが「アンビリバボー」でも紹介された、ローラ・リン・ジャクソンさんの存在。
あの世へかえった霊からのメッセージを映像や文字として受け取り、それを必要な人へ伝える大切な役割をしています。
ただ、ミディアムだからといって、なんでもかんでも見えたり、聞こえたり、感じたりするわけではありません。
ミディアムシップをおこなう人によって、映像を見て伝えるミディアムもいれば、音として伝わってきたものを伝えるミディアムもいます。
ローラ・リン・ジャクソンさんは、その中でもとくに強い能力をもつミディアムです。
私が知っているミディアムは、会話を通じてメッセージを受け取る人、音でも映像でもなくイメージだけが頭に入ってくる人です。
私が会って話を聞いたとき、その人たちが言うには、この能力は誰でも少なからず持っている能力なのだとか。
あなたも、わずかなのかもしれませんが、あの世からのメッセージを感じ取っているというのです。
ここからは、私の体験を交えながら、どんなふうにミディアムがメッセージを受け取っているのかご紹介しますね。
目で見たものを伝える2つのミディアムシップ
映像を見て伝えるミディアムシップ
この方は、事故があったり、災害があった場所に立つと、その日の状況や状態を、まるで映画を見るような感じで、映像として見ることができるミディアムです。
たとえば、その場所で動けなくなってしまった不浄化霊の無念や、そこに残ってしまった念を映像として見ることができます。
このミディアムの方の役目は、霊会とこの世をつなぐ道の開け方を伝えたり、住んではいけない場所を伝えたり、ある場所に行くと危険が起こる事を伝えたりすることです。
もし、あまり好ましくない土地に住んでしまった場合は、どの場所に観葉植物を置いたらいいのか、どこにベッドを置くべきなのかなどを相手の方に伝えるそうです。
ただ、このミディアムがいうには、この世にオールオッケーな場所は存在しないとのこと。どの場所にも色々な人の念が残り、それに対応していけるかどうかだと言います。
また、そもそもの話として、よくない場所に住むのは、その人自身の波動がそれと同じだから避けられないそうです。
自分はただ、なるべく危険を避けるように伝えるだけしかできない、とおっしゃられていました。
数字を見て伝えるミディアムシップ
この方は、人の頭の上に数字が見えるミディアムです。
その数字が意味するものまではわからないそうですが、相手の人の転機となる時期や結婚、出産をあらわしている事が多いそうです。
頭の上の数字は、なんと一定ではなくて、相手の人が行動を変えたり、考え方を変えると、少し変化するともおっしゃられていました。
また、数字ははっきり見えるのではなく、ぼやっとした感じで見えるそうです。常に見えているわけでもなく、何かの話の途中に見えるので、その見えた時に話していた話題に関係がある事が多いそうです。
一度、その人に、
「運命数みたいなものですか? 」
と伺ったところ
「たぶん、運命数ではなくて、その人を守護している霊があらわしている数字なのだと思う。」
とおっしゃられていました。
自分でもとても不思議だと、いつも思うそうです。
ただ、数字が見えた時には、伝えるようにしているとのこと。
これも、ミディアムシップなのだなと感じました。
耳で感じるミディアムの2つのミディアムシップ
言葉を感じて伝えるミディアムシップ
いつも話をしていると、突然「あ! 」といって、一気にメッセージを伝えるミディアムの方のお話です。
その日も普通に会話を楽しんでいました。
その時、「あ! 」といって、私の隣にいる人に、急に話しかけました。
「あなたは、どうして、あなたの夫を情けないと思ってしまうの? どうして、一緒に悩んで歩んでいこうといってあげないの? あなたの夫は、あなたが一緒に悩んで歩んでいってくれる事を何よりも望んでいます。今日、帰ったらすぐにその事を伝えてあげてください。」
話しかけられた人は、一瞬キョトンとしながらも、
「なぜわかるの? 私が悩んでいた事がなんでわかるの? 」
と不思議がっていましたが、
「なんとなくそう聞こえたの。男の人の声で聞こえたから。」
とだけ答えていました。
その後、しばらくしてからまたその人に、
「この前、私が言ったことをなぜしなかったのですか? あなたは約束を守りませんでしたね。なぜ言わなかったの? 」
と、急に怒ったのです。
それに対して、彼女は少し涙ぐみながら、
「すみません。言わなくてはと思いながらも勇気がでなくて・・・、言うきっかけがなくて・・・」
と謝っていました。
その後は、ちゃんとミディアムからのメッセージを聞き入れて、夫に話をしたそうです。
そのおかげで、今は夫との関係もよくなったと喜んでいます。
本人曰く、誰の声を聞いているかわからないそうです。
なんとなく、ご先祖様の声なのかなと普段から思っていると言っていました。
ただ、ミディアムシップが必要となった時に、突然、勝手に自分の口から言葉があふれてくるそうです。
ミディアム自身が、誰の声かもわからないなんてことがあるのかと、不思議な感じがしたのを覚えています。
耳?脳?ミディアムシップ体験
私自身もミディアムシップ? と思うような体験があります。
自分ではミディアムだとは思っていないのですが、マナカード占いをしていると、はっきりした音ではないのですが、相手に伝えるイメージが浮かんできます。まったく同じカードなのに、違うメッセージである場合もあるのです。
また、マナカードだけでなく、選んでいただいた精油でも同じような体験があります。
精油の場合は、すでにあの世へかえった人からのメッセージなのかな? と感じる事が多いです。
これらのミディアムシップを体験するたびに感じるのが、あの世へかえった人は、どの人もとても穏やかな事です。
私が感じる人たちが、偶然穏やかな人ばかりなのかもしれませんが、生前、苦しそうだったという人も、もっと生きていたいといっていた人も、とても穏やかです。
そして、大きな愛を持っています。
それは、あの世が愛にあふれた世界だからだそうです。
あの世へかえると、霊の世界はこんなにも穏やかだったことを思い出すのだそうです。
この世は修行をする場所。あの世からみると、とても辛い日々を人は送っていると聞きます。
あの世へ旅立ってすぐは、のこしてきた人たちを心配するあまり、心を痛めている霊もいます。
ただ、見守る事しかできないけれど、この世の修行を終えた後は、すべてクリアになり、楽になるのだと教えてくれます。
今はムダだと思う苦労も、あなた自身に必要な試練なのかもしれません。
苦しみの先には、必ず大きな喜びがあるのだそうです。
あなたも感じているミディアムシップ
最初で少し触れましたが、誰もがミディアムシップを体験しているそうです。
たとえば、
- 今日は不思議な事に回り道してしまった
- 乗るはずの電車に乗らなかった
- 気がついたら違うものを買っていた
- 何気なく入ったお店にずっと欲しかったものがあった
- ネット検索していてそのページばかりが画面にでる
なんて経験ありませんか?
もしかすると、それはあの世の霊からの、守護霊からのメッセージかもしれません。
たとえミディアムでなくても、このような少し不思議な経験であれば、誰でも経験したことがあるでしょう。
ミディアムは、それが日常茶飯事なのです。
ちなみに、セラピストはミディアムシップの体験をする事が多い職業のひとつです。
施術中に、クライアントの考えている事がわかったり、同じ感情を受け取ったり、なぜこれほどまでにと思えるほど何かを伝えなくては思ったり・・・そんな体験がセラピストになると多くあります。
もしかすると、セラピストになる人は、もともとミディアムの素質が大きいのかもしれません。
まとめ
ミディアムシップとミディアムについてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
ミディアムシップは、日本ではあまり多くみられませんが、イギリスでは普通に日常としておこなわれているものです。
海外では、難事件を解決するのにミディアムの力を使う事もあると聞きます。
できれば、そんなミディアムのミディアムシップに、みんなもっと興味を持って応援していただきたいです。
私が出会ったミディアムは、皆、自分がおかしいのかも・・・と悩んでいました。
認めてくれる人が少ない、それが現状です。
もっと多くの人がミディアムの存在を知って、ミディアムシップの深さに興味を持っていただけたら嬉しいです。