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【夢占い】お風呂の夢の意味とは?診断8パターン

夢占い お風呂

夢占いで、お風呂が象徴するものとはなんでしょう?

通常、水はあの世とこの世の境目をあらわします。

お風呂に入るには、裸にならなければなりません。

人間は生まれたときも裸でしたし、あの世へ旅立つときも裸です。

そして、生まれる前もお母さんのおなかの中で、海の水と同じ成分の羊水に浸り、のんびりと過ごしていました。

お風呂に入るということは、眠ることと同じく、最も胎内の状態に近いのは確かです。

そこで体を清め、新たに生まれ変わって戻ってきます。

お風呂が夢に出てきたら、あなたは一度生まれる前の世界に戻って、禊(みそぎ・体と心を清めること)をしているのと同じになります。

産まれてくるときに、『この人生ではこういうことをやり遂げなければならない』と誓いを立てて、あなたはこの世に生まれてきました。

もう一度、その禊に戻ってやりたいこととは何でしょうか?

誰とどんなふうに、目的に到達するよう努力すればよいのでしょうか?

お風呂に入る夢占いで、様々なシチュエーションから解釈が広がります。

お風呂の夢は、あなたに何を伝えたがっているのでしょうか?




お風呂が溢れる夢

夢の中でお風呂が溢れ出る場合、夢占いでは、あなたが心身を浄める禊をする準備が十分に整い、これから新しい世界へ旅立つ前触れになります。

水というのは、性質上、霊とか心というものに最も近い物質です。

地球は『水の惑星』であり、海や湖、河川、そして生き物までもが、『水』によって構成され、心は水に似て溢れたり、枯渇したり、どこにでも流れ出て命を育みます。

仏教の修行方法では『滝行』がありますし、キリスト教の『洗礼』は、頭から水を被ることです。

夢の中のお風呂の水が溢れ出たとき、あなたは心身共に充実しており、新たに生まれ変わるチャンスを手にするでしょう。

そのチャンスはどのようなものかは、この夢を見た人ならばもう知っているはずです。

お風呂のお湯の夢

夢の中でお風呂のお湯が印象に残る場合、夢占いでは、あなたの今の感情がどの程度熱せられているかを暗示しています。

熱くてとても入れないお湯の夢は、激情が煮えたぎっていて危険な状態を示します。

ぬるくて風邪を引いてしまいそうな夢は、気持ちがたるんでいたり、あなたのうわべと潜在意識が慣れあってしまって、しまりがなくなっていることをあらわします。

潜在意識と表面意識がまったく反発し合うのはトラブルの元になりますが、ある程度、反発しながらでも調和を目指すぐらいがもっとも美しい関係になります。

これが慣れあいになってしまうと、遅刻が平気になったり、少ししんどくなったら休んだり、人間社会で生きていく波長を合わせずづらくなってしまいます。

人間がありのままに、潜在意識と顕在意識を完全に調和して生きるのを許されるのは、母親の胎内のみです。

この世に生まれてきた以上、本音と表面の葛藤を経験しながらよりよい調和を目指すのが最も美しい姿勢なので、自分に甘くなり過ぎないようにしましょう。

適温で体が温まりそうな夢は、あなたは今とても調子が良くて、熱意を持続させる状態にあるということです。

目標を定めて、力強く前進してください。

お風呂に異性と入る夢

夢の中で異性とお風呂に入る場合、夢占いでは、あなたの心が異性を受け入れ、調和しようとしているあらわれです。

人間は誰でも、ある程度男性性を持ち、同時に女性性を持っています。

しかし、社会で生きていくにおいて、女はこうである、男はこうであると、さまざまな垣根を設けられ、自分に素直になりにくいかもしれません。

異性と一緒にお風呂に入っているのは、素直になりにくい状態から少ずつ脱して、互いの違いを認め合い、取りいれて、調和しようとする精神的成長をあらわしています。

好きな人と一緒にお風呂に入る夢

夢の中で好きな異性とお風呂に入っている場合、夢占いでは、恋愛の成就を示しているのではなく、好ましい異性を通じて自分に足りない女性性または男性性を取りいれようとしている、と解釈してください。

わたしたちは成長するにつれ、好きな異性がどんどん変化していきます。

わたしたちが異性に恋するとき、その異性本人を好きになるのではなく、自分に欠けている異性性を補ってくれる理想的な異性の面影をその人に重ねています。

好きな人とお風呂に一緒に入る夢は、自分がその異性と結ばれてもよいまでに異性性を獲得し、恋愛がスタートしても受け入れられますよ、という夢からの励ましです。

両想いになれる、というような暗示ではなくとも、あなたが異性を受け入れられる素地ができている喜ばしい夢なので、自信を持ってください。

お風呂で溺れる夢

夢の中でお風呂で溺れる場合、夢占いでは、まだそこまで成長していないのに背伸びしようとしていることを暗示しています。

お風呂=禊(みそぎ)には準備が整わず、精神的にもまだそこまで成長していません。この状態でチャレンジした場合、失敗の教訓にはなりますが、恐怖心や不安感などを育んでしまう可能性があるので要注意です。

お風呂で溺れてもすんなり乗り越えられる場合は、あと少しで新たな段階に入れることを示し、溺れたまま苦しむ夢は、まだ時期が早いことを示します。

ただし、一点。

お風呂で溺れて死んでしまう夢は、まず最上級の吉夢です。

禊が成功し、新たに生まれ変われ、劇的によいほうに変化する前触れですので、楽しみに待っていてください。

お風呂に入れない夢

夢の中でお風呂に入れない場合、夢占いでは、あなたにはまだ生まれ変わるチャンスが訪れていないことを示します。

混み合って入れない夢は、あなた自身が自分を統合しきれていなくて、衝動に(つまり潜在意識のメッセージに)振り回されてしまっている暗示です。

お風呂があるのに入るのをためらっている夢は、あなたにまだ成長して次の段階に進む決意が整っていないことを示します。

お風呂のお湯が汚いため入れない夢は、運勢の低下を示します。

基本、夢の中で水が出て来た場合、その水が澄んでいれば潜在意識がクリアになっていて運勢が上向き、水が汚い場合は運勢が下り坂で何事もうまくいかない暗示になります。

禊を行うのは、清らかに澄んだ水で行わなければなりません。

もう少し状況がクリアになるまで、できるだけ身を潜めていてください。

お風呂を覗かれる夢

夢の中でお風呂を覗かれる場合、夢占いでは、神聖であるべき禊を誰かに邪魔され、生まれ変わることを邪魔される暗示です。

ただし、日本人の場合は混浴の文化があったりするので、覗かれているのが不快ではない場合は、開けっぴろげになって秘密を保てないまま、新しい段階に移ろうとしている暗示にもなります。

覗かれていて恥ずかしいと思う夢の場合は、あなたが自分でやるべきことをやらないまま階段を上がろうとしている暗示です。

何かを得るにはそれにふさわしい準備と努力と器が必要です。

それをなしに何かを得ると、せっかくの幸運が器からダダ漏れになってしまうので、自重してください。

お風呂の中に便がある夢

夢の中でお風呂の中に便がある場合、夢占いでは、清らかな生まれ変わりというよりも、もっと混沌とした世界に身を置くことを暗示しています。

これは凶夢とはいえず、むしろ、より人間らしい、よりたくましい生き方ができるようになる可能性を秘めているでしょう。

日本は水が清らかですし、イスラエルや中東は澄んだ水はそれだけで大変価値のあるものです。

仏教の発祥地であるインドはどうでしょう?

聖なる河・ガンジスでは、腐乱死体があちこちに浮いていますし、そこで人々はところかまわず禊を行い、飲料水を汲み、お風呂として使い、ガンジスはすべてを呑み込んでゆったりと流れています。

日本人にガンジス川の規模を求めるのは難しいのですが、『お風呂に便』というセットは、『清濁併せ飲む』ことができるという成長をあらわしていて、とても歓迎すべきことです。

世の中には常に裏と表があり、ひとつの物体を違う方角から見れば、まるで違う形をしていることもしばしばです。

この夢を見たときは、あなたはすっきりした状態にはないでしょうが、うまく乗り越えられる力を持っていますよ、と夢が励ましてくれているので安心して進みましょう。

まとめ

お風呂の夢、いかがでしたか?

お風呂は、眠りと同時に、母の胎内やこの世とあの世の境目にもっとも近い状態であることから、新たな一歩を踏み出す前触れとして夢の中にあらわれます。

私は、大学を卒業して就職活動をしていたときに、本当にしつこいほどお風呂の夢を見続けました。

しかも、お風呂に入ってぐずぐずしていたら面接に遅刻していた、とか、お風呂が満員で入れない、とか、イライラするようなシチュエーションばかりだった気がします。

あの当時はいわゆる『就職氷河期』と呼ばれる時代でした。

必死でその時代に合わせて背伸びをし手に入れた就職先は、日本国内ではなく、価値観も就業スタイルも違う国で、かなり苦しんだことを覚えています。

どうにかして生まれ変わろうともがいているその状態を、過去に見たお風呂の夢がいやというほど暗示してくれ、その夢を見なくなるころには、ようやく日本に帰ってまた新たな一歩を踏み出すことができました。

今では、お風呂の夢を見ることはまったくありません。

そろそろ次の段階に進みたいのですが、まだ準備が整っていないようです。

再びお風呂の夢を見るとき、どのような変化が訪れるか、どのように生まれ変われるか、私はとても楽しみにしています。

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