シュメール人は日本人のルーツ?シュメール文明の謎からみる情報の扱い方

    シュメール人By Rosemaniakos from Bejing (hometown)Flickr, CC 表示-継承 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=943085

    「シュメール」「シュメール人」というのをお聞きになったことはありますか?

    今の時代、わからないことがあれば、いつでもどこでも、すぐに検索することができます。

    それは、便利で良い反面、その情報が本当に正しいのかどうか検証することなく、鵜呑みにしてしまい、間違った情報を「真実」として広げる危険性をはらんでいます。

    たとえそれが正しい情報でも、「自分にとって」正しいかはわかりませんし、同じことを検索しても、全く正反対のことが出てきて余計に混乱することもあります。

    ネットや世間にあふれる情報社会で、どのように情報を取り入れていくか、『シュメール人の謎』から見ていきましょう。

     

    シュメール人は日本人のルーツ?シュメール文明の謎からみる情報の扱い方

     



     

    シュメール文明の謎


    歴史の授業の初めのほうで、『世界四大文明』というのを習ったことを覚えておられますか?

    世界四大文明とは、エジプト文明、中国文明、インダス文明、メソポタミア文明の4つですが、シュメール文明は、チグリス・ユーフラテス川の沿岸地帯に興ったメソポタミア文明の初期のころに栄えていました。

    シュメール文明は、初めて「文字」をもったと言われています。

    シュメール人は、紀元前3500年ごろ、どこからともなくこの地に現れると、高度な文明を築き上げ、集落スタイルから村落へ、そして、現代のような都市国家を形成していきます。

    特に、天文学の知識は、現代をしのぐほどで、何百もの天文用語が使われていいました。

    例えば、シュメール人は、太陽系の惑星をほぼ正確に知っていて、驚くべきことに、肉眼では見えない、天王星、海王星、冥王星の存在を知っていたのです。

    ちなみに、天王星は1781年、海王星は1846年、冥王星は1930年にそれぞれ発見されました。

    200年余り前まで、人類がその存在すら知らなかった惑星を5000年前のシュメール人は知っていたのです。

    また、シュメール文明では、世界最古の暦が使われていました。

    それは、月の満ち欠けから年月を図る「太陰暦」で、その正確さは驚異的でした

    日食、月食のタイミングはもちろん、様々な惑星の動きも細かく予測していたうえに、地球の地軸が円を描く「歳差運動」についても、2万5920年の周期で動いていることすら知っていたのです。

    現代でも使われている60進法を使った数学がこの時に確立し、そのおかげで、高度な暦を作り上げることができたのです。

    その他にも、高度な医学の知識や法体系も持っていました。

    例えば、医学では白内障の手術方法を知っていたり、法体系では労働者と失業者を保護する法律があったり、すでに陪審員制度、議会の二院制などもあったりして、これらは現代にも生かされています。

    このように現代と同じか、それ以上の知識があったシュメール人ですが、紀元前2000年ごろ、突然、姿を消してしまいます。

    シュメール人は、どこから来て、どこへ行ってしまったのか、なぜ高度な知識を持っていたのか、よくわかっていない謎の民族なのです。

    さらに不可解なのは、シュメール人の存在そのものが1850年代まで知られていなかったことです。

     

    シュメール人は、日本人のルーツ?


    突然、姿を消したシュメール人の一部は、日本へ渡ったといわれています。

    不思議なことに、シュメールと日本にはたくさんの共通点があるのです。

     

    言葉


    シュメール語と日本語は、ともに膠着(こうちゃく)語です。

    膠着語とは、「○○を」「○○に」「○○が」のように、単語に「を、に、が」などをくっつけていく文体系の言葉です。

    シュメール語は、日本語のように母音も子音も表記しますし、漢字と仮名の混ざった同じような構造をしています。

    不思議なのは、シュメール周辺では、膠着語や類似する言葉が使われていなかったという点です。

    この事も、シュメール人がメソポタミアに突然現れたと考えられる要因のひとつとなっています。

     

    天皇、皇室


    天皇の古語は、すべてシュメール語で解釈できます。

    日本の古語で、天皇や皇族を、「スメ(皇)」や「スメラ(天皇)」と言い、それは古代バビロニアの「Sumer(スメル)」と似ているだけでなく、「シュメール」とも発音されていました。

    さらに、「スメ」は、「神」という意味で、天皇=神ということになり、スメル国というのは漢字で書くと「皇国」となり、「神の国」という意味になるのです。

    ちなみに、「スメラギ」は、「スメル(Sumer)」の複数形です。

    「ミコト(尊、命)」や「ミカド(天皇)」は、「Migut(ミグト)」が訛って、変化したもので、「天降る開拓者」を表し、それはすなわち「神」を意味しています。

    これらのことから、古代の日本に天皇をいただいて、天降った民族は、シュメールの王族とその民だと考えられているのです。

     

    菊花紋


    通称「菊の御紋」と呼ばれる十六八重菊花紋は、日本の天皇や皇室を表しますので、ほとんどの方が「菊花紋」というと、天皇、皇室を連想することでしょう。

    実は、シュメールから出土した粘土板にも、菊花紋が描かれています。

    以前、こんなことがありました。

    当時のイラク大統領サダム・フセインが、バグダッドの官邸で記者会見を開いた時、十六菊花紋がデザインされた腕輪をしていたのです。

    それを見たヨーロッパのある記者が

    「日本の皇室のものとよく似ていますが、何か関係があるのですか? 」

    と質問しました。

    すると、大統領は

    「もっと古代メソポタミアのことを勉強してほしいですね。この紋章は、世界最古の文明を築いた私たちの祖先、シュメール王朝時代の王族の紋章ですよ。」

    と答えたそうです。

    シュメールの、しかも王族の紋章が、日本の皇室の紋章として使われているなんて、とてもミステリーなことだと思いませんか?

     

    三種の神器


    2014年に式年遷宮のあった伊勢神宮に、特別な参拝をされた天皇・皇后両陛下。

    そのとき、三種の神器のうち、剣と勾玉を携行されたというのがニュースになり、三種の神器が実在することに驚かれた方も多いかもしれません。

    三種の神器とは

    • 「草薙の剣(くさなぎのつるぎ)」
    • 「八咫鏡(やたのかがみ)」
    • 「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」

    のことです。

    これは、シュメールや古代バビロニアの三種の神器である

    • 「武神のシンボルの剣」
    • 「日像鏡」
    • 「月像の首飾り」

    と同じといっても過言ではありません。

    さらに、日本の神話には8つの首を持つヤマタノオロチを退治したときに、「草薙の剣」を得たという話があります。

    シュメールの神話にも、7つの首を持つ龍を退治して、剣を得たという話があります。

    これらを関連付けると、本の三種の神器はシュメールの神から授かったものという見方もできるのです。

     

    国名


    自分の国の呼び方もよく似ています。

    シュメール人は、自分たちの国を『キエンギ』と呼び、それは「葦の主の国」という意味です。

    古代日本では、『豊葦原中国(とよつあしはらなかつくに)』と称していて、「豊かな葦の原の国」という意味で、『キエンギ』と、とてもよく似た意味なのです。

     

    神話


    シュメールの神話では

    「ニビルという星からやって来た、アヌンナキという人々が人類を作り、そして、地球に文明を興した」

    と伝えられています。

    これは、古事記日本書紀に記されている

    「天から来た神々が日本列島を作り、そこに降り立って、日本を建国した」

    という『天孫降臨』の話と、とてもよく似ています。

    これらのことは、ただの偶然と言えるのでしょうか?

     

    大きな目のシュメール人


    掘り出されたシュメール人を描いたと思われる像は、異様に大きな目とあごひげを生やしているのが、とても印象的だと言われます。

    目が細く、あっさりした顔だといわれる日本人とは印象が異なるように感じますが、日本人は大きく分けて、縄文系の顔と弥生系の顔があります。

    あっさり顔は弥生系で、中国大陸から渡ってきた人たちです。

    時代的にも古い縄文系の顔の人たちは、鹿児島や沖縄の人のように、目が大きく、濃いはっきりした顔立ちで、シュメール人の特徴とよく似ています。

     

    シュメール人は、謎の民族ではない!


    謎だらけのシュメール人ですが、一方で、「シュメール人に謎なんてない! 」という意見も見かけます。

    シュメール人は初めて文字を持った民族なので、当然、それ以前の民族のことは書き記されていません。

    そのため、後世に生きる私たちには、シュメール人がメソポタミアの地に突然現れたように見えるだけで、メソポタミアの地には以前から様々な民族が往来し、住んでいました。

    つまり、高度な文明も徐々に作り上げられたものであって、初めからシュメール人が高度な知識を持っていたわけではありません。

    現に、メソポタミアで出土した最古の印章は、紀元前7000年くらいのもので、その後、シュメール文明の前段階となるウバイド文明がはじまるのが紀元前5000年くらいです。

    シュメール人がこの地に突然やってきたとされるのが紀元前3500年ごろですから、数千年の時があり、この間にシュメール文明の基礎となるものが生まれていったとも考えられます。

    大きな目が特徴的なシュメール人の外見は、シュメール人の像とされるものから推測されていますが、その像は「祈願者像」という、神殿に納めるためのものです。

    そのため、美化されていたり、特殊な美術様式で創られたりしているので、シュメール人の姿を忠実に表現しているとは言えません。

    日本でいえば、土偶や埴輪の姿が古代の日本人の姿そのものだと言うようなものだからです。

    このように、謎だとされていることは、すべて説明がつくという意見もあるのです。

     

    シュメール人に地球人は創られた?


    粘土板に書かれた古文書がシュメールの各地で見つかっています。

    そこには、ニビルという惑星からやってきた知的生命体(異星人)「アヌンナキ」が、地球にやってきて、新たな労働力として、「アヌンナキ」と地球にいた原始人の遺伝子を掛け合わせ、人間(ホモサピエンス)を創りだした様子が書かれています。

    また、シュメール人は自分たちのことを「ウンサンギガ」と呼びました。

    それは、「混ざり合わされた者」という意味で、粘土板に書かれていることと合致します。

    船や高層建築、医学、化学、数学、天文学、文字、法律や裁判制度、学校制度、音楽や絵画など芸術、これらの知識や技術は、その時代では考えられないほど高度なものだったうえに、それらをどのように習得したのかは、よくわかっていません。

    そのため、シュメール人が高度な知識を持って地球にやってきた異星人だという説があるのです。

    これら異星人(宇宙人)説について、研究者の中では、好意的に捉える意見もあれば、粘土板に書かれていることはデタラメだとする否定的な意見もあり、両極の意見が存在しています。

     

    まとめ


    いかがでしたか?

    シュメール人やシュメールの文明について、それが正しいかどうかの議論は専門家の方に任せておくとしても、本当のことは、その時代に生きていない私たちには、わからないことです。

    大切なのは、何を選ぶと自分の心がワクワクするのかということです。

    シュメール人は日本人のルーツかもしれません。

    シュメール人は他の惑星からやってきた異星人で、地球人を創りだしたのかもしれません。

    シュメール人は謎でも何でもないし、粘土板に書かれていることは、昔の人が作り出したファンタジーかもしれません。

    あなたはどれを真実としたいですか?

    正しいか正しくないか、損か得かで選んでいると、何も選べなくなったり、情報に右往左往することになります。

    自分の感覚や気持ちを大切にして、たとえ少数派になったとしても、自分の選んだことを信じることが、情報過多の時代には重要です。

    また、自分の感覚で選び始めると、他の人と意見が違っても、自分の意見を押し付けることなく、それぞれの大切にしていることを尊重できるようになります。

    たくさんの情報が得られるのは、それだけ選択肢が増えるということでもあるので、自分の感覚と経験を信じて、情報をうまく使っていけたら良いですね。

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