あなたは、謎の物体、オーパーツの存在、を知っていますか?
オーパーツは、その時代にあるはずのない材料や技術で作られている物や、その時代の人が知らないはずの未来に存在するものが描かれている物などのことを言います。
オーパーツには、未来人がその時代に持ち込んだという説や異星人によって作られたものだという説があります。
それは、現在の技術を持ってしても作ることができない、説明できない謎の物体が多数存在しているからに他なりません。
では、具体的にどんな物があるのでしょうか?
世界には有名なオーパーツや謎の物体がたくさん存在していますが、実は日本でもオーパーツが発見されています。
今回は世界中で出土されているオーパーツのほか、日本のオーパーツもご紹介します。
これらオーパーツの謎にせまってみましょう。
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オーパーツとは
オーパーツは英語で『OOPARTS』と表記し、アメリカの超常現象研究家であるアイヴァン・サンダーソンが名づけました。
『out-of-place artifacts』の略で、『場違いな工芸品』という意味です。
発見された場所と時代がミスマッチで、なぜこの時代にこんなものがあるの!? という出土品がオーパーツと呼ばれています。
ですから、例えば、江戸時代の出土品の中からスマートフォンが発見されれば、それはオーパーツと呼ばれることになるでしょう。
その時代にあるはずのないものがオーパーツとなるのですね。
オーパーツの定義
オーパーツは、『人類の歴史やこれまでの定説に基づいて、場所や時期的にふさわしくないもの』と定義されています。
つまり、
- 考古学において製造方法や成り立ちが不明なもの
- 出土されたものが製造された当時の技術を持ってしても作成が不可能なもの
がオーパーツとなります。
オーパーツの謎
オーパーツ最大の謎は『その時代になぜあるはずのないものがあるのか? 』ということですが、こんな説があります。
- 科学技術が発達した未来から持ち込まれた。
- 地球にはない技術を持つ異星人によって作られた。
これは想像の域を出ませんから、確かめる術は今のところありません。
しかし、現在の技術を持ってしても解明できない、説明できないものがオーパーツです。
ただの偶然かもしれませんし、捏造の可能性もないとはいえません。
ですが、もしかしたら、私たちには理解できないような不思議なことが世界中で起きているのかもしれませんね。
世界のオーパーツ 20個
それでは、世界中で発見されているオーパーツにどんなものあるのかを見ていきましょう。
1.ミッキーマウスの壁画
オーストリアのマルタ村にある教会で発見されたのが、ミッキーマウスに酷似した生物が描かれた壁画です。
700年前に描かれたものですが、当時はもちろんミッキーマウスは誕生していません。
この壁画を見るために、今ではたくさんの観光客がマルタ村に訪れているそうです。
2. パレストリーナのナイルモザイク画
現在のイタリア・ラツィオ州にあるフォルトゥナ神殿にある壁画には、ナイル川の氾濫の様子が描かれています。
その壁画の中には、当時は絶滅していたとされるサーベルタイガーやイグアノドンのような生物がはっきり描かれているのです。
この時代に人間と恐竜が共存していたのか、それとも想像上の生物が描かれているだけなのか、謎は深まります。
3.ピリ・レイスの地図
1929年にトルコで発見された地図は、1513年にオスマントルコの提督ピリ・レイスが製作したものです。
そこには氷に覆われる前の南極大陸の海岸線が描かれていました。
それはエジプト上空で撮影された衛生写真と比べても地形が一致しており、ピリ・レイスはどのように発見前の南極大陸の存在を知ったのかは謎のままです。
4.ヴォイニッチ手稿
1912年にイタリアで発見された古い文書で、そこには解読されていない文字と奇妙な絵がたくさん描かれています。
謎の文字で書かれているため作者も題名も不明ですが、宇宙や植物、浴槽に浸かる女性の絵が特徴的な有名なオーパーツです。
使われている羊皮紙から、おそらく1404年~1438年頃に作られたものだと考えられています。
5.クリスタルスカル
世界的にも有名なクリスタルスカルのオーパーツは、1927年にルバアントゥン遺跡で発見されました。
1つの水晶で作られているにも関わらず、どこにも工具の跡がないのが特徴です。
顔を復元させるとモンゴロイドの顔になり、ロウソクの炎で紫色に変化したり太陽光で虹色になったりと、再現するのは今の技術でも難しいといわれています。
6. 恐竜土偶
1945年にメキシコで発見された恐竜土偶は、全32000体発見されています。
調査の結果紀元前1000年から紀元前4000年頃に作られたものだとわかりましたが、恐竜が絶滅したのは6500万年前です。
当時の人々が恐竜の存在を知っているはずはなく、想像で作られたにしては恐竜の姿が的確に再現されていることが謎となっています。
7.コスタリカの石球
1930年初期、コスタリカの密林で石の球体が200個以上発見されました。
現地の岩で作られており、その大きさは2cmから2mまでさまざまです。
西暦300~800年頃のディキス石器文化時代のものであろうといわれていますが、石球の配置には規則性があり天体や星座が表現されていると考えられています。
8. 黄金スペースシャトル
コロンビアの古代遺跡から発見された黄金スペースシャトルは幅5cm、高さ1cmほどで、ペンダントトップとして使用されていたのではないかと考えられています。
航空力学にかなったシャトルの形をしており、飛行機のない古代になぜこのような形のものが作られたのかは謎に包まれたままです。
現地に生息していたナマズに形が似ているともいわれますが、ナスカの地上絵にも似た描写があり、関係性も指摘されています。
9. 黄金ブルドーザー
アメリカのパナマ南部で発見された黄金細工で、長さ20cmほどの中に大きなエメラルドが埋め込まれています。
発見された当初はトラやワニなどの動物ではないかと思われていましたが、歯車のような造形から動物ではなく機械であるといわれるようになりました。
マヤ文明は伐採技術が優れていたため、ブルドーザーのような機械が存在していたとしても不思議はないそうです。
10.トルコの古代ロケット
イスタンブールのトゥスパ遺跡から出土した古代ロケットは3000年以上前に作られたことがわかっています。
コックピットと宇宙服のようなものを着たパイロットが掘られています。
当然その頃スペースシャトルは存在していませんから、大きな謎となっています。
11. バグダッド電池
1932年にイラクで発見された土器で、紀元前250年頃のパルティア時代に作られた電池ではないかとドイツ人研究者ヴィルヘルム・ケーニヒが発表しました。
10cmほどの土器の中に銅の筒や鉄の棒がアスファルトで固定されており、液体の跡も見つかっています。
レプリカを作り酢やワインを使用すると微かな電流が発生したため、電気治療のようなものが行われていたのではないかと考えられています。
12.アッシリアの水晶レンズ
紀元前7世紀の古代アッシリアの墓から見つかった古代レンズは、レンズが発明されたさらに1000年近く前に作られています。
世界最古のレンズとなりますが、それほど前にレンズが作られていたのか、または偶然レンズの機能を持つものとなったのかは不明です。
直径3.8cm、焦点距離11.4cmの水晶のレンズは太陽光を集めるために使われたのではないかという説もあります。
13.古代の鉄製ハンマー
アメリカのテキサス州で発見されたハンマーの化石には2.6%の塩素が含まれていることがわかりました。
しかし、現代の加工技術でも塩素を含んだ合金を作ることは不可能とされています。
また、出土された地層は1億年以上前のものとされ、人類すら誕生していない時代になぜハンマーが存在したのか大きな謎となっています。
14. カンブリア紀の金属ボルト
15億年前カンブリア紀の地球には地上生物はほぼ存在せず、海洋生物のみの世界であったといわれています。
そんなカンブリア紀の太古の地層から金属ボルトが発見され、数トンの重さでも変形せず、内部にさらに10個のボルトが内蔵されていました。
モスクワ航空大学のチェルノブロフ教授は、これはカンブリア紀にやって来たUFOの破片であると説明しています。
15. ピラミッド・アイ・タブレット
エクアドルで発見されたピラミッド型の石は、底に黄金のオリオン座が描かれています。
サンスクリット文字で『創造主の息子がやってくる』と書かれており、紫外線を当てると目が発光するといわれています。
現在は個人の所有物となっているため、学術的な調査はされていません。
16. パレンケ王の石棺の浮き彫り
1952年、古代マヤの遺跡「碑銘の神殿」地下で見つかったパレンケ王の石棺は縦3m、横2.1m、高さ1.1mの大きなもので5トンの一枚岩をくり抜いて作られています。
この石棺に、ロケットに乗った宇宙飛行士かのような絵が刻まれていたのです。
それゆえ、マヤ文明は宇宙人が作ったのではないかという説や、樹の下に寝そべる王の絵がロケットに見えるのではないかという説があります。
17.ヴィマナ
ヒンドゥー教で語られている空飛ぶ宮殿のことをヴィマナといいます。
火と水を燃料として宇宙まで飛ぶことができ、12本の柱、1つの車輪、3つの機関、300の回転軸、60の装置を搭載しているといわれています。
ヴィマナは発掘されておらずまるで天空の城ラピュタのような伝説上の乗り物でしたが、その設計図が残されているといわれ、それがオーパーツと呼ばれています。
18. バールベックの巨石
『トリトン』と呼ばれるパールベックの巨石は世界遺産にも登録され、ジュピター神殿の土台として使われています。
重さ950トンとも言われる巨石を動かすには、15,000人の力が必要な計算になるそうです。
重機もない2,000年前の人々がどうやってこの巨石を運搬したのかが大きな謎になっています。
19. アンティキティラ島の機械
古代ギリシアで作られた歯車式の天体観測用機械は、その優れたデザイン性と天文学的な正確性から常軌を逸した発明品であると評価されています。
1901年にアンティキティラの沈没船から回収され、紀元前150年前に作られたものでありながらその技術レベルは1,000年後のレベルに値するものでした。
この機械で365日を計測することができ、うるう年が発見される100年前からうるう年にも対応をしていたとされています。
20.射殺されたネアンデルタール人
1921年ザンビアでネアンデルタール人の頭蓋骨が発見されました。
ネアンデルタール人は30万年前に出現したとされる旧人ですが、その頭蓋骨には弾丸が貫いたような跡があったそうです。
もちろん旧人が出現した時代に銃は存在していなかったため、謎となっています。
日本のオーパーツ 6個
世界のオーパーツをご紹介しましたが、日本にもたくさんのミステリーが存在しています。
日本のオーパーツにはどんなものがあるのかを見ていきましょう。
1.浮世絵の中のスカイツリー
江戸末期に描かれた浮世絵の中に、スカイツリーのようなタワーが描かれています。
そのタワーが描かれた場所や位置は、現在スカイツリーがある場所と一致しているのです。
江戸末期にはもちろんタワーはありません。歌川国芳が未来を見たのか、現代からタイムスリップした人がいるのか謎を呼んでいます。
2.聖徳太子の地球儀
兵庫県太子町の斑鳩寺に伝わる聖徳太子の地球儀は、ソフトボールほどの大きさです。
その地球儀の中にはユーラシア大陸や南極大陸、ムー大陸までもが描かれています。
聖徳太子が生きていた時代にはそれらの大陸は発見されておらず、聖徳太子は超能力を持っていたのではないかという説もあるようです。
3. 葦獄山
広島県庄原市本村町にある葦獄山は、日本のピラミッドと言われている山です。
現代の技術をもってしてもこの形に形成することは難しいとされるほど綺麗な形に作られています。
これがピラミッドであるならば、世界最古のものになるそうです。
4.古代の匂玉
祭祀にも使用された古代日本の装身具であった勾玉は、古墳時代の遺跡から発掘されました。
古いもので600年頃に作られたものも見つかっており、ヒスイの石に穴が開けられひもが通されています。
謎となっているのは、硬いヒスイの石に電気ドリルもない時代どうやって穴を開けたかということで未だ解明されていません。
5. 与那国島の海底遺跡
沖縄県南部の海底で発見された巨石群は、人工的に形成されたような跡が見られるため遺跡ではないかと考えられています。
かつてこの地に古代文明があったのか、それともこれは自然の侵食などで形成された地形であるのかは断定されていません。
沖縄県は遺跡であるとの認定はしておらず、今も研究が進められています。
6.遮光器土偶
青森県つがる市亀ヶ岡遺跡で発見されたのが、この土偶。
この土偶の名前「遮光器土偶」は、先住民イヌイットが使用する氷雪の反射光よけの遮光器(ゴーグル)をつけているように見えることに由来している。
この亀ヶ岡遺跡は縄文時代晩期(約3000年前)の集落遺跡として知られるが、この服装に注目してほしい。
宇宙服を来た何者かに見えないだろうか。
土偶というのは、一般的に女性をモチーフにして繁殖や豊穣を祈願して作られるものだが、この遮光器土偶はあまりに異質。
ロシアのSF作・科学評論家のアレクサンドル・カザンツェフの説によると、これは、「地球にやってきた宇宙服を来た異星人」とのこと。
確かに、3000年前の技術では到底実現できないような装備品は、1968年にNASAが公表した宇宙飛行士の服とよく似ている。
まとめ
世界中に散りばめられている謎の物体、オーパーツ、いかがでしたか?
オーパーツのミステリーは、今でも解明されていないものばかりです。
歴史上の鑑定の間違いなのか捏造なのか、はたまた偶然の産物なのかはわかりませんが、ロマンを感じずにはいられません。
この世界は謎で満ち溢れており、目に見えるものだけが真実であるとは限りません。
はたして、これらの出土品は未来からきたものなのか、異星人が作ったものなのか、想像をふくらませてみるのも楽しいかもしれませんね。