私たちは、あまり『意識』ということをせずに、何気なく過ごしています。
実は、人間には3つの意識があります。
顕在意識、潜在意識、そして超意識の3つです。
顕在意識や潜在意識は聞いたことがあるという方は多いでしょう。
では、超意識はいかがでしょうか?
知らないという方が多いのではないでしょうか。
今回は、超意識について掘り下げて見てみましょう。
人間が持つ3つの意識
昔、心理学者が人間の心を氷山に例えています。
海の上にわずかに出ている、見ることができる氷山が『意識』であり、これが『顕在意識』のことです。
海の中に隠れていて、見ることができない、氷山の大半が『無意識』であり、これが『潜在意識』のことです。
では、『超意識』とは?
超意識はさらに深く、広いので、地球にある7つの海に例えることができるかも知れません。
潜在意識でさえ私たちは実態としてつかめないので、超意識は正直、イメージすることが難しいかもしれませんね。
それでは、さらにこの3つの意識について掘り下げていきましょう。
顕在意識とは?
顕在意識とは、私たちが頭で考えていたり、生活の中で常に感じている、心の中で思っていることです。
つまり、自覚できる意識のことです。
『今年はこのスクールに通って、この資格を取ろう』
このように、自分の意志で目標を決めたりするのは、顕在意識です。
氷山で例えると、海面に出ている部分であり、全体の数パーセントにすぎません。
潜在意識とは?
潜在意識とは、自覚できない意識のことで、氷山でいうところの海面下の部分です。
顕在意識が数パーセントでしたので、残りがこの潜在意識ということになります。
顕在意識が自覚している意識なら、潜在意識は自覚していない無意識な意識です。
現在30歳であれば、生まれたときからの30年間の記憶は、潜在意識となります。
誰にでも、楽しい記憶、嫌な記憶があります。
嫌な記憶に連想することがあると、不安や怖れが顔を出します。これが、トラウマです。
このように、潜在意識は自覚をしていなくても、勝手に表に出てきます。
つい無意識でやっていることや思い癖などは、この過去の記憶である潜在意識が原因なのです。
超意識とは?
潜在意識のさらに奥深く、先にあるのが超意識です。
超意識は、宇宙のエネルギーや神様の域、つまり、魂のレベルです。
広く、深い意識ですので、地球の海に例えると良いでしょう。
分け隔てることなく、つながっている海。
超意識は、時に静かに、時に荒々しい波となり、私たち自身を成長へと導いてくれます。
超意識に目覚めると?
超意識が目覚めると、引き寄せの力が強くなり、運を呼び込むことができます。
スムーズに流れにのり、自分らしく生きることができるようになるのです。
社会の一員として生きていく中で、自分らしく生きるのは簡単なことではありません。
自分らしいって、どういうこと?
と、わからなくなっている方もいることでしょう。
超意識を味方につけることで、自分らしく軽やかに人生を歩むことができるのです。
さらに、超意識は、私たち自身を守る本能のようなものを備えています。
『風邪を引いて、待ち合わせに行けなくなったから、事故に遭わなかった』
『配布するはずの会議資料を忘れたので、かえって数字の誤った資料を配布せずに済んだ』
『給料日前でお金がなくて困っていたら、臨時収入があった』
誰にでも一度は、『神様、ありがとう』と感謝した経験はあるはずです。
これも、超意識のおかげなのです。
では、どうしたら超意識を味方につけることができるのでしょうか?
まずは自分が幸せになる
超意識は、自分だけの欲望を満たそうとしても味方してくれません。
『一人はみんなのために、みんなは一人のために』
これこそが超意識の源(みなもと)です。
とは言っても、自分が幸せでなければ、周りの人を幸せにすることはできませんから、まずは自分が幸せでいることが大切です。
好きなことをして、心地良く過ごしてください。
好きなことがわからないという人は、嫌なことを紙に書き出してみることです。
自然に、心地良いという状態が理解できるようになるかも知れません。
感動したことを思い出す
楽しい、嬉しい、感動したという記憶は、超意識が味方している証拠です。
どんな時でしたか?
どんな映画を観たときでしたか?
どんな音楽を聴いたときでしたか?
なぜそう思いましたか?
楽しかった! 感動した! という記憶を思い出してみましょう。
超意識が目覚めやすいポイントがわかるかも知れません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
日頃、意識することがほとんどない、『意識』の話でしたが、イメージできましたでしょうか?
超意識とは、持って生まれた『魂』のようなものです。
心を落ちつかせ、ゆったりとした気持ちで自分自身を内観すると、超意識に近づくことができます。
ぜひ、超意識を知り、目覚めさせて、自分らしく軽やかに生きるための参考になさってください。