自己嫌悪、『自分で自分自身が嫌になること』ですが、多かれ少なかれ誰もが経験したことがあるのではないでしょうか?
自己嫌悪に陥るきっかけは人によってさまざまですし、都度違った原因で頻繁に自己嫌悪の感情を感じている人もいるかと思います。
自分自身でその状況を打破するため、考え込むうちにさらに深みにはまってしまう悪循環も生まれますよね。自分を責めたり卑下したりとどちらかというと負の感情ですので、できれば回避したいところです。
自己嫌悪に陥り自分を苦しめるのではなく、発想の転換と意識の持ち方でよりHappyな人生を送りたいものです。
そもそも自己嫌悪という感情はなぜ起こるのでしょうか。
自己嫌悪は幼少期からの周囲との比較によって生まれると言われています。自我が芽生え、周囲の人間と自分との違いが把握できるようになります。
周囲の人が出来るのに自分に出来ないという事象が確認できた時、自分はダメな人間なのだと思い始め、そこから自己嫌悪が始まるというのです。
つまり、自己嫌悪の原因は『周囲との比較』なのです。
周囲と比較する事は程度にもよりますが、悪いことばかりではありません。
『あの人にできたのだから、私にもできるはず、もう少し頑張ってみよう』『彼女は何でもできてすごいな、親しくなって私も彼女からいろんなことを勉強させてもらおう』など、他人と比較し、自分が劣っていると感じた時の気持ちの持ち方でその後の意識や行動が変わってきます。
自己嫌悪に陥ることもなく、克服さえもできるはずです。
完璧でない自分を許し受け入れる
『自分ならもっとできるはず』『こんなことで躓くなんて情けない』などという完璧な自分、理想の自分が心のどこかにいるために、その理想に満たない時に自己嫌悪という感情が芽生えてきます。自分の中のハードルが高ければ高いほど、その理想から遠ければ遠いほど、自分を責めてしまうのです。
そこで、簡単にはいかないですし時間はかかると思いますが、完璧にできない自分を許し受け入れてあげるのです。そして、自分に課すハードルも少し下げてあげるとだいぶ楽になるでしょう。
これは甘えや怠けではありません。初めは甘えているだけではないかと感じてしまうこともあるでしょう。しかし、気持ちに余裕が生まれることで、逆に自分になかったものが発見できたり、状況が好転することを、時間をかけて身を持って解ることが何より大切です。
自己嫌悪に陥った自分と向き合う
なぜ今自分は自己嫌悪に陥っているのだろう。根本的な原因は何だろう。苦しいですが、真剣に自分と向き合うことは大切です。必ず答えが出ますし、考えた分納得がいった時気分が晴れ晴れとします。
自己嫌悪自体は負の感情かもしれませんが、その根幹にあるものは、『もっと成長したい』『もっとできるようになりたい』、もっともっとという前に進もうとする向上心です。そのような素敵な気持ちを常に持っている自分に気付いてあげる、褒めてあげると自分自身が好きになり、自信が持てるようになります。
この時心の重しが外れ、ふっと軽くなるのです。自分は一生懸命頑張っていたんだ、頑張りすぎていたんだ、良く頑張ったねと自身に声をかけてあげられれば、もう大丈夫です。
相手を許し受け入れる
自己嫌悪に陥る人は、完璧主義で自分にも他人にも厳しい傾向にあります。自分を嫌っている原因となる部分を他人にも見つけてしまうと、その他人までも許せなくなってしまうのです。自分を許し受け入れられない度合が大きいほど、他人も許し受け入れにくくなってしまうようです。
また、他人に許せない面を見つけてしまい、それが自分の中にもあると感じたらなおさら自分を嫌いになってしまうという現象もあるようです。
他人を許せないということは、その人にきつくあたってしまい、そんなつもりはなかったのに・・・と後悔して自己嫌悪、その後ぎくしゃくした関係になってしまったりと、まさに負の悪循環に陥ります。そんな時はいったん落ち着いて、ここで自分が相手を許し受け入れれば、何か変わるかもしれない。
私は自己嫌悪に陥ることもなく、相手も嫌な思いをせず何かに気付くかもしれない。と意識を切り替えてみましょう。それを繰り返しているうちに、意識の切り替えにも慣れてきますし、それができている自分を偉いと褒められるようになってくるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
このように、少しずつ意識を変えることで行動が変わり、自然と根本的な考え方が変わってくるはずです。そうすれば自分のことを好きになってあげられます。
自分のことを好きな人は周りの人からも好かれます。たくさんのHappyが舞い込んできます。いろいろなことがスムーズに回るようになり、人生にHappyが生まれるのです。