現代ではスマホが普及し、メールよりもLINEを使って連絡を取る人々も多くなりました。
また、連絡手段としてだけでなく、日々のコミュニケーションの一環として利用される方も多いです。
そんな現代に生きる人たちの心を悩ませるのが『既読スルー』です。
既読スルーとは、LINEのメッセージを読みながらも何の返信もしないことを指します。
既読スルーをされると不安になってしまう方もいらっしゃると思います。
しかし、既読スルーをする背景には様々な事情や心理があるのです。
そこで今回は、既読スルーをされる理由についてお話します。
忙しくて返せない
電車に乗っている時や自宅でくつろいでいる時にLINEのメッセージを受信すると、すぐにでも返信できる心の余裕と時間の余裕があります。
しかし、人生は暇な時間ばかりではありません。
仕事や育児、介護などに追われ、忙しい時には、受診したLINEのメッセージを読むことは出来ても丁寧に返信するような時間と余裕がありません。そのため、既読スルーをしてしまうのです。
また、忙しい時にメッセージを受信しても返せないことをわかっていて、既読を付けないように心がけている人もいらっしゃいますが、うっかりメッセージを開くボタンを押してしまうこともあります。
返すことを忘れてしまったから
皆さんの中には、メールを受信しながらも返信することを忘れてしまった経験のある方がいらっしゃるでしょう。
メールは未開封であると、新着メールとして表示されますが、開封してしまうと、未開封メールとして表示されなくなります。
これは、LINEも同じで、未読メッセージのあるトーク画面には印が現れますが、既読になるとマークが消えてしまいます。
メッセージを読んですぐに返信できず、「あとで落ち着いて返信しよう」と思っていても、LINEのトーク画面に未読メッセージのマークがないために、すっかり返信することを忘れて、その結果既読スルーをしてしまうケースもあるのです。
返信内容に困っているから
LINEやメールに限らず、誰かから重い内容の相談を持ち掛けられたり、返事に困る話をされた経験のある方は多いでしょう。
LINEの特徴は、リアルタイムでチャット感覚でメッセージのやり取りをすることが出来る点ですが、人生相談のようなシビアな内容に対する返信は軽々しく打てるものではありません。
また、相手が悲しんだり落ち込んでいる様子を感じ取って、かける言葉に迷っているためにメッセージを読みながらも既読スルーをしてしまうケースもあります。
返信の必要性を感じなかったから
メールやLINEでやり取りをしていると、最初は質問や連絡事項などの用件が含まれていても回数を重ねるうちに雑談になり、最後には話を終わらせるタイミングを見失ってしまうということは人生の中でよくある話です。
仕事から離れたプライベートな時間であっても、そうした時間にしかできないような家事や趣味を行うためには、全ての余暇をLINEに費やすわけにはいきません。
そのため、LINEのやり取りをしていて、「これは会話を終わらせるタイミングかな」と判断して既読スルーをするのです。
やりとりを面倒に感じたから
友達とのやり取りでも、恋人とのやり取りでも、LINEで楽しく会話で盛り上がっている時は夢中になれますよね。ですが、やり取りをしている相手も同じに思っているかどうかは別問題です。
疲れていたり、見たいテレビがあったり、LINEでのやり取り以外にやりたいことがあると、既読スルーをしてしまうのです。
待ち合わせ場所に向かうために急いでいるから
友達と遊ぶ時や恋人とのデートの時、待ち合わせの連絡もLINEで行うことがあります。
LINEはメールよりも手軽に送れるので、こうした状況では非常に便利だと言えます。
しかし、待ち合わせの際には既読スルーが起こりやすくもあります。
例えば、相手から到着した旨を伝えるメッセージが届くと、メッセージを読みながらも、相手を少しでも待たせないようにと慌てて待ち合わせ場所に向かおうとするため、返信が打てずに既読スルーをしてしまうことになってしまうのです。
やりとりの最中に眠ってしまったから
睡眠欲は人間の三大欲求の一つであり、睡魔に勝つことは難しいです。
仕事も終えて帰宅してから、夜のリラックスタイムにLINEをされる方も多くいらっしゃると思います。
ですが、疲れた体でスマホの画面を見ているとだんだん目が疲れて眠たくなり、LINEの画面を開いたまま眠ってしまうこともあります。その結果、既読スルーをしたことになってしまうのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
LINEのメッセージに既読がついていても、相手から返信が来ないと、不安で仕方がなくなってしまうこともあるでしょう。
しかし、既読スルーをする心理には「嫌っているから」といったものだけでなく、忙しさや相手を思いやるがために返信内容に困ってしまうというものもあるのです。