友達と呼べる人はいるけど、相手にどう思っているのだろう?
FacebookやTwitterで友達がいるけれど、それって本当に友達なのだろうか?
本当の友達とはどんな人をいうのだろう?
あなたもそんなことを考えるときがあるはずです。
ここでは、あなたの友達が本当の友達かどうか、チェックできます。
とはいえ、本当の友達でなかったとしても、がっかりする必要はありません。
相手を知ることで、その人とどう付き合っていくのがいいか、知ることができるからです。
意外な人があなたの真の友人である可能性もありますよ。
友達とは?
原点にかえって考えてみましょう。
友達とはどんな人をさすのでしょう?
友達というカテゴリーは、とても広い意味で使います。
たとえば、顔も知らないけれどFacebookやTwitterなどでつながっているだけの人も友達と呼びます。
飲み会のときに一度会っただけの人も、ある意味、友達です。
友達ってとても便利な言葉ですよね。
何か頼みごとをするときに、そんなに親しくなくても
「友達だからいいじゃない。」
「友達だからお願い!! 」
なんていわれると断りにくくなります。
2~3回顔を合わせただけなのに、友達だと勝手にいわれてしまうこともあります。
そんな風に日々過ごしていると、本当の友達とただの知り合いとがごっちゃまぜになってきます。
まずは、自分が友達だと思う人を思い浮かべて、次のチェック項目と照らし合わせてください。
これで、本当の友達かどうかがわかります。
本当の友達かどうかを8項目でチェック
次の項目、全てに当てはまる人があなたの本当の友達です。
1.悪い部分を叱ってくれる
良くない発言や行動をしたときに、しっかりとダメな部分を叱ってくれる人が本当の友達です。
あなたを思っているからこそ、言いにくいことも伝えてくれるのです。
2.いつでも味方でいてくれる
他の人と意見が分かれたとき、孤立してしまったとき、どんな時でもいつでも味方でいてくれるのが本当の友達です。
たとえ嫌われても味方でいてくれるのが真の友達です。
3.喜びを分かち合う
あなたに嬉しい出来事があったときに、一緒に喜びを分かち合ってくれるのが本当の友達です。
あなたが幸せになることを一緒に喜んでくれる人が、あなたを本当に思ってくれている人なのです。
4.沈黙が安らぎに感じる
一緒にいるときに、沈黙の時間があっても、かえってそれが安らぎに感じるなら本当の友達です。
「何か話さないと・・・」と考えてしまうのは、相手に気を使っている証拠です。
5.辛い時に駆けつけてくれる
あなたが辛くて落ち込んでいるときに、すぐに駆けつけてくれるのが本当の友達です。
自分の都合を優先するならば、本当の友達とはいえません。
6.気持ちを察してくれる
乗り気ではないときや気持ちが落ちているときに、何もいわずに察してくれるのが本当の友達です。
一緒に楽しむはずだった場所で暗い顔をしていても、そっと見守ってくれるのが真の友達なのです。
7.一緒にいるだけで気持ちが楽になる
特に何もしていないのに、一緒にいるだけで気持ちが楽になる人が本当の友達です。
顔をみるだけでも、安心感が生まれてきます。
8.自然体でいられる
自分を飾らずに自然体でいられるのが本当の友達です。
一緒にでかけるときに無理して相手に合わせなくても、そのままの自分でいられる人が真の友達なのです。
いかがですか?
全てに当てはまる人はそばにいましたか?
次は、本当の友達ではない人がどんな人なのかをみていきます。
本当の友達ではない人の8つの特徴
本当の友達ではない人は、次に紹介する8つの特徴をもっています。
1.自分が幸せなときだけ連絡をしてくる
あなたが幸せかどうかよりも、自分の幸せが優先です。
自分が幸せなときだけ連絡をしてくるのが本当の友達ではない人の大きな特徴です。
2.あなたの都合を考えない
本当の友達ではない人は、あなたが忙しいときや辛いときなどに、あなたの気持ちや立場など考えてくれません。
すべて自分の都合でどんどん進めてきます。
3.都合が悪いと未読スルー
困っているときに連絡しても、自分の都合が悪いとLINEなどを未読スルーします。
そして、後日、「ごめん。気がつかなかった。」と平気で言い訳をします。
4.一緒にいると落ち着かない
気が合わないだけでなく、一緒にいるとなんとなく落ち着かない人は、本当の友達ではありません。
ついつい気を使ってしまうのは、相手が気を使わせているからです。
5.悪い部分を見て見ぬふりをする
あなたに悪い部分があっても、見て見ないふりをします。
意見を求めると「別にいいんじゃない? 」と、いい加減な返事をしてきます。
正直、陰で何をいわれている知れたものではありません。
6.話を聞かない
自分の話したい話を延々とする反面、あなたの話はさっさと切り上げます。
自慢話や悪口が多いのが特徴です。
7.困っているときに見捨てる
あなたが本当に困っているときに、忙しいなどの理由であなたを避けようとするなら、その人は本当の友達ではありません。
特に、孤立しているときに知らんぷりするようなら、友達だと思わないことです。
8.過去の失敗を責める
あなたの過去の失敗をいつまでも責める人は、本当の友達ではありません。
本当の友達なら、過去を責めるよりも今のあなたを評価してくれます。
いかがですか?
あなたが本当の友達だと思っている人に当てはまる部分はありますか?
ひとつでも当てはまるものがあったのだとしたら、残念ですがその人は本当の友達ではない可能性が高いです。
本当の友達だとわかった私の体験談
普段から、注意ばかりしてくる友達がいて、ウンザリしていました。
そんなある日、働き過ぎで体調を崩して動けない日々が続きました。
その時も
「だからいったのに! 注意したよね、働き過ぎだって。」
と怒られてしまい萎縮していると、
「まずは病院に行こう。大丈夫すぐ治るよ。」
と、嫌がる私を無理やり車に乗せて病院まで連れて行ってくれました。
そして、一緒に診察室に入り、私の姉のふりをして、今後どうやっていくべきかをメモを取りながら真剣に聞いてくれたのです。
その後も、自分の仕事が忙しいにも関わらず、夜勤明けでも病院に連れていってくれました。
体が辛くて苦しんでいると、手を握って
「大丈夫。絶対大丈夫。こんな病気すぐ治る。」
と励ましてくれました。
夜中に体調が悪くなったときも、かかりつけの病院に電話して泣きながら受診させてくれるように頼んでくれたのです。
そのおかげで、今の私があります。
あのまま体調崩していたらどうなっていたのか・・・
彼女には、今でも無理をすると叱られてしまいます。
いつも何気なく訪ねてきて様子をみてくれているのです。
注意してくれていたのも、私を本当に思ってくれているからなのだと実感しています。
本当の友達のふりをされていた私の体験談
とても信頼している人がいました。
その人は、事業を始めたときにも相談にのってくれて、色々なアドバイスをたくさんくれました。
食事にも良く誘ってくれたので、一緒に過ごすことも多かったのですが、身内に不幸があった後に、その人の本性を知ることになりました。
お通夜で悲しみにくれていると、
「ちょっとちょっと。どうしたの? 何で死んだの? どうやっていつ死んだの? 」
と、顔をみるなり聞いてきたのです。
「今は話す気になれなくてすみません。」
というと、
「せっかく来てやったんだから、話しなよ。それ聞きにきたんだから。」
と、無理やり聞き出そうとしてきました。
その光景をみて親戚が
「今は疲れているので、後にしてもらえませんか? 」
と、私を部屋の奥に連れて行ってくれました。
そのとき、親戚の人が言いました。
「心無い人だね。一番辛いときに、その状況なんて話すことないから。」
その一言で、私は、この人は信頼してはいけない人だったのだと気がつきました。
後日、仕事場でお通夜に行ったこと、誰からか聞いた死んだ経緯などを話のネタにして、まわりの人と話していたそうです。
他の人からは
「すごく失礼だけど面白がっている感じだった。人の不幸が楽しい人だから仕方ないか。」
といわれ、本当の友達ではなかったのだと確信した次第です。
自分が本当に辛いときにそっとしておいてくれるのが、本当の友達です。
あなたの周囲にも、こんな人いませんか?
気をつけてくださいね。
本当の友達を作る方法
本当の友達は、作ろうと思ってもすぐに作れるものではありません。
まずは、あなた自身が信頼できる人になる必要があるからです。
信頼してもらえる人になるためには、次のことからまず実行してみてください。
- 相手の立場になって物事を考える
- 人の気持ちに土足で入らない
- 常に一生懸命頑張る
- 人から聞いた話を他人にむやみに話さない
- 相談してきた人がいたら最後までしっかり話を聞く
- 注意すべきことがあれば、勇気を持って注意する
- 人と笑顔で接する
- 挨拶や返事はきちんと素早くする
この8項目をまずはクリアすることです。
こんなことで?と思うかもしれませんが、本当の友達を作るためには、まずあなたが信頼される人になることが必要なのです。
誰からも信頼される人になれば、自然と本当の友達ができます。
本当の友達は、数ではありません。一生に一人いれば十分です。
まとめ
あなたの友達は本当の友達でしたか?
もしそうではなかったとしても落ち込まないでくださいね。
あなた自身が変わることで、自然と人が引き寄せられ、いつのまにか本当の友達と呼べる人があらわれます。
もしかしたら、あなたの家族や親戚があなたの本当の友達かもしれません。
最高の親友は、夫や妻だという人も少なくないのです。
本当の友達とのご縁は、一生、大切にしていきましょう。